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「若葉・九条の会」ニュースレター第18号
(2008年2月22日発行)
わかば・新春平和と文化のつどい(1月26日(土)・若葉文化ホール)
みなさまのご協力で、楽しいひとときを持つことができました。
‘08年「若葉新春平和と文化のつどい」に聴く側から妻と参加しました。
開催に至るまでのご苦労、多きことでしたでしょう。そして、実行委員皆様の努力のもと、すばらしいコンサートとなり感激いたしました。ステージから伝わって参ります出演くださった方々「平和を願う音楽家の会」「地域にて活動されている合唱団」の音と言葉による平和希求への思いは、心の中にぐんぐんと浸みて参りました。
特に、志半ば凶弾に倒れられた前長崎市長伊藤一長さんの「被爆60年、‘05年、長崎平和宣言」による「あきらめないで」の合唱をワンテンポ遅れながらも自然と音階を追い、詩を噛み締めながら口ずさんでいました。
長崎の空に響きわたる鐘の音、世界中の核を持つ国の指導者の皆さん、アメリカ市民の皆さん、日本政府に求めます 若い世代の皆さんと語りかけ、呼びかけ、終りに原爆で亡くなられた方々の御霊への鎮魂。平和を祈念する宣言は胸に迫り、説得力を持って迫ってくる言葉です。
つどいの終り、ステージと聴衆による全員合唱「ふるさと」を大声で歌い余情を残しながら会場を後に致しました。今、平和憲法を改憲する方向付けが着々と進められ、戦争をしない国、日本が、戦争のできる国に変わろうとする瀬戸際です。平和希求の運動は、国民一人ひとりが強く連帯し、九条を守り、生かすことに努力して行かねばならない大切な時です。より多くの方々に九条の会への参加を願わずにはいられません。 ボーダレスの世界は、何時くるのでしょうか。 (都賀の台: 佐古口 護)
年が明けた1月26日の午後、モノレール千城台の駅から若葉文化ホールを目指して人の波が続いた。年齢はさまざま。「新春平和と文化のつどい」に参加する人の群れである。半年まえの夏、7月15日日本国憲法誕生のドラマ「日本の青空」を観に出かけた時と同じ光景である。 「平和」に対する同じ「思い」を持った人たちが、集まってくるのは、限りなく嬉しい。日本中が、こういう人たちで溢れかえって来てほしい。そう思いながら、私は会場に足を運んだ。ロビーには一言では表現できないほど、いろいろの主張を持ったグループが、それぞれにアピールしていて、賑やかなことこの上もない。集会は「一部」と「二部」に分かれ、独唱、コーラス、楽器演奏、朗読と盛り沢山だ。コーラスは、混声合唱をふくめて、千葉市内にこれほど多くあるとは予想外だった。「会津磐梯山」のような民謡から、美空ひばりの歌まで、演奏者も楽しんだ。音楽は平和の象徴の一つだ。民謡といえば、スペインのカタロニア地方の民謡、「鳥の歌」のファゴットに感激した。ファゴットは余りなじみのない楽器で、この会場で初めて目にした人も多かったに違いない。カザルスのチェロの演奏はお馴染みだが、ファゴットの音色は会場を「しん」とさせた。バルセロナの郊外にあるカザルスの生家を訪れたことを思い出した。十月の明るい日の下で小さな家は静まり返っていた。フランコ政権下では、カタロニア地方は、カタロニア語を使うことが禁じられていた。鳥は、ピーチェ ピチェ 平和 平和と鳴くのに。
(みつわ台:柳田 順 ♪♪♪♪♪♪♪)
会場は満員の盛況でした
第2回千葉県内「九条の会」交流集会
1月12日(土) 千葉大学「けやき会館」 朝からの強風と氷雨の中、県下70の会から 400人が参加し、会場は満席となりました。
集会は「千葉県うたごえ九条の会」による「憲法九条 五月晴れ」の合唱でオープニングし、まず、「全国の九条の会」事務局長の小森陽一さんが「九条の会の現状と私たちが切り開くもの」のテーマで、全国6,801の会(‘07/11月現在)まで発展した運動の広がりとその背景、また、私たちのめざすべき運動の方向―九条の世界平和に果たしている意義を話されました。
続いて「国連憲章と日本国憲法―日本にとっての国際貢献とは?」のテーマで、伊藤塾塾長の伊藤真さんが 2時間にわたり記念講演を行いました。伊藤さんは憲法の一般法との性格の違い、憲法が持つ力などについて、過去の世界や日本の失敗、成功の歴史に触れながら、具体的かつわかりやすく話されました。現在の日本の教育の現状と問題点や権力側の狙いなどについても触れたおはなしでは、今取り組んでいる私たちの運動(憲法九条を守ろう、活かそうという運動)と憲法の力のすごさ、を再認識しました。
午後は7つの「分散会」で活発な意見交換 各会場とも経験交流、意見交換の発言が途切れることなく続きました。千葉県には準備会も含めて‘07末現在304の「九条の会」が生まれているとのことです。 私たち「若葉・九条の会」からは世話人を中心に約20名が参加しま、第7分散会の司会進行と共に、交流集会全般の実行委員も分担しました。第7分散会では<会の運営は、会費制かカンパのいずれが良いか><学習を中心にしている><外に出て、署名活動、宣伝活動も大事><農村地域で小さな会では、大きな催しがむずかしい><署名は気張らないで気楽にやって成果を上げている><署名活動をしたらそれがどうなったか・・国会に届けた等の報告が大切><参加者、会員とのコミュニケーションのためにニュースの発行、配布は欠かせない> などの討論や意見交換をおこないました。私たち「若葉・九条の会」からは千葉駅頭などでの「シール投票」、「新春平和のつどい」の開催の経験、節目、節目に行っている宣伝活動について報告しました。大きな盛り上がりで、大成功となった今回の第2回交流集会でしたが、来年は更に沢山の実践経験や知恵と工夫が持ち寄られることでしょう。 (報告:都賀の台・小宮)
<お出かけ情報>
● 北東アジア非核兵器地帯の可能性
日時:2月23日(土) 14時〜18時
場所:有楽町朝日スクエア資料代:1000円 学生500円
第1部:基調講演 北東アジア平和の条件 佐々木寛(新潟国際情報大学) 北東アジア非核兵器地帯の意義 梅林宏道(ピースデポ代表)
第2部:議員フォーラム第3部:市民フォーラム 市民自治体の役割 上原公子(前国立市長)田中照己(日本被団協)丸山善弘(生活者協同組合かながわ)
●2・23平和憲法を守ろう!千葉県民集会
日時:2月23日(土)13時30開会
場所:千葉県労働者福祉センター大ホール
講師:糸数慶子(参議院議員)ミニコンサート:ユニオン/ニューフィル 千葉メンバー資料代:500円 発言の広場、集会後デモ行進
●九条の会講演会: 小田実さんの志を受け継いで
日時:3月8日 開場12時、開会13時30分
場所:渋谷C.C.Lemonホール
講演:井上ひさし(劇作家)大江健三郎(作家)奥平康弘(憲法研究者)加藤周一(評論家) 澤地久枝(作家)鶴見俊輔(哲学者)
音楽:チェロとピアノの演奏 チェロ演奏 渡辺宏(東京ビバルディ合奏団代表)ピアノ演奏 山形明朗 前売り券1000円、当日券1200円 口座名:九条の会 口座番号00180−9−611526 通信欄に講演会入場券○枚希望と お書き下さい。
●アレン・ネルソントークライブin千葉 金持ちが儲けて、貧乏人が殺される これが戦争の本質だ!
日時:年3月8日(土)18:15分開場、18:30分
開演場所:千葉生涯学習センター・2Fホール
資料代:一般千円、高校生以下500円、 小学生以下無料
●星野文昭絵画展
日時:3月18日(火)13時~3月23日
場所:船橋市民ギャラリー(船橋スクエア21ビル3F)
主催:再審無罪・釈放を! 星野文昭絵画展実行委員会
●イラク・アフガン戦争に 反対する県民集会
日時:3月20日(木・祝)13時30分開場 14時開会
場所:市民会館小ホール
講師:天木直人(元レバノン大使)テーマ:日米軍事同盟とアジア・中東情勢)参加費:500円
●憲法と地方自治「憲法をくらしに生かす新潟県加茂市のとりくみ」入場無料
日時:3月22日 14時〜16時30分
場所:千葉県教育会館大ホール講師:小池清彦(新潟県加茂市長)主催:千葉県弁護士会
編集後記:岩國の市長選では、いかに今の日本人がアメに弱いかを見せつけられた思いがしました。お金に換えられない大切なものを売り渡してしまったのです。無念。
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「若葉・九条の会」ニュースレター第17号
(2007年12月15日発行)
新春平和と文化の集いのお知らせ
例年みつわ台公民館で行ってまいりました「新春平和の集い」には、たくさんのご参加をいただきまして、会場が狭くなりました。来春はさらに多くの地域の皆さまと文化交流を深めるために会場を若葉文化ホールに移し実行委員会主催で行うことになりました。お誘い合わせ、ご参加下さい。お待ちしています。
新春平和と文化の集い 日本と世界の平和を願って日時:1月26日(土)午後2時場所:若葉文化ホール(モノレール千城台駅より徒歩3分)参加費:500円
第1部 独唱と朗読、ファゴット演奏 出演ソプラノ歌手 浪岡浩子さん ファゴット演奏 加藤洋男さん
第2部 合奏と朗読ギターとうた 若葉女声合唱団 混声わかば 朗読 エーデルワイス 千葉合唱団
主催 若葉新春平和と文化の集い実行委員会後援 千葉市教育委員会 朝日新聞千葉総局 東京新聞千葉支局 千葉日報社 毎日新聞千葉支局
憲法九条を変える?変えない? 月例シール投票結果
日時:11月4日(休日) 時間:14時30分から16時30分まで場所:千葉駅東口 テロ特措法の期限切れのため、与党は給油を継続しようと「新テロ特措法」を国会に提出しました。これに賛成?反対?の全国投票は11月23日(金)~12月9日(日)まで31カ所で行われています。若葉九条の会では一足先の11月4日に、投票を行いましたので報告します。参加スタッフ者は15名でした。
憲法九条を:変えない 226(79.6%) 変える 35(12.3%) わからない 23(8.1%)
新テロ特措法に:賛成 11 (5.4%) 反対 170 (82.9%) わからない 24 (11.7%)
「九条の会」の第二回交流会が11月24日に都内で行われました。550の会より千人余の会員が参加し、交流しました。会の総数は昨年の交流集会時から、1600程増え、6801に広がったと報告されました。 今回の交流会は11の分散会に加えて、新たに青年分科会が設けられました。そこは廊下にはみ出す程参加者があり、青年らしく元気に交流する様子が隣部屋に集う私達にも感じ取れてうれしくなりました。 全体会や分散会で印象に残った参加者の発言等を以下に紹介します。
○ 安倍さんより福田さんの方が手ごわい相手。憲法を空虚にする企みがある。運動が長丁場になると認識し、ゆっくり大きな会にしよう。これからは九条を生かすことと日常性に結びつけることが大切。~加藤周一さん
○ 改憲反対の根拠には多様なニュアンスがある。オーバーラップ、コンセンサスを束ねて現実政治に反映させるのが「九条の会」の役割。~奥平康弘さん○ ひしひしと感じる生活に対する圧迫をなんとかしたい。九条で世直しの市民運動をやりたい。私は小さな人間だけど一人でないから希望をもって生きている。~澤地久枝さん
○ 毎月400個のバッジを売らないと会の家賃が払えない。「バッジ売りの少女」と呼ばれながら16000個売った。~足立区 江北9条の会
○ 映画上映運動をしながら9条をPR。「女房も含めておれの周りは皆九条の会になってしまった」と保守系の議員がぼやく。 ~掛川九条の会
○ 日々公園に行き集めた署名が8500筆。母子、バーベキューをするグループ、スケボー兄さん、外人カップル、と多様な人が応じた。「九条おじさん」という名がつき界隈の有名人になり、更に集めやすくなった。~小金井 箕輪さん (報告:みつわ台 小野寺 力)
◎「九条の会」アピールへの賛同の輪を創意をこらして広げ、9条改憲反対、9条生かそうの圧倒的世論をつくろう。
◎職場・地域・学園の草の根で、日本国憲法9条のすぐれた内容と改憲案の危険な内容についての理解を深めるための大小無数の集会を開こう。
◎当面、「すべての小学校区に九条の会」を合言葉に、文字どおり思想・信条・社会的立場の違いをこえた「会」をつくろう。地域・分野の「会」のネットワークをつくり、交流・協力しあって運動を前進させよう。 2007年11月24日 「九条の会」第2回全国交流集会
靖国神社見学 参加しました 戦争の時 子どもだった
夏祭りには、その時々の流行歌が流れ、屋台が並ぶ。ただ広い空間があるだけの遠い記憶の中の靖国神社。一度しっかり見学してみようと思っていた。「ガイド付き」ということで参加を決めた。やはりガイド無しでは、勉強不足も手伝って理解できないこと、知り得ないこと等もあり、一日だけでは時間が足りなく思った。はじめて見た「零戦」の小さく粗末なことの驚き。展示品をザッと見ただけで、どれ程の人達が真剣に戦争について考えるキッカケになるかどうか疑問にも思うが、しかし 遊就舘は限りなく戦争 の正当性を強調し美化している点は間違いない。
時の権力者により変わる教育内容。真実を知ることの大切さと難しさを強く思う。子どもの頃「中国人の脚を片方ずつ別の馬に結び、それぞれ別の方向に走らせた」と云うのを聞いた。戦争とはそう云うことをするんだと、その時思ったのが戦争に対する私の原点になったと思う。体験者の話を聞き、又どんな小さな子どもたちにも、話し続けることが戦争反対の大きな力になる様に思う。わずか6、7歳だった私がいまだに忘れずにいるのだから・・・。( みつわ台・小川しま子)
ぼくらは 戦争を知らない
靖国神社は小泉元首相の参拝問題などから「早く無くしてしまえば良い」と思っていました。250万余の英霊は本当に靖国神社に皆、「祀られていたい」と思ってはいないと考えていたからです。故郷に眠っている父や母、兄弟や友たちと眠りたいと思っているはずです。しかし、行ってみて逆の想いにかられました。「靖国神社は残しておくべきだ」という考えが新たに湧いてきたのです。
靖国神社の遊就舘には20世紀の日本がしてきた戦争の歴史が記されています。その一つ一つが本当に真実を知る意味で貴重です。中でも映画「出口のない海」でその名を広めた「人間魚雷『回天』」を見た時は「こんなものに乗って死にに行ったのか」と絶句しました。その他、艦上爆撃機「彗星」、ロケット特攻機「桜花」、戦跡収集品などなど、これが美しい国日本の正体なのでしょうか?( 千城台・神保義信会員.教育9条の会世話人,若葉の平和詩人)
カンパのお願い 若葉・九条の会の活動費は、皆さんの寄付金等によって賄われています。会の運営費は年間14万円程度(過去2年間実績)で、今年度は収支とも縮小し、単年度赤字が予想されます。つきましては、会の積極的な活動を支えるためカンパ(1口1000円)を訴えますので、よろしくお願い致します。(財政担当・村松)郵便振込口座 00130-3-723858 若葉・九条の会
<憲法九条シンポジウム>九条の会千葉県交流集会
開催日時:2008年1月12日(土)9時15分
開場場所:千葉大学けやき会館資料代:1000円 学生は無料
プログラム9:40オープニングセレモニー平和の歌声(千葉県うたごえ九条の会)
10:00 実行委員長挨拶
10:10 九条の会からの報告 小森陽一氏(東京大学教授・九条の会事務局長)
「九条の会と私たちが切り開くもの」
10:40 記念講演 伊藤真氏(伊藤塾・塾長)
「国連憲章と日本国憲法—日本にとっての国際貢献とは?」
12:20 事務局長より、午後分散会諸注意 昼食休憩
13:30:分散会 県内64団体が参加。7つの分散会に分かれてそれぞれの
活動報告及び交流。
千葉大九条の会 「わたしたちは九条をえらびます」「憲法九条を守りたい」のはあなた一人じゃないよ!日時:12月18日(火)18時から場所:千葉大学法学部・105教室講師:品川正治氏(経済同友会終身幹事) “戦争、人間そして憲法九条“ 経営者が原点を語る主催:千葉第九条の会このイベントでは、500人の学生が集まって、九条への思いを発信します。
若葉九条の会の催し12月例会・勉強会・忘年会
日時:12月16日(日)13時30分-16時
場所:みつわ台公民館第1会議室
スケジュール13時30分-15時 勉強会「集団的自衛権とは何か」第5章、第6章
15時―16時 例会:新春平和のつどい、交流集会への取り組み、今後の活動
について、
17時30分―20時 忘年会場所:泰元紀(中国料理)(予定)、会費2000円。
9条世界会議
開催日:2008年5月3日(土)〜5日(月)
場所:幕張メッセ国際会議場9条を支持する世界の声を集め、9条を世界へとひろげる会議です。10,000人参加を目指しています。来年のGWは9条でいきましょう。
詳細は:http://whynot9.jp/first/
編集後記:沖縄辺野古の新基地建設、座間基地移転、グアム移転等住民の強い反対を押し切って進められている米軍再編に国民の税金が湯水のごとく使われています。それを仕切っているのが守屋容疑者等官僚と防衛族議員。群がる企業の筆頭が三菱、次いで川崎重工等々、山田洋行は0.5%の受注金額にすぎない(S. H.)。
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「若葉・九条の会」ニュースレター第16号
(2007年10月25日発行)
9月9日のシール投票結果
9月9日午後3時から5時30分までJR千葉駅で行われたシール投票風景です。高校生らしい若者が沢山シール投票に参加してくれ大変楽しい行動でした。
9の日で毎月行われている「憲法九条を変える?変えない?」の投票と一緒に「テロ特措法」の延長に賛成?反対?の投票も行いました。
投票結果は
憲法九条を変えない226(79.6%)、変える35(12.3%)、わからない23(8.1%)
テロ特措法の延長に賛成11(5.4%), 反対170(82.9%), わからない24(11.7%)
(参考:テロ特措法全国集計 賛成1,136(10.8%), 反対(82.9%), わからない(12.8%))
全国45カ所で一斉投票が行われた結果は http://terotk.exblog.jp/にありますのでご覧下さい。
海上自衛隊によるインド洋での給油は主にアメリカ艦船に対して行われ、イラク戦争に使われたことが今では明かになっています。
「集団的自衛権とは何か」
豊下楢彦著 連続学習会( 9/30,10/21)
最終回12月16日13:30みつわ台公民館
個別的自衛権・・「自らの国が攻撃された場合に自衛する権利」
集団的自衛権・・「国と密接な関係にある外国に対する武力攻撃を、自国が直接攻撃をされ
ていないにもかかわらず、実力を持って阻止すること」
今日までの政府見解・・自衛権は有している。国際法上、集団的自衛権も保有はしているが、
憲法上行使不可。自衛権も憲法9条の下において、わが国を防衛するた
めの最小限度にとどめるべき。
◇ 国際的経緯・・・国際連合と国連
憲章・・1945年設立、憲章採択。
国連憲章51条・・個別的自衛権、集団的自衛権共に個有の権利と規定。
(「自衛権概念」導入の歴史的経緯、米、英、仏などの思惑と1979年、1981年レーガン政権
を経て、2002年「米国の国家安全保障戦略」(ブッシュドクトリン)に至るまでの状況、米戦
略を詳細に検証。.2002年イラク戦争開始のアメリカの理屈→先制攻撃の拡散という危険に
至る。
◇ 日米安保条約(旧1951)、新は1960年署名「日本国とアメリカ合衆国との相互協力及び安全保障の条約」と「平和憲法」の関係の50年の歴史。
「集団的自衛権」→ 日本にある米軍基地のみを防衛。
アメリカにとっては日本の米軍基地確保が最重要。沖縄の犠牲。
広義の集団的自衛権・・基地提供、経済援助。
狭義の集団的自衛権・・武力行使(憲法上不可)。
自衛隊がイラクに派兵されても武力行使はできなかった。
◇ 政府解釈・・1996年、安保条約の目的が「極東」から「アジア太平洋地域」に拡大。2001年「テロとの戦い」がアメリカの国家戦略に。「米国の世界戦略」への「日本の一体化」が要求されている。
アーミテージ“憲法9条が日米同盟関係の妨げになっている”
◇ 日本はアメリカと対等か。
「主体的判断」が可能か。
米軍は日本を守ってくれるのか。
「核の傘」とミサイル防衛の現実。
武力による「テロとの戦い」の結末は?
(以上第四章まで終了)
12月16日の最終回にどうぞお出かけ下さい
内閣法制局とは? 長官って、今だれ?
「核の傘の下」とはどういうこと?それって「安全なの」?
一つ 一つ 立ち止まって、考えています。週刊誌のコピー、新聞の切り抜きなどを持ち
寄って、喧々諤々。議論は佳境です。(第五章から<おわりに>まで)
忙しくてテキストが読めなくてもいいです。
テキスト(岩波新書)残部少しまだあります。
インド洋での給油が国会で問題になっています。
今、私たちが選択する道は,アメリカの戦争に まきこまれるか。世界の平和を目指すのか
問われているように思います。
行ってきました
千葉大学公開講座
10/13,10/20 西原博史・・ 憲法改正論における国民と国家の関係
岩間昭道・・ 憲法9条と解釈・変遷・改正
阪口正二郎・ 改憲問題とその現在
巻 美矢紀・ 憲法改正の限界
○ 憲法を使って国民が権力を監視していかなければならない(西原氏)
○ 9条は50年間ずっと拡大解釈されてきた。憲法の理念より安保条約が
優先されてきた現実。真の護憲政党不在。国民が支え手。(岩間氏)
○ いま憲法を変える必要はどこにあるのか。自衛隊の合憲化ではなく
「集団的自衛権を認めさせること」が9条の“改正”の最大のねらい。
改憲派は96条を変えることにより日本国憲法を「硬性憲法」から「軟性憲法」に変え、憲法
を単なる一つの法律にしようとしている。9条は一国平和主義ではなく、アジア諸国への謝罪
と非軍事化の表明。(阪口氏)
○ ネオコン的アメリカの憲法学⇒多数決による民主主義(小泉内閣の手法も同)。
憲法とは多数決で負けたもの、少数をも重視するもの。(巻氏)
われわれ地域で悪戦苦闘している市民としては違和感もあったが、千葉大と市民との連携には意味があると思った。(事務局長・藤木武夫)
“平和憲法”を学ぶチャンス 出来るところに参加しよう
「敬愛大学生涯学習講座」(第5回)
日時:10月27日(土)13:30 ~15:00
講師:館 正彦さん(千葉市・九条の会)「国連と人権」
場所:敬愛大学 当日直接参加可 有料
憲法学習会第1回 日時:11月3日 (土・祝) 14:00~
講師:吉沢 弘志さん 9条と自衛隊の現在(いま)」
場所:千葉県労働者福祉センター 参加費:500円
主催:平和への大結集・千葉
11・3市民集会 武力で平和は作れない!
日時:11月3日(土・祝)14:30〜 コンサート、リレートーク
場所:日比谷野外音楽堂
主催:11・3市民集会実行委員会
講演と文化のつどい 日時:11月10日(土)13:30 ~
講師:品川 正治さん 「憲法と日本経済の展望」
場所:千葉県労働者福祉センター
主催:千葉県革新懇
憲法講座 第2回 (第1回は10/18)
日時:11月15日(木) 18:30 ~21:00
講師:井口秀作「本番を迎えた改憲攻防」
場所:日本キリスト教会舘(西早稲田)
参加費 1000円
12月例会 日時:12月16日(日)13:30〜16:00
場所:みつわ台公民館
勉強会:『集団的自衛権とは何か』(豊下楢彦著 岩波新書)
5章から最後までの予定です
千葉県内「九条の会」交流集会 日時:2007年1月12日(土)
10:00から16:00まで
場所:千葉大学ケヤキ会館
午前:伊籐真さんの講演
午後:分散会 県内12団体からの報告と交流
「新春平和の集い」のお知らせ 日時:2008年1月26日(土)
開場:13時30分、開演14時
会場:若葉文化ホール
第1部:(浪岡浩子さんを中心に)
第2部:若葉地域の文化活動から 全員合唱
参加費:大人500円 学生、子供200円
若葉九条の会ではこれまで2回にわたり「新春コンサート」をみつわ台公民館で催しました。今春は参加者も120人以上になり、好評だったためより多くの方にご参加頂きたく会場を若葉文化ホールにいたしました。新春に平和を願い地域の文化交流を深めたいと思います。お誘い合わせの上是非ご参加下さい。
編集後記:毎月行われるシール投票も定着した感があります。特に若い人が積極的に参加してくれるのが嬉しいですね。自分たちの思いを表現しやすいからでしょうか?憲法9条を知らない人達もいます。会話しながら9条を広めるチャンスです。
11月4日のシール投票では「テロ特措法」に替わる「給油新法」の賛否も合わせて問います。多数のご参加をお願い致します(H.S.)。
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「若葉・九条の会」ニュースレター第15号
(2007年8月28日発行)
シール投票 憲法九条守る 86.4%
8月12日(日)千葉市中央公園で子どもの権利を守るための「チャリティライブコンサートin ちば」が催されました。戦争の犠牲になるのは子どもや弱いものという見地から『若葉九条の会』も参加し、「憲法九条 変える?変えない?」のシール投票を行ないました。ぎらぎら照りつける真夏の太陽の下、集まった人は残念ながら少なかったのですが。「九条は変えない」が圧倒的多数でした。
投票の結果九条を変えない 114人(86.4%) 変える 10人(7.6%)わからない 8人(6.1%)
多くの人に観てもらいたい 映画「日本の青空」
8月15日の空は今年も青空でした。広島原爆投下、長崎原爆投下、そして終戦。明治天皇が定めた大日本帝国憲法は、「戦争の放棄」を掲げた国民主権の新しい憲法にかわりました。しかし、終戦から62年目の今年、日本国憲法をかえるための手続法が成立する動きの中で、戦争被害や原爆被害の実態、新しい憲法の成り立ち等、知らないことばかりだと気づかされます。
映画「日本の青空」は現日本国憲法誕生の物語です。日本国憲法は押し付けられた憲法ではないと主張するこの映画を「わかば文化ホールで上映しましょう」という呼びかけが「日本の青空」千葉市上映連絡会の方からあり、5月には20名の参加を得て実行委員会ができました。多くの方に観てもらいたいと千葉市教育委員会の後援を得て、公民館や学校、地域の自治会、老人会などに広報することができました。
上映日当日は大型台風の影響も心配されましたが、530名の参加がありました。会場では平和活動等を行っている市民団体のブースも開設し、活動の紹介や署名等、市民間の交流ができました。アンケートには「憲法を考えるきっかけとなった」「憲法誕生までの経緯を知らなかった、多くの方に知ってほしい」等が記されていました。映画「日本の青空」をもっと多くの人に観てもらいたい。93万人を擁する千葉市での上映会は、まだ2回だけ。実行委員会形式であるいは団体で、上映会が開かれるよう応援したいと思います。(千城台・高野晴美)
8月15日、敗戦記念日を前に映画「陸に上がった軍艦」を観た。
新藤兼人の帝国海軍水兵体験物語だが、30歳過ぎの社会人が召集され遭遇する人間性をとことん否定し愚劣で滑稽で残酷極まる現実を語る。
1943年3月召集された100人の二等水兵のうち6人だけが宝塚(宝塚劇場)で生き残るのだが、あとの94人は転属の度に海の藻屑となった。
人間がこれほど、チリ、アクタ、ウジムシの如く貶められる状況は戦前の大日本国憲法下では当たり前のことであった。私も同時期陸軍二等兵として、中国で苛酷な兵隊生活を経験したが陸海軍とも全く同じだ。日本の軍隊――戦争の全ての事柄は「朕の命令」という構図で、天皇と支配階級、陸海空軍戦争屋の呆れるほどの無知、無定見、無節操、非人間性に満ち満ちたものだ。 映画を観終わって、現憲法九条の重要さ、大切さ、いとおしさを今更の様に心の奥でかみしめた。(都賀の台・鎌倉忠三郎)
日本軍遺棄毒ガス弾事故現地(敦化)調査に参加して
7月20日から25日までの日程で、中国吉林省敦化市へ行って来ました。敦化市の郊外は旧満州時代、軍事的な要塞の地として飛行場をつくり、日本軍の指揮機関と大量の部隊が駐留していました。
そして大量の武器弾薬の集積地にもなっていた所です。その武器弾薬の中には国際条約で使用を禁じられていた毒ガス弾が大量にあったのです。敗戦の時毒ガス弾は地中に埋められたり、山中に捨てられたりして隠されたのですが、処理しきれずに放置されたままのものもあったということです。1950年代には事故が多発したので新中国政府が重視し、かなり力を入れて遺棄弾薬の処理をしたのですが、まだ大量に残っているのです。
さて今回私たちが訪ねようとした所は、敦化市北の郊外で2004年7月23日、子どもたち四人が川遊びをしている時に偶然見つけた砲弾をいじっているうちに毒液が出てきて二人の子どもの手足に付着する事故があった所です。ここ蓮花泡林場は林業局(営林署のようなもの)が管轄する村で1960年頃から入植した杣夫たちが、家を建てるとき、道をつくるとき、あるいは畑をつくるときに遺棄砲弾がゴロゴロ出て来たそうです。村人たちは1950年代に処理事業が行われたことを知らなかったようです。2004年の事故以前に何件も被毒事故が発生しているのですがなぜか表沙汰にはならず(つまり経験が継承されてなかった)たまたま2004年、被毒した二人の子どもが村の診療所(医者はおらず看護師一人のみ)で手当てを受けているところを林場の場長が見て、これはただごとではないと上級に報告、救急車で二人は市民病院に運ばれ61日間の入院になったのです。
しかし、不思議なことに入院中も退院の時にも、病気についても、入院費用についても、退院後のケアについても一切説明がなく、退院してから2度チェックを頼んだが門前払いだったそうです。二人の子どもは外面的な傷跡はもちろん、風邪をひきやすい、集中力や持続力がなくなった等の後遺症があります。また、事故が原因で疎外されたり、いじめがあったりで一人の子どもは中学二年で自主退学をしています。
この事故をきっかけに村人たちは漸く毒ガス弾の怖さに気づき、自分達の村が他の村に比べてガンによる死亡が多いのはなぜか、痺れや震えの症状、腰の回りなどに発疹がでる、喉の炎症が多いのはなぜなのか、原因は井戸水ではないのか調べてほしいと、林業局の民生部門や市政府等に何度も要求書を出しています。市政府からは一度だけ井戸水を採取に来たけれどデータは見せてもらえず、回答は口頭で一回だけ「大丈夫だ」だそうです。
現在、中国政府は人民の生命の安全を守るために、日本政府と協定を結び何十億円もの予算を使って遺棄毒ガス弾の処理事業をハルバ嶺で進めています。しかしその生命の安全を守るとは、砲弾は危険だから近寄るな、禁止地区に入るなということであって、今現在、被毒して苦しんでいる人や、毒が入り込んだかもしれない水を飲んで病気になっている人たちのケアをしていないのです。
私たちは2004年の事故現場はおろか、蓮花泡林場への入村もできませんでした。上級からの指示ということで理由はわかりません。私たちが敦化に着いた1週間ほど前にも、黒龍江省の最北の地、孫呉にある旧日本軍の地下要塞内で、農民が換金しようと砲弾を堀だし信管を抜く作業中に突然爆発、農民は重症を負うという事故があったそうです。この事故は公表されていません。この様な事故がなぜか隠蔽されようとしている気配が強く感じられます。
市内に転居する若者が多くなっているとは言っても、この村蓮花泡林場にはまだ200人ぐらいの人口があり、未処理の砲弾、毒ガス弾の真っ只中で農業と林業で生活をしています。村の人たちは次のように言っています。
・ 無条件で早く砲弾処理をしてほしい。
・ 子孫のためにもクリーンな土地にしてほしい。
・ ドイツでは処理済と聞いているが、日本はなぜできないのか。日本に持って帰ってくれ。これに対して私たち日本人は何ができるのか、どうしなければならないのか、大きな課題をつきつけられています。(千城台西 渡部 操)
参考:「ぼくは毒ガスの村で生まれた。」 合同出版 2007/5 1,300円
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「若葉・九条の会」ニュースレター 第14号
(2007年7月8日発行)
映画 「日本の青空」上映会
7月15日(日)午前10時・午後2時
千 葉 市 若 葉 文 化 ホ ー ル(モノレール千城台駅徒歩3分)おさそいあわせ お出かけ下さい
日本国憲法誕生の真相を今!
現在の「日本国憲法」の原型となった「憲法研究会・草案要綱」を起草した鈴木安蔵(1904~1983年)は、様々な国の憲法や明治の自由民権憲法案に精通していた。彼は、民間の「憲法研究会」案を通して、日本人のこころにかなった日本国憲法の基礎をつくり上げた立役者である。憲法公布直後には憲法普及会の理事を務め、後に大学で教鞭(憲法学)をとり、日本国憲法の普及に尽力した。高野岩三郎らの活動、GHQと吉田茂、白州次郎らの息詰まるやりとりが描かれています。若き日のベアテ・シロタ・ゴードンさんも登場。大沢豊監督。高橋和也、藤谷美紀、田丸麻紀、加藤剛出演。国立国会図書館の場面は、千葉市の経済大学図書館が撮影に使われました。現代の若者たちが爽やかです。
前売:1000円 当日:1500円 小中高生:800円 チケットの申し込みは「若葉・九条の会」世話人へ どうぞ 木村――043-255-3904 崎山――043-287-2443 鎌倉――043-252-1852
主催:若葉区「日本の青空」上映実行委員会
後援:千葉市教育委員会
「日本の青空」を見て
敗戦後、まっ先に上陸してきたのが米軍偵察隊で、その米軍を受け入れたのが、佐官級宿舎として接収された新橋の第一ホテルでした。
戦争中、始めから日本の敗北を信じていた私はこっそりと英語の勉強をしていた。日本人第1号としてホテルのフロントに就職出来たのは、非常にラッキーな24歳の私だった。
そこで見たり聴いたりした彼等の紳士的な言動と優秀さは、今迄、鬼畜米英のスローガンで教えられて来た日本政府の宣伝が、如何に間違っている情報だったかと思わされた。
その当時の人々(日本人も)とまるで再会出来た様な映画の中の将校たち。涙が流れました。 又、安蔵の妻の「女は子どもを戦争に行かせたくない」というその気持ちが如何に切実か。現在でもまわりのお母さん達から聞こえています。二度と徴兵などしないで下さい!
私は今では86歳の老女ですが現在「九条の会」のビラ配りに毎日の散歩を有効に活かしています。女が力を合わせれば「九条」は守れると信じます。がんばりませんか!(原町・竹田 郁子) (7月15日の本上映に先立ち6月14日に試写会をしました。)
6.16 平和憲法を護るぞ!
千葉市民集会去る6月16日、千葉市内の9条の会が連携協力して「平和憲法を護るぞ!千葉市民集会」を千葉県労働者福祉センター大ホールで開きました。
佐高 信氏の講演会「護憲から好憲へ」に引続き、「千葉市内9条の会」交流集会が開かれました。交流会では思い思いの参加の仕方、楽しいアイディアが発表され、椅子がたりなくなるほど。これからも連絡をとりあうことを決めました。
~~~アンケートから~~~・佐高さんのお話はおもしろかった。・著書を買いました。・日米安全保障条約も軍隊というものも、私たちの安全を守らないのではないか。
関連した図書「護憲派の一分」 (土井 たか子 佐高 信著 2007/4 角川書店 刊 686円)「ひとりひとりのいのち、ひとりひとりの人生」 (佐高 信 著 2005/7 七つ森書舘 刊 1800円)千葉市図書館(公民館図書室でも)にて 借りられます。
「9.11の嘘をくずせ」上映会開催
6月24日(日)の例会で「9.11の嘘をくずせ」上映会が開催されました。アメリカによるアフガニスタン攻撃の発端となった2001年9月11日の同時多発テロ。公式発表では「19人のハイジャック犯が4組に分かれ1」、アメリカ航空機を乗っ取りアメリカ国防総省(ペンタゴン)、2)世界貿易センタービルの北塔と3)南塔に激突。ビルは火災のために崩壊。4)ユナイテッド航空93便はハイジャック犯が乗客の抵抗のために目的地に行けずペンシルバニア州シャンクスビルに墜落した。」ことになっている。しかし、このドキュメンタリー映画は多発テロに関する公式発表に対し多くの疑問を投げかけている。1)で誰の目にも明らかなのはペンタゴンに突入したと言われるボーイング757型機の大きさと建物にあいた穴の大きさの不一致、旅客機の残骸が見あたらない、乗客の死体がない等々。2)3)世界貿易センタービルに関しては旅客機の燃料が高熱で燃焼したことによってビルが倒壊したとされているが、これまで火災で鉄筋コンクリートのビルが倒壊した記録はない。又、おおくの人が爆発音を聞いており、ビルの倒壊のし方は解体時のそれと非常によく似ている。飛行機がぶつかっていない第7ビルが倒壊した。しかも、倒壊原因の調査は全く不十分にしか行われておらず、瓦礫は早々にリサイクル業者に売り払われ、残りは海に捨てられた。4)シャンクスビルに墜落したとされる飛行機からは乗客が家族に携帯電話をかけているが、旅客機の高度と飛行速度から電話がかかる可能性はほとんどないこと、93便が墜落したとされている地点に機体の残骸も人の死体も見つからず火災も起きていない。又、19人のハイジャック犯の内9人が生きている。これらは一体何故なのか、多くの疑問は政府の調査報告書では答えられていない。
この映画の製作者は、市民の一人一人がこれらの疑問をぶつけ、真相究明を要求して欲しいと強く訴えかけている。誰がこのようなテロを行う動機を持ち、実行する能力と強い意志があり、それによって何を得たかを明らかにすることによって、我々市民がおかれている状況を把握することが可能になる。
9.11は言うまでもなくアメリカ一国の問題ではない。このテロを契機として世界中にテロに対抗するためと称したテロ戦争が広がっていった。
日本国憲法を改悪しようとする動きにはアメリカが強く係わっている。1953年ニクソン副大統領は日本の国会で「アメリカが日本国憲法を作ったのは間違い。日本は再軍備をすべきだ」と演説した。それ以後この路線は一貫して今日に至っている。40年近く前私がボストンに住んでいたときにテレビで見たニュースを今でも思い出す。そのニュースではこれから30年後に、アジア沿岸地域一帯を日本の軍隊が守るというようなものだった。その時私は「バカげた構想だ、日本には平和憲法がありそんなことをするはずはない」と思った。しかし、今それが殆ど現実になろうとしている、アメリカの計画通りになるかもしれない、日本はそこまで追い込まれてきてしまったという感じを持っている。日本政府がひたすら付き従ってゆこうとしているアメリカという国はどんな国で、何をしようとしているのか。日本人の大部分、いやアメリカ人すら知らないアメリカの暗い深淵をこのドキュメンタリーは見せてくれた。もしこのテロが、アメリカ政府内部組織の自作自演であったとしたら?・・崎山比早子
参議院選挙に当たって-憲法九条を護る候補に一票を-
いよいよ「日本国憲法の改正の手続きに関する法律」(国民投票法)の成立後最初の国政選挙として、第21回参議院選挙が7月12日公示、29日投票で実施されます。この選挙では、年金問題、格差社会の是正問題等とともに、憲法とりわけ憲法九条の改定問題が大きな争点となってきました。
安倍首相は、かねてより「自分の任期中に憲法を改正したい。自民党の憲法草案はすでに出来ている。7月の参議院選挙において憲法改正を争点にしたい」と述べ、改憲に強い決意を示してきました。今回の自民党参議院選挙公約では、「平成22年の国会において、憲法改正案の発議をめざし国民投票による承認を得るべく、新憲法制定推進の国民運動を展開する」を第一番に詠っています。
自民党の憲法九条の改定の目的は、自衛隊を「軍隊」にかえ、日本のその軍隊をアメリカ軍と腕を組んで海外で戦争することができる国にすることです。「戦争できる国」になれば、戦前と同じように、軍備増強のため増税が必要になって国民の生活が圧迫されます。戦争を批判する言論が封殺されて自由にモノがいえなくなります。
憲法九条の改定を推し進めているのは、慰安婦問題などに象徴的に見られるように、先の戦争の反省をせず、戦前の国家体制を美化している人々です。このような過去の戦争に反省の無い勢力が、憲法を変えて、武力で海外に打って出ようとしているわけですから、こんな恐ろしいことはありません。
今回の選挙で選出された議員が参議院における憲法改定問題を審議することになります。如何なる党であろうと、憲法九条の改定を目指す勢力の進出を許してはなりません。憲法九条を護る候補に一票を投じることを訴えます。 若葉・九条の会世話人会
映画「日本の青空」千葉県上映予定
9/1 (土)我孫子けやきプラザふれあいホール
9/2 (日)市川市民会館大ホール 9/9 (日)鎌ヶ谷・三橋記念館ホル
9/23 (日)船橋市・高根台公民10/23(火)柏アミュゼクリスタルホール 03-3549-06