ニュースレター
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「若葉・九条の会」ニュースレター 30号
(2009.12.27 発行)
ホームページ http://homepage2.nifty.com/wakabaarticle9/
お知らせ 第3回わかば新春平和と文化のつどい
日時:2010年1月24日(日)、13時開場、13時30分
開演場所:若葉文化ホール
参加費:前売り券:500円、当日券700円、高校生:200円チケットなどのお問い合わせは 電話&ファックス; 木村:225−3904,森村:253−7992,高野:237—8003,猿田:237-4198 鎌倉:252−1852(電話)、252—2036(ファックス)
前売り券取扱所:若葉文化ホール・市民会館・文化センター・京葉銀行文化プラザ・女性センター プログラム、地図等はニュース欄をご覽下さい。
若葉九条の会・憲法を読む会総会
日時:3月28日(日) 14時から16時30分まで
場所:みつわ台公民館 講堂内容:5周年活動報告と計画、その他
若葉九条の会・憲法を読む会創立5周年記念講演会
日時:4月25日(日)14時から16時30分まで
場所:みつわ台公民館 講堂
講師:小森陽一さん((東京大学教授、九条の会事務局長)
演題:「平和運動と九条の会」(仮題)
普天間基地のグアム移転—現在進行形の公然の密約?
普天間基地移転問題について日本政府もマスメディアも、県内移設か、県外移設か、米国が日本政府に決定を迫っているかのごとくの情報を流し続けている。一方米国の海軍、空軍のホームページを見ると沖縄からのグアム移転は2014年までに完了するという日程表ですでに計画が進行していることがわかる。これは2006年5月に行われた日米安全保障協議会における在日米軍再編計画での合意事項なのだ。なぜグアムか、という疑問にも米軍の世界戦略上地理的に最適であると説明している。従ってこの移転計画は沖縄の事情ではなく全面的に米国軍事戦略の一環として決められたものだ。
12月11日、日本テレビのインタビューで宜野湾市伊波洋一市長がこの事実を明らかにし、なおかつ岡田外相がそれを知らなかった、米軍から説明を受けていない等と言い訳しているという驚くべき実態を曝露した。外交交渉に当たる担当大臣が誰でも読めるホームページの記事すら知らずに交渉していたとは!更にこの国のマスメディアは事実を伝えず、伊波市長のインタビュー放映後も、クリントン国務長官が藤崎駐米大使を呼びつけ、鳩山首相に釘を刺した等と事実とは全く異なる報道を行った。事実は大使が立ち寄ったのだと国務省のクローリー次官補が述べている。
辺野古基地建設問題で“アメリカとの関係が崩れる”と騒ぎ立てるマスメディアが伝えないのは「ジュゴン訴訟」だ。連邦地裁は米国文化財保護法に照らして基地建設を違法とした。これから控訴審が争われると仮定しても、その間キャンプ・シュワッブの敷地にかかる基地建設はできない。 きわどい情報操作までして外務省、マスメディアはなぜ辺野古移設にこだわるのだろうか? 基地建設で利益を得るのは誰か、納税者としてはとくと見極めて動く必要がありそうだ。 崎山比早子 (西都賀)
11月例会で藤木さんのお話を伺って
「日本は朝鮮で、アジアでなにをしたか」をビデオとお話で伺う機会に恵まれました。伺う前から、私にとってぞくぞくするような題名でしたし、観て聴いている最中から頭と心の中を「謝罪と感謝の気持ち」がかけめぐりました。 秀吉の時代から朝鮮に迷惑をかけてきたことは「日本の歴史」16巻(小学館)を読んで知っておりましたが、藤木さんのビデオとお話で、ますます生々しくその歴史に出会うことができました。 「歴史」が政権という利権の存続のために利用されて、彼等の都合の悪いことは教科書からも学校からも学ぶことはできません。歴史は「心」ではなく、事実なのですから、「歴史」の「現場」に行って自分の目で観て、考えて回りの人に伝え、話し合うことが大事だと思います。「9条の会」がどんな人にもある「平和を願う心」を基本にして、平和を喜びあえるようにたゆみなく活動して行く会になりますように、私も仲間になりたいと思います。 関口 甫 (小倉台)
行ってきました12月20日四街道市平和と文化のつどい
「核兵器のない世界を」で大石又七さん講演がありました。去る9月27日「若葉・九条の会」では、東京新木場にある「第五福竜丸展示館」を見学しました。その時、捨てられかけた歴史のある今展示されている全長30メートルの木造船を見ることができました。ビキニ事件そのものも又、乗組員23名の人命を危険にさらした葬られかけた米国の国家の犯罪です。被爆した船は福竜丸だけではない。政府が把握しただけでも856艘。およそ1000艘におよぶそうです。(広島型原爆の1000倍)その後<放射能はごめんだ>という声が高まり水爆実験禁止、原子兵器反対の署名に発展し、署名は3200万人を超えたのです。(1955)
大石又七さんは「ビキニ事件」を語れる唯一の第五福竜丸乗組員です。「第五福竜丸」がビキニ環礁で被爆したのは1954年です。当時大石さん20歳。「原爆病はうつるといわれた。15年は身を隠して生活していた」と言われました。私たちは、今こそ核兵器のない世界の実現に向け語り続けていかなければならないと思います。 (田村 御成台)
大石さんの本 ・「死の灰を背負って 私の人生を変えた第五福竜丸」1991 新潮社 ・「第五福竜丸とともに 被爆者から21世紀の君たちへ」2001 新科学出版社 ・「ビキニ事件の真実 いのちの岐路で」2003 みすず書房 ・「これだけは伝えておきたいビキニ事件の表と裏」 2007 かもがわ出版 どれも千葉市図書館で借りられます
BIKINI 55~PIKADON 65 黒田征太郎絵画展核なき地球へのメッセージ~ 2010年3月22日まで東京都江東区夢の島3-2都立第五福竜丸展示館 (03-3521-8494)「第五福竜丸」は いまも 核兵器のない未来へ向かって航海中です。
《お出かけ情報》
★第13回許すな!憲法改悪・市民運動全国交流集会
日時:2010年2月13日(土)13:30~17:00
場所:在日本韓国YMCA地下ホール「主権者は私たち」日米安保50年、憲法9条・25条、改憲手続き法を考える」、参加費:700円
★伊藤 真講演会「憲法は私たちのかけがえのない財産」
日時:2010年2月13日(土) 14:00 開演
場所:京成労働会館(3Fホール)京成津田沼徒歩5分参加費:500円
主催:習志野・憲法を生かす会連絡先:043-244-3860
《出版情報》『千葉市大空襲とアジア・太平洋戦争の記録 100人の証言』編集:市民有志。千葉市平和都市宣言20周年を記念して出版された。表題の100人を超える120人以上の戦争体験が集められた。「戦争を知らない若い人に読んでもらいたい」と編集者は話している。熊谷千葉市長はじめ推薦者多数。定価:1,000円。お問い合わせは編集委員の一人伊藤章夫さん(080−5305−3739)へ。
カンパのお願い
会の活動を支えるためにカンパ(1口千円)をよろしくお願い致します。振替口座00130-3-723858 若葉・九条の会
- 詳細
- 参照数: 1995
「若葉・九条の会」ニュースレター 29号
(2009.11.17 発行 )
ホームページ http://homepage2.nifty.com/wakabaarticle9/
11月例会「日本は朝鮮で、アジアでなにをしたか」
—中国、韓国、台湾、マレーシアを巡ってー
日時: 2009年11月22日(日)14:00 から16:30
場所: みつわ台公民館講堂
講師: 藤木武夫氏(原町在住、マスコミ九条の会)
12月例会
自由討論 「2009年を振り返って」
日時:12月20日(日) 14:00 から
場所:みつわ台公民館講堂 5時よりイタリアレストランペペローネにて忘年会を行います。多数ご参加下さい。
<会員・読者のみなさまへ広報部からのお願い> これまでニュースレターの記事は世話人会及び広報部で企画検討してきました。30号から会員・読者のみなさまからの投稿欄を設けてはどうかという意見が出ております。ニュースに対するご意見、ご感想、主張、近況など何でも結構ですので、400字程度でお寄せ下さい。
宛先は鎌倉
憲法講座「政局と改憲問題」に参加して
今回の総選挙(8/30)において、民主党が圧勝し、自民党は結党以来初めて第2党に転落しました。国民は期待と不安を持って民主党を中心とする連立政権を注視しています。10月16日講師に川村俊夫憲法会議代表幹事を招いて千葉県憲法会議主催の憲法講座「政局と改憲問題」が開催されました。* * * * *
鳩山首相は、『私は、先の総選挙は民主党のみの勝利ではなく、国民の政治へのやりきれないような不信感、従来型の政治・行政の機能不全への失望とそれに対する怒りが高い投票率になって現れ、政権交代に結びついたものだと考えてきました。その意味で、総選挙の勝利者は国民一人ひとりであるはずです。この国民の強い期待に対して全身全霊を傾けてお応えするのがこの内閣の使命であると確信しております。』と述べています。
この鳩山首相の認識は、『民主党圧勝の原因は「自民党政治への不満」52%、「政権交代への期待」25%、「政権公約・マニフェストへの期待」10%、』(NHK世論調査)に見られるように国民の意識と合致しています。鳩山連立政権は、国民の声に謙虚に耳を傾け、国民の暮らしと平和のための政策を積極的に実行し国民の期待と不安に応えていかねばなりません。
2010年5月に憲法改正の手続き法である「国民投票法」が発効します。今のところ憲法「改正」は焦点になっていませんが、民主党「憲法提言」(05年10月)、鳩山由紀夫「新憲法試案」(04年12月、最近の民主党幹事長の国会法「改正」構想などにおいて、日本国憲法の平和主義、国民主権、議会制民主主義と議院内閣制の考えとは異なる考えが展開されていることにも注視しなければなりません。過去には、崩壊した後には小選挙区制度や、自衛隊の海外派遣だけが残った細川政権や村山政権の例があります。 (みつわ台5丁目・木村忠彦)
選挙による政権交代、脱官僚政治で気分は明るくなったが、憲法をめぐる情勢は、ますます複雑になって、よほど注意深く監視しなければならないと思った。 (都賀の台・M.K)
講演を聞いてきました(9/20)憲法とくらしを考える会・主催
今こそ「憲法の力」をつけよう 伊藤 真さん
今、世界を覆っている経済危機は天災ではない。人間がつくりだしたものだ。自由競争、市場原理こそ正しいとした結果の失敗。勝者あれば敗者あり、格差が拡大した。これに伊藤真さんは<憲法の人権>を対置した。人権とは生存権であり幸福を追求する権利であると。私たちは、平和、幸福を手にするために使える憲法を持っていると再認識した。(都賀の台・鎌倉)
行ってきました美浜区平和と文化のつどいもし<9条世界会議>がノーベル平和賞だったら
10月24日(日)、『世界がもし100人の村だったら』の池田香代子さんの再話を聞いてみようと『美浜区平和と文化のつどい』に参加してきました。
『100人村』はそれまでせいぜいタイトルぐらいで、ネット上で世界中を駆け巡っていった経緯や伝承の中身をよく知りませんでした。一体、どんな世界観なのだろうかと。講演を聞き、本を手にして納得しました。
池田さんは風邪気味のようでしたが、不調を感じさせない軽妙なトークで、9・11同時テロ・アフガン攻撃以後の自身の変化や再話出版の動機、難民支援の現状、核兵器、医療・教育、食糧、エネルギー問題など縦横無尽に語り、「争いや貧困のない共同社会」の大切さを訴えました。
社会のあらゆる事象をザックリ『100人村』に喩えると、自分が気づかなかった世界が見えてきます。極端な貧富の格差と無益な争い、その悪循環。でも「もし、この村を愛することを知ったなら、まだ間にあいます。人々を引き裂いている非道な力からこの村を救えます」と。まさに日本国憲法の精神であり、破滅の淵から一筋の光が差し込み、強い気持ちになります。
講演では、今回オバマ米大統領が受賞したノーベル平和賞の候補に、昨年5月幕張メッセで開かれた9条世界会議がノミネートされていたことも明らかにされ、会場がどっと沸きました。「もし、9条世界会議がノーベル平和賞だったら!」想像しただけで元気が湧いてくるではありませんか。 (みつわ台・村松)
崎山比早子さんの講演を聞いて 舘正彦(千葉市・九条の会)
11月3日の文化の日に、「平和への大結集・千葉」主催の第9回憲法講座が市民会館で開催されました。崎山さんが講演の演題は「原子力空母と原発と九条」でした。パワーポイントを使い、日頃の研究の成果と共に随所にインターネットで集められた米軍の写真も紹介されるなど濃密な内容でした。
崎山さんの語り口は、流暢に語りかけるというよりは、この種の話が陥りやすい感情導入の過多を抑えた冷静なものでした。科学者としての鋭い視点や冷静な判断力に加え、誠実な人柄を伺わせる話しぶりが聴衆の心を掴みました。ある原子の半減期が数十億年、X線被ばく量の単位がmSvという具合で、常人の想像を超えた別世界の現象を分かり易く丁寧に説明しておられました。講演終了後には、次から次へと熱い質問が続きました。これは、驚きです。聴衆が60名ほどしかなかったのが残念です。
日本で原子力発電が開始された当時、科学技術庁の政務次官のマドンナ議員・扇千景氏が「原子力発電は120%安全です」と街頭で絶叫していたのが私の記憶にあります。それ以来、保守政権は原子力の安全性をのみ喧伝し続けて来ました。そんな中で、人類と共存できない原子力の危険性を冷静にそしてしっかりと聞き手の心に刻む事のできる市民の貴重な語り部の一人が崎山さんであると確信しました。今後の更なるご活躍を期待します。
<お出かけ情報>
★「平和に武力は必要か?」
日時:11月20日(金)18時30分
場所:杉並区立産業商工会館3F
<対談>伊勢崎賢治、高田 健連絡先:Tel 090-2308-7030参加費:700円、
★「千城台九条の会」・例会
日時:11月21日(土)15:00〜17:00
場所:千城台公民館セミナー室講師:高橋晴雄
演題:「憲法九条を守る運動とは?」入場料:無料主催:千城台九条の会
★「歴史認識と東アジアの平和」フォーラム・東京会議」
日時:11月21日(土)〜22日(日)
会場:明治大学リバティータワー
講師:山田朗、歩 平、徐 仲錫参加費:1500円連絡先:03-3265-7606 (実行委員会)
★新政権の教育政策を問う
日時:12月4日 18:45 から
場所:日本教育会館8F
講師:藤田英典、小宮山洋子、保坂典人連絡先:090-9687-4053参加費:800円
★市民憲法講座「マスメディアの憲法報道と市民」
日時:11月28日(土)18:30
場所:文京区民センター3F
講師:明珍美紀(毎日新聞記者)参加費:800円連絡先:03-3221-4668
★教育子育て九条の会/第2回全国交流集会
日時:12月6日(日) 14:00~
場所:大阪府教育会館
講師:上原 公子、小森陽一、堀尾輝久 ほか連絡先:03-3255-6860
★第一回 やまびこフェスティバル
日時:11月28日(土)11:00〜14:00
場所:若葉区小倉台6-1159-26 やまびこ 連絡先:043-234-7540
ワークホームやまびこのバザー□作品展・展示即売会 陶芸品・ガラスアクセサリー・など、販売・焼きそば・おしる粉など、ジャズ演奏(朝日のあたる家/など)
「九条守る?変える?」全国投票の会http://qstk.exblog.jp/が「九条ステッカー」を発売しています。
黄色地に青で「守ろう」赤で9条と書かれています。我が会の岡本さんも以前から九条を守ろうとステッカーの普及に努められています。この運動は全国に広がりを見せているということでしょうか。
「第3回若葉新春平和と文化のつどい」は、2010年1月24日(日)午後から若葉文化ホールで行われます。合同実行委員会は1月9日、千城台公民館です。ご協力お願いします。2010年「平和を願う市民の集い」は7月24日(金)18:30から千葉県教育会館ホール。2010年1月に実行委員会発足予定です。
編集後記:
◇ 前号で用紙を入れました2010年5月の国連「核拡散防止条例(NPT)再検討会議」に向けて「核兵器廃絶」を求める国際署名運動を引き続き、千葉市民挙げて取り組みたいと相談しています。国連に届けましょう。私たちも平和のために出来ることを始めましょう。(鎌倉)
カンパのお願い
会の活動を支えるためにカンパ(1口千円)をよろしくお願い致します。振替口座00130-3-723858 若葉・九条の会
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「若葉・九条の会」ニュースレター28号
(2009.9.16発行)
ホームページ http://homepage2.nifty.com/wakabaarticle9/
9月の予定
9月例会は、「第五福竜丸展示館見学会」です。多数ご参加ください。
日時: 2009年9月27日(日) 13;30〜15:00時
集合場所・時間:京葉線 新木場駅南口、13:00。
13:15以後になった方は各自直接現地に行ってください。 入館料:無料
マグロ漁船第五福竜丸は、1954年3月1日未明米国がビキニ環礁で行った水爆実験の死の灰を浴び、23人の乗組員とともに被ばくした。その後夢の島のゴミの中に捨てられていた船は、「沈めてよいか第五福竜丸」の詩に救われ、1976年6月から現在の展示館にある。23人の乗組員中、久保山愛吉さんが半年後の9月に亡くなり、放射線の急性障害から回復した他の乗組員の多くは後に肝癌、肝硬変などで死亡し、現在の生存者は数人である。第五福竜丸は、核兵器廃絶・平和を願うシンボルとして、多くの来館者を集めている。
新藤兼人監督による「第五福竜丸」を随時上映。
10月の予定
:第3回美浜区平和と文化の集い 講演とミニジャズライブ
講演:“100人の村から憲法が見えた” 池田香代子(ドイツ文学翻訳家)
日時:10月24日 13:30 開場、14:00
開演
場所:美浜文化ホール・大ホール
参加費:大人1,000円、高校生以下無料
申し込み:小宮るみ子Tel & Fax043-279-4887
8月9日に行われた「平和を願う市民の集い」は熊谷市長を迎え、350人あまりの参加を得て好評でした。実行委員会委員、ご参加、ご協力くださった皆様、ありがとうございました。詳細については、実行委員会発行の報告、および次ページ以後の参加者の感想をご覧ください。 6月28日の千葉市政出前講座に始まった私たち「若葉・九条の会」の2009年夏が終りました。千葉市が平和都市宣言をしてから20年、2009年6月14日に熊谷市長が誕生し、8月30日に自民党政権が倒れました。その間、私たち憲法九条を守り平和を願う千葉市民は、力を合わせ、大小さまざまな集会や展示に取り組み平和の問題、核の問題を広く訴えました。8月9日の「平和を願う市民の集い」では、若い市長と共に未来に向って「平和」を継承していく意志を共有しました。以下報告・感想です。
8月9日「平和を願う市民の集い」
平和は空気のように、当たり前にあるのではない。戦争の悲しく苦しい体験を伝え続けてくれた人々の力は大きい。平和な世界を次世代に繋いでいけるよう、私も生活の中で考え行動していきたい。小さな一歩でも。 (都賀・白石鶏子)
戦争・空襲の紙芝居やDVDを見てとても怖くなりました。・・・(略)・・・
知らないことが沢山ありました。ちゃんと知らなければいけない。二度と戦争をしてはいけない。平和が続いていくことを願います。(当日アンケートから10代)
「第8回平和のつどい」映画と講演
8月8日 千葉県教育会館大ホール
全日本年金者組合千葉市支部協議会主催
今年4月のオバマ米大統領のプラハ演説を受けて大きく盛り上がっている核兵器廃絶国際世論のなかで、野口宏さんが「平和・非核運動の歴史と現状」と題して熱のこもった講演をされた。第1回京都会議(1962年)において、湯川秀樹、朝永振一郎、坂田昌一3氏等が「核兵器による災害を経験し、また戦争放棄を明記した憲法を有するわが国は、世界平和のために特別な貢献が出来るはずであります。
特に、核戦争による人類破滅の危険が増大しつつある今日、私たちは日本国憲法第九条が、制定当時にもまして、大きな新しい意義を持つに至ったことを確認するとともに、平和に対する責任を改めて強調したいと思います。」と述べていることが紹介されたことが、最も印象に残った。現在も光り輝いている。
また、「千葉空襲とアジア太平洋戦争100人の証言」出版について、100人証言編集委員会の伊藤章夫さんから報告があった。軍隊・軍属の体験証言が18%とのことであり、戦争被害者としての証言だけでなく、戦争加害者としての証言も聞くことが出来ると期待している。 (みつわ台・木村忠彦)
平和都市宣言から無防備都市宣言へ
8月8日 千葉市民会館
憲法講座 平和への大結集・千葉主催
元国立市長上原公子さんのお話は大変勉強になった。「無防備都市宣言」の国際的な条約、法的根拠は1949年の「ジュネーヴ諸条約及び追加議定書」にあること、既に市民による取り組みが始まっていることを知った。(都賀の台・鎌倉)
7/26定例会「核兵器の現状と廃絶をめざして」 (講師:木村忠彦)資料より
「核兵器のない平和で公正な世界を」から転載
「若葉・九条の会」ではNTP(核拡散防止条約:Nuclear Non-Proliferation Treatyの略)再検討会議に向けて国際署名に取組みます。第一次集約2009/12/31。
署名用紙を必要な方は世話人までご連絡下さい。 鎌倉 淑子 - 同上副代表
<お出かけ情報>
★
伊藤真 講演会「今を生きる私たちの責任」
日時:9月20日(日)14時開演 (13:30:開場)
場所:千葉県教育会館新館 501号室
主催:憲法とくらしを考える会
参加費:1,000円、 高校生以下無料
★高田健 市民憲法講座(第44回)
「総選挙後の政治状況と憲法問題のこれから」
日時:9月26日(土)18:30〜
場所:文京区民センター 3C会議室
参加費:800円
主催:許すな!憲法改悪・市民連絡会
★政治懇話会
「鳩山政権は何を変えようというのか」
日時:9月26日(土) 18:30〜
会場:千葉文化センター 5F
参加費:500円
主催:9条ネット・千葉
★10・3 NO NUKES FESTA 2009
~放射能を出さないエネルギーへ
日時:10月3日(土)11:00から
15:30パレード出発
会場:東京明治公園
参加費:無料
主催:10・3 NO NUKES FESTA 2009
全国実行委員会
★
みつわ台公民館 草取り
10月10日(土) 10:00〜
★千葉合唱団第15回演奏会(創立35周年)
日時:10月11日(日)
会場:京葉銀行文化プラザ
曲目:世界の愛の歌、創作メロディー
愛の賛歌、あきらめないで 他
参加費:前売り:一般:1800円、シニア:1500円、中学生、障害のある方:1000円
小学生:500円、当日券:各200円増し
★第3回美浜区平和と文化の集い
講演とミニジャズライブ
講演: 池田香代子、
日時:10月24日
場所:美浜文化ホール・大ホール
★みつわ台公民館文化祭
日時:10月24日、10:00〜17:00
10月25日 10:00〜15:00
憲法を読む会として本などを展示
★憲法講座「日本国憲法のいま」第9回
「原子力空母と原発と九条」
講師:崎山比早子(元放射線医学総合研究所主任研究官、若葉九条の会)
日時:11月3日(火・祝)、13:30〜
場所:千葉市民会館 3F (特別会議室)
主催:平和への大結集・千葉
資料代:500円
核兵器のない世界を
2010年核不拡散条約(NPT)再検討会議に向けて、署名を集めています。
同封の署名用紙に署名集約の上、若葉九条の会代表の木村忠彦(千葉市若葉区みつわ台5-41-6)までお送りください。ご協力をお願い致します。
編集後記:核兵器を実際に使用した核大国の大統領が「核なき世界」を指向。世界で唯一核爆弾を落とされ、いまもなお原爆の後遺症に苦しんでいる被爆者が多数いる日本。その国の外務省と防衛省の官僚達が米国の核の傘にすがりついている。米国の「憂慮する科学者同盟」が、日本政府の核の傘頼みが米国の核兵器政策転換を妨げていると警告。
政権が変わったことへの希望は政策の変更。世界に胸を張れる日本へ。 H.S.
カンパのお願い
会の活動を支えるためにカンパ(1口千円)をよろしくお願い致します。
振替口座00130−3−723858 若葉・九条の会
- 詳細
- 参照数: 2692
「若葉・九条の会」ニュースレター27号
(2009.7.17発行)
ホームページ http://homepage2.nifty.com/wakabaarticle9/
千葉市平和都市宣言20周年記念 平和を願う市民の集い
8月9日(日)長崎被爆の日
13:45 開演 16:30 終了予定
京葉銀行文化プラザ音楽ホール(旧ぱるる・JR 千葉駅 徒歩3分)
参加費 900 円(当日1000円) 高校生以下 無料
1部 オープニング 千葉合唱団「あきらめないで」・・2005年長崎平和宣言より
講 演 「未来へ平和を残すために」 渥美 雅子
2部 知ってますか「七夕空襲」
・紙芝居「炎に焼かれたお不動様」(千葉市光明寺のお話)・・ちば戦争体験を伝える会
「お地蔵様に祈る」
・検見川高校放送委員会「平和への願い、七夕の空へ」 紹介・インタビュー
・DVD上映「千葉空襲 戦災体験談 平和の道しるべ」・・ 千葉市作成
・合唱 「長崎平和宣言2006 初心生涯」追悼・伊藤一長 前長崎市長 千葉合唱団
・会場全員合唱・・・さとうきび畑
展 示/ 戦争と平和、世界中の人々と共に生きる、たすけあう、核兵器をなくすには?本、資料申込み・実行委員/世話人まで 木村忠彦 Tel 043-255-3904 (e-mail
7月例会・「核兵器のない未来を」
7/26(日) 午後2:00~4:00
講師:木村忠彦
会場:みつわ台公民館
憲法を読む会・若葉九条の会
6月定例会報告
千葉市政出前講座「平和について考えよう」
2009/6/28(日)14:00~16:30
みつわ台公民館 参加者:32名
講師:市民局総務課長 大曾根さん
DVD「千葉空襲、戦争体験談、平和への道しるべ」上映
・
・平成20年7月に発行された「千葉空襲写真誌」により今から64年前千葉市も空爆にあったのを知った。DVDの中の「証言」は当事を生き延びた方々による貴重な記録である。
・ 千葉市は1989年「平和都市宣言」を市議会全会一致で採択。1995年京成千葉中央駅東口に記念像を建てた。
・戦跡めぐり、パネル展示、講演会(今年は8月1日)など、戦争を風化させないために「平和事業」を推進している。
・ 戦争体験者が高齢化、若い世代の意識が変化している今「平穏な日常」は「平和なればこそ」と「二度と戦争はしない」との決意を多くの市民で共有するためには、市民一人ひとりが自分で考える力を持ち、世論を形成することが大切ではないか。と大曾根課長は言われた。
千葉市と平和宣言について
今年初め四街道市役所の壁面に「核廃絶平和都市宣言」の垂れ額があるのをみて夫婦で四街道市は「スゴイ」と感激いたしました。その後、4月の当九条の会で千葉市も「千葉市平和都市」を宣言、20周年を迎えることを知り、自分たちが無知なのか、宣言が単なるお題目になっているのか、千葉市に移り住んで36年、また、平和問題に無関心でもなかった夫婦にとって驚きでした。
6月28日市民局の担当課長さんが出講され「平和都市宣言・平和事業」の取り組みについて、具体的、熱心にお話をされ、その誠意ある活動に敬意を覚えました。担当する職員も少数で、乏しい予算の中で精一杯努力されていることは充分察せられました。
しかし、その啓蒙も充分とはいえず、「宣言は理念であり」行政に具体的に反映するのは難しいとのことであった。
宣言の文面から言えば、市の行政に反映すべき意欲が満ち満ちていると思える。
もし宣言が単なるお題目でなければ、理念である宣言を「条例化して具体的施策に反映すべき」と、あとの話し合いで出された意見を貴重なものとして実現に向け努力すべきでしょう。
更には、新市長、新市議会議員が選任された時はこの「平和宣言」が市の施策の基本であることを確認し、開発、箱物行政から、市民の安全、健康、教育そしてなにより平和な生活への行政に転換するよう求めたい。
( 西都賀・信太 栄吉)
話し合いから
▽ 私は、この写真誌に写っているんです。・・みんなで改めて、見ました!64年前の少年を。
▽ 平和事業の年間予算はいくらですか
▼ 800万円です。
▽ 10倍くらいとるべきなのでは?
▽ 平和事業はお金を使わずにできるのでは? 市民の民活をもっと生かして、市民の平和運動、小さな活動を行政が、後援などして支援してほしい。<平和>には軍備ほどはお金はかからない。(これは、この日の夜考えたこと)
▽ 私は、原爆投下と米軍による無差別都市爆撃は許されないことと考えている。惨禍を忘れないようにしたい。
▽ なにげない日々の暮らしも平和あればこそ。 二度と戦争はしてはならない。
▽ 子ども、孫たち次の世代に「憲法9条」を残したい。
行ってきました
ピース・フェスティバル 7/4
井上ひさし講演
日本の敗戦とは? ポツダム宣言の受諾(1945年、S.20)、連合国側の12条件を呑む・・占領状態。
講和条約により主権回復・・1951年(S.26正式名称は「日本国との平和条約」1952年(S.27)発効日本と朝鮮半島
1936年(S.11)日韓合併により、植民地化。拉致、強制労働を含めて1945年8月15日の時点で日本には170万人の朝鮮人がいた。日本は、太平洋戦争で1,550万人のアジア人を殺し、日本人は310万人が死んだ。
敗戦後、日本は戦争責任はアメリカに任せ、政治経済はアメリカを真似し、アメリカの属国のようになった。ようやく1980年代になって従軍慰安婦、毒ガスの責任問題がうかびあがった。
世界の国々と「日本国憲法」 1956年(S.31)国際観測年に,日本は観測船「宗谷」をだした。アルゼンチン、オーストラリア、チリ、ニュージーランド、フランス、イギリスなど観測参加国が南極に旗を立て、(めいめいが、南極は)自分の国だと言い出した。アメリカはソ連(当時)が軍事基地を作るのではないかと疑心暗鬼。この時、日本代表の木田宏は、一晩で日本国憲法を英訳、各国に配り、話し合いで問題を解決しようと訴えた。世界の知恵を集めた憲法の精神で、徹底的に話し合った結果<南極大陸の領有権は凍結>し<世界の公園>になった。
・ 軍事基地はつくらない
・ 核の持込はしない
・ 核実験も禁止する
その後、1966年(S.41)宇宙条約はこれを見習い<宇宙ステーションは誰のものでもない>とした。
世界の平和への努力 1899年(M.32)オランダハーグでの第1回国際会議(軍縮と和解のため26カ国が討論に参加)では
・ 空から兵器をおとしてはいけない
・ 毒ガスを使ってはいけない
・ 国際紛争の平和的解決
・ 捕虜の待遇についての<捕虜協定>
を決めたのに、日本では1940年(S.15) 戦陣訓を作り(生きて虜囚の辱めを受けず)国際法さえ教えていなかった。
1907年(M.40)ハーグ第2回国際会議では中立国を国際的に認めた。国として戦争をしない権利をアフガニスタン、アイルランド、ポルトガル、スイス、スウェーデン、スペインが主張。義務としてスイスは情報の取次ぎ、スウェーデンは人質の交換に船をだし、スペインは捕虜の待遇の査察を行った。1999年(H.11)第3回ハーグ国際平和会議では、「21世紀の平和と正義のための提言」を採択。第1条に「各国議会は日本国憲法9条を見習おう」とうたった。<紛争は話し合いで解決する>という憲法9条を持っている日本は憲法9条を誇っていい。自信を持とう。
国民主権・基本的人権・平和主義を柱とした国民がつくった憲法に、税金で食べている、国会議員、裁判官、公務員等は従わなければならない。(憲法99条)
綱領に恒久平和を変えようとしている政党(自民党)は、憲法を変える党、憲法違反の党、99条違反確信犯である。郵政選挙で勝って、公明と結び、どれだけ悪法をつくったか。どんな党にも3分の2以上の議席をやってはならない。
核について
中南米では、・核を作らない・持たない・使わせない宣言をし、中南米非核地域としている。海底も含めて南太平洋非核地域とし「東南アジア非核兵器地帯条約」が結ばれた。(10カ国。1997年発効)北東アジア非核兵器地帯(日本を含めて)は可能。アフリカも非核兵器地帯である。南半球は殆ど非核兵器地帯であり、世界の3分の2は、核兵器が持ち込めなくなっている。 (まとめ・文責:編集部)
<お出かけ情報>
「うたごえと日本の作曲家たち」
コンサート 安藤由布樹合唱作品の夕べ
〜
各合唱団の自慢の創作曲を集めて〜
日時:7月20日(月・祝)
18時15分開場 18時45分開演
場所:東京文化会館小ホール
協賛:日本のうたごえ全国協議会
参加費:一般1500円、
学生(小・中・高)・身障者500円
未就学児無料
千城台九条の会:例会 古澤秀信氏の戦争体験を聞こう!
千葉市大空襲のかたりべ
日時:7月25日(土)14:00〜16:00
場所:千城台公民館セミナー室
入場料:無料
主催:千城台九条の会
憲法フォークジャンボリーin東京
表現者募集
日時:8月1日(土)〜8月2日(日)
1日:15:00〜20:00
2日:13:00〜18:00
会場:労音大久保会館 R’sアートコート
参加費:前売り券1,000円(当日1500円) 通し券1800円
学生・障害者1,000円 小・中・高校生無料
主催:憲法フォークジャンボリーin東京実行委員会
連絡先:労音大久保会館 R’sアートコート 03−5273−0806 横尾
核も戦争もない平和な21世紀に! HIROSHIMA NAGASAKI 被曝64周年原水爆禁止世界大会 広島大会 8月4日から6日 8月4日「核兵器廃絶2009平和ヒロシマ大会」原水禁、連合、核禁会議共同主催 8月5日から6日 分科会、まとめ集会等 ホテルチューッリッヒ他 長崎大会2009年8月7日から9日 8月7日「核兵器廃絶2009平和ナガサキ大会」原水禁、連合、核禁会議共同主催 8月8日から9日 分科会、まとめ集会等
第24回「戦争責任を考え、心に刻む」
千葉の集い 沖縄からの証言
・ ・沖縄の過去から未来をつなぐ・・
日時:8月8日(土)13:00〜16:30
場所:千葉市文化センター・セミナー室
講師:吉村秀子、平良識子
DVD上映、助言・コメント 太田武二(命どう宝ネットワーク、佐倉市在住)
参加費:無料
主催:戦争責任を考える千葉8月の会
平和のつどい 全日本年金者組合
映画「アンゼラスの鐘」 千葉県非核の政府をつくる会事務局長
・千葉合唱団「平和の歌」・原爆展示(ロビー)
日時 8月8日(土) 1:00~
場所 千葉県教育会館大ホール
参加費
大人 1000円
憲法講座 平和への大結集・千葉
「平和都市宣言から無防備平和都市へ」
講師 上原 公子元国立市長
日時 8月8日(土) 13:30~
場所 千葉市民会館
原爆と千葉空襲美浜区写真展
日時 8月7日~9日
場所 美浜区高洲C.C 主催 同実行委員会千葉空襲の体験紙芝居
千葉空襲の体験紙芝居
日時 8月15日 12時から光明寺にて鐘
場所 つきのあと市民ネット中央事務所
参加費 300円(軽食付) 主催
ちば・戦争体験を伝える会
反核平和の親子映画会 カンカラサンシン
日時 9月5日午後1時30分
場所 千城台C.C 無料
主催 若葉平和のつどい
「九条ステッカー普及の会」からのお知らせ 憲法九条を守るために「憲法九条 世界の宝」等のステッカーを車に貼る運動を進めています。価格:1枚 1,000円 色はいろいろ 注文先:090-1435−4667(岡本まで)
カンパのお願い
会の活動を支えるためにカンパ(1口千円)をよろしくお願い致します。
振替口座00130−3−723858若葉・九条の会
編集後記
伊藤一長という人を覚えていますか。1995年自民党推薦で長崎市長に当選。2003年,3選。2005年長崎平和宣言 2006年 再び長崎平和宣言。2007年4月『問答無用」の凶弾に倒れる。8月9日 千葉合唱団による「あきらめないで」
と「初心生涯」によって遺志を継ぎたい。(K)