ニュースレター
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ニュースレター 第4号
(2005.10.13 発行)
大成功だった「井上ひさしと平和のつどい」!
四街道を中心に千葉県、関東全域から1,100人が参加!四街道・9条の会が中心となって若葉・佐倉・八街・八千代の各九条の会が初めて協力して「井上ひさしと平和のつどい」を9月19費(敬老の日)、四街道市文化センターで開催しました。当日は真夏を思わせる残暑の中、四街道市を中心に千葉県だけでなく東京初め関東全域から1,100人を超える参加者がありました。
主催者は当日まで四街道市内で宣伝カー等で必死で参加を呼びかけていただけに会場が満員となり胸をなでおろしていた。
当日は、11日の総選挙で自民党圧勝となった重苦しい空気があったが、井上ひさしさんの、予定を20分以上オーバーするほどの熱の入った講演に参加者は最後まで一人の退場者もなく熱心に聞き入っていました。井上ひさしさんの講演は「絶妙な笑いと風刺のなかに肝心な点を鋭く突く」もので聴衆の心に響きものがありました。
講演後、井上ひさしさんがご自分の著書へサインをするサービスもあり、多くの人が「父と暮らせば」等の著書を買い求めていました。その他の憲法や平和に関する本も多数売れ、関心の高さを示していた。講演後、四街道市内の中高生と視覚障害者からの感動的なメッセージがあり感銘をよびました。その他、トランペットやギターと歌の演奏もあって、午後5時40分に実りある一日が終了しました。若葉・九条の会としてこの催しに全面的に協力し、実行委員会にメンバーを派遣したほか、チラシ5,000枚を地域に配布したり、チケット120枚を販売し、多くの区民が当日参加しました。この催しを機会に四街道・佐倉・八街・八千代各市の九条の会と連携を広めていきたいと思っています(藤木武夫)
憲法は国家をしばるもの
井上さんの強く訴えられたこと さきの戦争で、私たち国民はこれに反対する自由はなく、東アジアで2千万人が殺され、日本人も4百万人が命を落としました。その反省のうえに、戦後、主権者となった私たち国民が、再び戦争をさせず、国民の自由を制限させないよう、国家をしばることにしたのが、いまの日本国憲法です。特に重要なのは戦争してはならないとした憲法9条です。この憲法の規定があるために、戦後今日までの60年間、日本の国民は平和に暮らすことができているのです。しかし、いま、自公民連立政権や民主党の連中は公務員として憲法を守るべき義務に背き、日本の国家をアメリカの手足として戦争させるために、憲法をかえようとしています。私たちは再び戦争の悲惨を繰返さないために、主権者として、今こそ力を合わせ改憲の企てを打ち破ろうではありませんか。井上さんもそのことを強く私たちに訴えられ、励まされました。(伊藤清)
《勉強会から》自民党憲法改正第1次案のあらまし
去る8月21日、みつわ台公民館において当会の呼びかけ人である弁護士の山田安太郎さんを講師に迎えて、自民党の憲法改正案についての勉強会がもたれました。下にその概要をお知らせします。 憲法改正の動きが強まっている中で、九条の会の結成が、全国で2,000を超え、9条を守る活動が活発にされています。
その中で、自民党の憲法改正第1次案が、平成17年8月1日に発表されました。その主な改正の内容は、第9条に自衛軍の明記と憲法改正手続きを容易にすることです。基本的人権の制限や新設、天皇の元首化はありません。
1. 第9条改憲の内容 9条2項(戦力の不保持、交戦権の否認)を削除する。 自衛軍の保持の明記、新設する。 I 我が国を防衛する自衛軍を保持 II 国際活動の協調(海外派兵) 「公共の維持」(治安活動)を行う。自衛隊は、米軍と一緒に海外で、戦争(武力行使)をすることができる。 III 自衛軍の組織、運営は法律で定める。 IV「自衛軍の統制」を新設、内閣総理大臣の指揮監督に服する。第2章「戦争の放棄」のタイトルを「安全保障」に変える。第9条1項の「戦争の放棄」の文言を削り、「行わない」に変える。軍事裁判所の設置
2. 憲法改正の手続きの改正 この憲法改正手続きは、両議院の総議員の過半数の賛成で国会が議決し、国民に提案して、その承認を得る。この承認には、特別の国民投票において、その過半数を必要とする。このことで、憲法改正はやりやすくなります。しかし、これは、憲法改正第1次案です。今後、どのように変更されるかを見守る必要があると思います。
呼びかけ人メッセージ その4
§中国東北部、長春(旧満州、新京)で敗戦を迎え、ソ連軍の占領、八路軍と国府軍の内戦下に1年を過ごし引揚げた体験から、戦争は「国際問題」を解決しえないこと、またその犠牲となるのは常に弱者であることを学んだ。憲法9条の「不戦の誓い」を守り、人権を尊重する真の民主主義の実現以外に世界平和への道は開けない。(西都賀5丁目 千葉胤道:大学名誉教授 )
§日本人で良かったと思うこと。誇りに思うこと、それは、日本の四季の移ろいと自然、細やかな情感。っそして「日本国憲法」それが、今、危機!!何としても守りたい。(みつわ台5丁目 小野寺栄子:管理栄養士 )
「若葉・九条の会」申し合わせを改定しました
9月25日の「若葉・九条の会」会員・呼びかけ人の集いにおいて「若葉・九条の会」申し合わせを下記ように改定しました。この改定の目的は、世話人を大幅に増やし多くの会員が役割を分担し多彩な活動を行えるようにすることです。会員数も「会」設立当時の20数名から80名を越えるようになりました。
『若葉・九条の会』申し合わせ』
1 名称:『若葉・九条の会』とします。
2 目的:日本国憲法第九条を守るために活動します。
3 会員:憲法九条を守る意思のある方は誰でも会員となることができます。
4 活動:「九条の会」アピールの賛同の 輪を広げていくため、集会や学習会、署名活動などを行います。
5 呼びかけ人:必要に応じて名前を公にできる会員をよびかけ人とします。
6 世話人:会の日常活動を進めるため世話人をおきます。世話人には日常的な会の運営に参加できる会員は、例会の承認の上、誰でもなれます。代表世話人1名、副代表世話人若干名をおきます。
7 例会:原則として毎月1回開催し、憲法学習、「会」の基本方針の決定・確認を行います。8 世話人会:原則として毎月1回開催し、「会」活動の企画・具体化を行います。
9 財政:会員の寄付金などによって賄います。
10 事務所:千葉市若葉区みつわ台2丁目38−8本間陽子宅(043−255−4384)
11 施行日:2005年2月27日(2005年9月25日一部改定)
「若葉・九条の会」世話人を募集します
「若葉・九条の会」申し合わせの改定に伴い、当面下記の世話人体制を取ることになりました。多くの会員の皆さんが世話人になって頂けるようお願い申し上げます。世話人になって下さる方は、10月23日(次回「若葉・九条の会」例会)までに、事務局までご連絡下さい。〈世話人体制〉代表世話人 1名 会の取りまとめ副 代 表 若干名 代表世話人の補事務局 1名 各種資料・テキストの保管、入会窓口庶務担当 数名 会場確保、組織管理、会議等連絡、宛名作成、郵送・配達等広報担当 数名 ニュースレターおよび各種宣伝資料の企画・編集・作成企画担当 数名 学習会、講演会、催しの企画 渉外担当 数名 講師依頼、他九条の会との連携等会計担当 1名 会計処理監 査 1名 会務および会計の監査9月25日の集いでは、次の会員が推薦されました。(敬称略)代表世話人:木村忠彦、副代表表:鎌倉淑子、崎山比早子、武藤昌博、事務局:本間陽子、庶務担当:岡本和子、小野寺力、木村忠彦、森村敏子、広報担当:鎌倉淑子、上林紘子、崎山比早子、藤木武夫企画担当:藤木武夫渉外担当:小宮豊治、藤木武夫、山田安太郎会計担当:村松勇監 査:伊藤清
会員、呼びかけ人をもっと、もっと増やして、輪を広げる必要があります。皆さんの協力を!!呼びかけ人で未だメッセージを寄せていない方は、是非世話人までお願いします。
貸出し用資料
下記の本、ビデオ等はどなたでも貸出し可能です。書籍「憲法九条、いまこそ旬」(井上ひさし、大江健三郎他九名の呼びかけ人メッセージ)「憲法改正」(渡辺治著、旬報社)「憲法九条の戦後史」(田中伸尚著、岩波新書)ビデオ DVD「9−NINE−憲法九条は訴える」(井上ひさし、大江健三郎他九名の九条呼びかけ人メッセージ)「日本国憲法」(ジャン・ユンカーマン監督)「911ボーイングを捜せ」(製作/ハーモ二クスプロダクション)事務局:本間(電話255-4384)までどうぞ
あとがき 世界中いたる所で戦争をしているこの世の中で、九条を持つ私たちは本当に幸せだと思います。 第九十七条にいうように「これを現在及び将来の国民に対し侵すことの出来ない永久の権利として信託されたもの」とするためには「国民の不断の努力によって、これを保持しなければならない。(第十二条)」のです。私たちはこのすばらしい憲法を実現するために、国務大臣、国会議員、裁判官その他の公務員に、この憲法を尊重し擁護するように要求していかなければならいでしょう。彼らはその義務を負っているのですから。井上さんのお話をうかがい、このニュースレターを編集しながら強くそう思いました。(比)
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ニュースレター第3号
(2005. 7.17発行)
<私と憲法九条>
◎私の父は60年前シベリアに抑留され死にました。遺骨は勿論何も残らず、どこで、いつ死んだのかもわかりませんでした。モ捕虜で病死モのため、当時はモ靖国神社モにすら入れてもらえませんでした。その時以来、私は子どもながらモ決して君が代は唄うまい、靖国には絶対行くまいモと誓っていました。しかい今急速に時計を逆戻りさせ、九条をはじめ平和憲法を改悪し、アメリカと一緒に世界中どこへでもでかけて"戦争をする国"にしようとしている小泉内閣、何としてもストップさせなくてはいけません。66歳 男性
◎憲法九条こそが国民主権や基本的人権を保障する条文です。戦争をする国が生命の大切さを教えることはありません。九条を守り抜きたいと思います。 貝塚町 男性
◎1949(昭和24)年には米統合参謀本部は「日本の再軍備と憲法改正」を正式に決定。朝鮮戦争勃発後、警察予備隊が発足、やがて保安隊、そして自衛隊へと再軍備は進みました。強大化した自衛隊をアメリカの世界戦略にそって自由に使うには憲法改正が必要ーー九条除去。超大国アメリカと日本政府の力をもってしても、再軍備は進めたが九条は除けなかった。日本国民の力ですね。「九条の会」はこの国民の力をまとめる柱だと思います。もっと多くの人に知らせ、力を合わせるよう呼びかけを広めましょう。みつわ台 80才 男性
◎あのような悲惨な戦争はもうごめんです。憲法九条を変えて日本を「再び戦争できる国」にすることはとんでもないことです。みつわ台5丁目 木村慶一
◎戦争で国民の命と平和は守れません。戦争と戦力を放棄した憲法九条はみんなの願いです。いまこそ世界へ拡げていかねばと思います。みつわ台5丁目 木村佐穂子
<ピースフェスティバル2005に参加して>
◎夜の部に参加しました。「九条の会」事務局長・小森陽一さんが講演。アメリカの世界戦略と日米軍事同盟にとって邪魔な九条こそが21世紀の分岐点になると訴え、平和憲法を守る国民運動を鼓舞しました。映画「父と暮らせば」は奇跡的に原爆死を免れた娘の葛藤を描いた作品で、庶民の目線で人間力を問いかけるものでした。国家権力が暴走し出している時、主権者である私たち一人ひとりが何をなすべきかを再確認できたイベントでした。(村松勇)
◎井上ひさし先生の講演はユーモアに富み、真実を明快に解説し、久しぶりに感銘を受けた。これからもこのような運動を広げていってほしいと実感した。同時に上映された映画「父と暮らせば」を見、原爆の恐ろしさと今の平和とのギャップを感じ、二度とあの時に少しでも近付けてはいけないと強く感じた。 (武田康雄)
◎昼の部で特に印象に残ったのは「民間軍事(戦争)会社」の存在です。高額なお金で戦争している国を警備したり、命がけで様々な業務を受け持つ社員。そんな会社がいくつも存在していること。アメリカ副大統領も軍事会社を経営していること。戦争という恐ろしい状況下で莫大な利益を得ている会社や人がいる現実。何て恐ろしく悲しいことでしょう。各国は一日も早くイラクから撤退し、世界平和に努力すべきだと思います。(岡本和子)
<7.10 憲法の集い みんなでつくろう「千葉・九条の会」>感想
船橋市民文化ホールで開催された表記集会に参加しました。所用で最後まで参加できなかったのは残念でした。1,000名以上は参加したのではないかと思います。主催者の「千葉・九条の会」準備会を代表して水内宏さん(千葉大名誉教授・教育学)のお話では、憲法九条が国際的に評価されている例としてオハイオ大学に「憲法九条を守る会」が作られていること、イラクへ派兵しているイタリアにおいて「イタリアの憲法には九条の第一項(戦争放棄)に対応する条項はあるが第二項(戦力放棄)に対応する条項がない。それでイラクへの派兵がなされた。第二項に対応するものが必要」という声があがっているという話が印象に残りました。
次に挨拶された石川浩徳さん(日蓮宗現代宗教研究所顧問)のお話では、「宗教者で"九条の和"というものを作っており、ご自身も呼びかけ人となり憲法九条を守るために奮闘している」、「世界宗教者会議で日本の平和憲法をお手本に自分たちの国に帰ってこのような憲法を作る為に努力しようと決議した」「大変な世界の現状だ、この現状に合わせて憲法を変えようというのは本末転倒で、大変な状況を変えるために憲法を生かしていかねばならない」「戦争で国民の安全と平和が守れるか、守れないというのが歴史が証明しているところである」というお話が印象に残りました。石川文洋さん(報道写真家)の講演「武力では平和を築けない」は大変迫力のあるお話でしたが、用事のために30分位で退席しました。なぜ今改憲しようとするのかというお話では「わが国では、教育において前の戦争がどんな戦争であったのか教えられていない、戦争のために実態が知らされていない、そのために戦争に対する想像力に欠けている。憲法九条を守るためには想像力が必要である」と話し、ベトナム戦争、カンボジア戦争に報道カメラマンとして米軍えお共にされた時の写真を写しながら、「戦争はいかに人を暴虐無尽なものに変えそれに慣れさせ日常化させるのか」と話しました。(木村忠彦)
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ニュースレター第2号
(2005.5.20 発行)
<憲法九条と私>
戦争、武力を「永久」に放棄することは、日本とアジアの人々への約束である。六十年で破られてはならない。乙部宗徳(文芸評論家)
『新しい憲法の話』を読みたいと思っていました。今からでも遅くない、憲法について学んで行こうと思います。高野晴美(主婦)
戦争のない日本に生まれ育ち、戦争のない毎日を普通の毎日と思ってきた。イラク戦争がおこり、傷ついた多くの人たちをテレビ、新聞でみた。ボランティアの方が人質となるなど、普通では考えられない「普通」がみえてきた。戦争は、人も物も良心もすべて破壊する再び許してはいけないものであると思う。子育てに悩み生き方に悩むそんな普通の毎日を送りたいと思う。森田みどり(主婦)
憲法九条は人類の恒久平和への羅針盤。戦争の惨禍を代償に身につけた日本人の意思、そして何よりアメリカ一国覇権主義を打ち砕く鉄槌。関口勲(編集者)
《問》北朝鮮という危険な国が、いつ日本に攻撃をしかけてこないとも限らないので、日本を防備するためには憲法九条を改正して、アメリカと組んで集団的自衛権の行使ができるようにしなければならないという政治家がいますが、本当にそうなのでしょうか?
《答》いや北朝鮮にそんな力はありません。北朝鮮が「核があるぞ、核があるぞ」と大声を上げているのは、アメリカが「イラクの次にはお前をやるぞ」といわんばかりの脅しをかけているので、アメリカから攻撃をされるの恐れ、力のない北朝鮮が必死になってアメリカを牽制しようとしているのです。私たちは政治家の宣伝に惑わされずに、憲法九条の平和思想を広め、まずは東アジアを、そして世界を戦争のない、書くのない非核地帯とするために力を合わせようではありませんか。いとうきよし(税理士)
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「若葉・九条の会」ニュースレター 創刊号
(2005年3月27日発行)
お知らせ
*2月27日に設立した「若葉・九条の会」はその後も順調に呼びかけ人を増やしています。3月22日現在、呼びかけ人と会員を合わせて37名となり、九条に対する関心の高まりを感じます。カンパも113,000円集まりました。
*5月29日(日曜日)には岩田行雄氏を招き、講演をお願いすることになりました。氏は「検証・憲法九条の誕生」の編・著者であり、面白くわかりやすい話術が聴衆をひきつけることで定評があります。マジックもお得意なので、当日披露してくださるかもしれません。場所と時間が確定しましたら改めてお知らせします。