ニュースフラッシュニュースレター119号(2024.10.1発行)を掲載しました(2024.10.1)ニュースフラッシュ

若葉・九条の会ニュースレター No 113

2023.10.1発行
 
発行責任者:木村忠彦 043-255-3904
  
10月はみつわ台公民館文化祭
 
「憲法を読む会」「若葉・九条の会」として参加します。
 
日時 10月28日(土)10時〰︎17時
     
     29日(日)10時〰︎15時
 
内容 展示 公民館ロビー ロッカーの上 「昭和の記録」
      
      本物の軍隊手帳・金鵄勲章や50年前のみつわ台の様子など
 
      他に今では貴重品の生活用具も
 
   発表 10/28(土)13:00-14:50 集会室(和室)
 
      お話会:絵本読みきかせ 紙芝居 縄文かるたとり
      
      他にお楽しみミニバザー(手作り素敵な布巾・食器など)
 頃例会でで利用している公民館に、スタッフとして、また観客としてお誘い合わせお出かけください。
 
 
 
猛暑のため中止していたスタンディングアピールを10月3日から再開します。
 
12:30-13:20 JR千葉駅前にて
 
 
11月例会予定 
 
11月 26日 14:00-16:30 みつわ台公民館 講堂
 
        憲法改悪を止めるために
 
下記の集会に「若葉・九条の会」として協賛しました。ふるってご参加ください。
 
若葉区市民連合「大軍拡反対!憲法改悪を止めよう」
日時:10月8日(日)13:30~15:30 
 
会場:都賀コミュニティーセンター 講習室2, 3
        13:30主催者挨拶
   政党挨拶  立憲民主党 共産党 新社会党 緑の党 社民党 市民ネット
 
講演:大軍拡は台湾有事の抑止になるか 
              弁護士 舩澤弘行さん 
    
    質疑応答
    
    報告 10/5[九条の会」大集会に参加して
 
下に当日のチラシを貼ります

  
 
8 月例会 報告 8/20 (参加者 16 名)
 
DVD「ヒロシマ 葬られた内部被ばく」を観て 核の問題を考える
 
                                                                                     西都賀・崎山比早子
   
 広島のRCC開局60周年特別番組として2012年8月6日に放映された表記動画を8月の例会で観るという企画、暑い中、20名以上が参加され、最後には活発な討論が行われました。
 
 広島の比治山にある放射線影響研究所(放影研 旧ABCC)は原爆を投下した米国が原爆傷害調査をするために設立した研究所です。長崎にも同様の研究施設がありましたが、後に広島に吸収合併されました。約1万2千人の被爆者を生涯調査し続け、定期的に報告書を発表しています。調査は治療を行わない方針であった上、検査の方法が被爆者にはモルモットにされているという屈辱感を与えるものでした。
 
 爆心地から1.2kmで被ばくした「はだしのゲン」の著者、中沢啓治氏も登場し、母親が検査を受けたときに感じた悔しさを話しておられます。中沢氏自身、この時には肺がんの術後でしたが、既に骨転移が見つかっていました。原爆が投下された後、市内をだいぶ動き回ったために相当被ばくしたのだろうと述懐されています。
 
 米国の関心は放射線を外から浴びる外部被ばくの線量とがん及び各種の疾病との関連性と遺伝的影響に焦点が置かれてきました。放射性物質を呼吸や飲食物と共に体内に取り込み内部から被ばく(内部被ばく)することも当然あったはずですが、放影研の研究では当初からの方針で、内部被ばくは全く無視されてきました。そのため、黒い雨を受けた人々は長期間被ばく者として認めらず、長い戦いの後2021年7月にやっと被ばくが認められました(黒い雨訴訟については動画では触れていません)。    
 
 今年3月、日本の軍事費が過去最大の114兆円となり、大軍拡路線を突っ走り始めました。これに対し、国民の多くは危機感を募らせています。日本は海岸線に沿って54基もの原発があります(現在運転中は11基)。原発はウクライナ戦争で見せつけられたように、戦争が始まれば真っ先に標的となります。運転を休止していても燃料プールには大量の使用済み核燃料があり、プールが破損すれば大量の放射線によって人が近づけなくなり、大災害となります。従って原発を持ちながら戦争することは原爆を落とされると同様或いはそれ以上の危険を背負うことになります。日本人の安全は軍備増強ではなく平和的な対話外交でしか保てないことは自明です。
なお、この動画はYouTube https://www.youtube.com/watch?v=1vNBLu7UAeA で見られます。
 
 
8 月 20 日の例会に出席させていただきました。
 
                     大宮台・菅野真知子
 
 まず 2012 年に作られた動画「ヒロシマの山 葬られた内部被ばく」を視聴しました。広島市 の比治山にある放射線影響研究所(旧 ABCC) の歴史や現在、問題点や課題が語られました。 内部被ばくの影響は、外部被爆の2~3%と想 定しているとのことでしたが疑問です。
 
 福島では子ども甲状腺がんが異常な頻度で 見つかっています。放影研の理事長は郡山市で 放射線の影響について講演をしました。小さな 子どもを持つ母親、出産を控えた女性からは多 くの質問を投げかけられます。「洗濯物を外に 干して大丈夫か」「何を食べたらいいのか」など、 もし私が同じ立場だったら同じことを心配す るでしょう。理事長はあいまいな答えに終始し ます。確かなリスクについて答えられないのが 放射線なのだと恐ろしくなります。

 上映後は、参加者の方たちの近況や感想が述 べられました。50 代とおっしゃる方が、まず子 どもや孫など身近な人と戦争の恐ろしさを伝 える、話すことだと発言されました。
私が、今、友人たちと読んでいるのは『私た ちと戦後責任』(岩波ブックレット)です。著者 は 1985 年生まれの若い学者で、東京裁判につ いて資料から読み解いています。近現代史に関 心を持ったのは「祖父が頻繁に戦争体験を話し てくれた」からだそうです。私たちとは違う発 想のできる若い世代に期待しています。
 
 若葉 9 条の会のお働きに励まされました。出 席できましたことを感謝しています。
 
「今年も福島ツアー行ってきました」
 
                    みつわ台・夏目銀之助
 
 9 月上旬、川越市のNPOが毎年実施してい る応援ツアーに参加し、大熊町と相馬市に行っ て来た。今、問題となっているアルプス処理汚 染水の海洋放出については、あまり激論とはな っていないように感じられた。身内に東電関係 者が多いであろうことから、議論がしにくいの だろうか。ここでも福島県民に負担を押しつけ ている。
 
 大熊町に絞って、現況を報告する。第 1 原発 があり、2019 年 4 月までは誰も住むことがで きない無人の町だった。何年か前、写真撮影の ため自動車から降りると、警備員が飛んで来て 「ここでは車の外に出られません!」と警告さ れた地域だ。今でも半分くらいは帰還困難区域 だ。震災前人口 11,000 人の小さな町。現在住民 票上は 10,000 人だが、実際住んでいるのは 1,000 人だという。内、東京電力の単身寮に 750人。差し引き 300 人くらいが住人(自宅に戻っ た人が 200 人、移住して来た人が 100 人)。
 
 だから 98%の人は戻って来ていない。JR大野 駅を中心に町役場、テナント、町営住宅、民間 アパート、工業団地、病院を整備していき、2025 年には人口 4,000 人を目指すという。駅は去年 も今年も無人だった。12 年も経って、やっとこ さ、ここまで回復した、という現実と、昨年、 千葉市大宮町から移住してきたという担当(42 )のキラキラした表情に、ギャップを感じると 同時に希望を見た。
 
 なお、今回の企画が 10 回目ということで、 福島放送TVの半日同行取材があった。私もT Vカメラを前に腹話術を披露したが、台風被害 情報が優先され放映されることは無かった。
 
 
【用語解説】 GX・・・グリーントランスホーメーション
      Greentransformation・・緑転? IAEA・・・・・・・・・ 国際原子力機関
                   ICBM・・・・・・・・大陸間弾道ミサイル
                   PFAS・・・・・・・・・有機フッ素化合物
 
  RECNA(長崎大学核兵器廃絶研究センター) は、核弾頭追跡チームの市民データベースを 更新し、6 月 1 日現在における世界の核弾頭 一覧(推計値)を公表した。それによると、 現在、9 か国が約 1 万 2520 発の核弾頭を保有 している。昨年比 200 発減である。
 
 ロシア(5890 発)と米国(5244 発)で全体の 90%を占め、残りの 10%を中国(410 発)、 フランス(290 発)、英国(225発)、パキス タン(170 発)、インド(164 発)、イスラエル (90 発)、北朝鮮(40 発)が保有している。
 
 脱軍備・平和レポート 22 号(2023/8/1)より



貸 出 し 致 し ま す 
 
DVD                   
• 2023/7/17「流すな汚染水!止めよう原発」 
吉沢正巳さん・吉沢弘志さん 
 
• ヒロシマ 葬られた内部被ばく 
 
本 
♢「自衛隊も米軍も、日本にはいらない!」 
~災害救助即応隊構想で日本を真の平和国家に~ 
         花岡しげる 著  花伝社刊 
 
♢ 「非戦の誓い」 ~憲法9条の碑を歩く 
          伊藤千尋 著    あけび書房刊 
 上記2冊は加曾利町の斎藤勉さんから寄贈いただきました 
 
♢ 「はだしのゲン」1巻から7巻 
   中沢啓治著 中公文庫コミック版 
 
ブックレット 
★「平和憲法で戦争をさせない」 
  ――立憲主義と安保法制違憲訴訟 
      寺井 一弘・伊藤 真 
 
★新たな改憲の危機と九条の会運動の意義 
      渡辺 治・高田 健 
      ―― 九条の会ブックレット 
• 九条の会第8回全国交流集会(23/5/28) 
 報告集―大江健三郎さんの志を受けついで 
 
• 台湾有事で踏み越える専守防衛 
 ~敵基地攻撃と日米一体化~ 
           半田 滋 
• 政策破綻に向かう 
       岸田「新資本主義」 
           金子 勝 
 
貸出期間:原則2週間  返却時送料のみご負担ください 
返送先は 発送時に明記します  申込先:090-9304-1030(鎌倉) 
 
 

お  出 か け 情 報 
 
♥ 10・5九条の会大集会 
 
――大軍拡反対!憲法改悪を止めよう 
 
10月5日(木)19:00~21:00 
 
会 場:「なかのZERO」大ホール 

     (JR 中野駅南口徒歩10分) 
  ・スピーチ  田中優子さん 中野晃一さん 
  ・司会       菱山南帆子さん 
 
参加費:999円(学生・障がい者500円) 
 
主 催:「九条の会」実行委員会 
 
協 賛:戦争させない・9条壊すな! 総がかり行動 
             安保法制の廃止と立憲主義の回復を求める市民連合 

♥ いてもたってもいられない!!若葉区市民集会 
 
日 時:10月8日(日)13:30~15:30 
 
会 場:都賀コミュニティーセンター2F 
         各党挨拶 
 講演:大軍拡は台湾有事の抑止になるか 
    弁護士 舩澤弘行さん 
  資料代:300円 
主 催:千葉9区市民連合若葉区運営委員会 

♥ 第15回平和を願う市民のつどいinちば 
  
日 時:11月19日(日)13:30~16:00 
   
会 場:千葉市生涯学習センター・ホール 
 
講 演:安田菜津紀さん 
      「共に生きるとは何か」 
        ――難民の声、家族の歴史から考えた多様性― 
  
           パネルディスカッション 
   「共に生きるってどんなこと? 
        ―暮らしの中の差別を考えるー」 
  
      参加費:1000円(大学生以下無料) 
  主 催:平和を願う市民の集い実行委員会 
  問合せ:080-5017-1584(市川)  
 
お た よ り を お 寄 せ 下 さ い 
 
郵送  : 〒264-0032 千葉市若葉区 みつわ台5-41-6 木村宛 
 FAX   : 043-252-1852 
 E-mail :  このメールアドレスはスパムボットから保護されています。閲覧するにはJavaScriptを有効にする必要があります。 
• カンパをありがとうございます。引き続き よろしくお願いいたします 
郵便振替番号:00130-3-723858 「若葉・九条の会」

編 集 後 記 
「暑さ寒さも彼岸まで」は死語になったのでしょうかK. 
 
若葉・九条の会ニューズレター No.113 
2023/10/1発行           編集人:鎌倉淑子 
発行責任者:木村忠彦   若葉区みつわ台5-41-6