ニュースフラッシュニュースレター118号(2024.8.9発行)を掲載しました(2024.8.14)ニュースフラッシュ

若葉・九条の会ニュースレター No 112
 2023.8.20 発行
HP http://wakabaarticle9.com

 発行責任者:木村忠彦 043-255-3904
 
8月例会のお知らせ

日 時  8月20日(日)14:00~16:30
 
会 場  みつわ台公民館 講堂
 
内 容   DVD「ヒロシマ 葬られた内部被ばく」を見て 核の問題を考える
               
              ~~~ 崎山比早子さんを囲んで ~~~

         
 1945年8月6日、8月9日 ヒロシマと長崎に米軍は原子爆弾を 投下しました。 
 
   2011年3月11日、東京電力福島第一原子力発電所の4基が爆発し ました。
 
  それから12年、核による発電(原子力発電)は続いています。
 
  核兵器廃絶も進んでいません。世界は「核」を捨てられないでいます。
 
 人類は「核」と共存できるのでしょうか?
 
                        
                          近 詠 五 句  みつわ台・大城戸紀子
        
    黒海を封じ 飢餓呼ぶ人非人
        
       
 莫大な撒き餌マイナの 紐もつれ

              地位協定PFAS知りつつ 知らんぷり

              支持率のアップを読んだ 専用機
 
                        ワヤでんな浪速万博 頓挫する
 
 
6月例会報告  6/25 (参加者20名)
 
「国民投票法」の問題点 講師:廣瀬理夫弁護士
 
 憲法96条
 
この憲法の改正は、各議院の総議員の三分の二以上の賛成で、国会が、これを発議し、
 
国民に提案してその承認を経なければならない。この承認には、特別の国民投票又は
 
国会の定める選挙の際行われる投票において、その過半数の賛成を必要とする。
 
 
国民投票法
 
正式には「日本国憲法改正事項に関する法律」という。
 
2007年安倍政権時に公布 2010年 改正国民投票法。2014年 改正。
 
・憲法改正のためには、衆議員議員100名以上の賛成、参議院議員50名以上の賛成で、原案発議。
 
・国会議員から原案が提案され、衆参両院の憲法審査会で審査され、本会議に付される。提案は憲法改
 
正案毎に一人一票。
 
→各議院における総議員の3分の2以上の賛成による可決。
→国会の憲法改正の発議(国民への提案)
→発議日から60日以降180日以内において国会が議決した日に国民投票実施
→国民投票で投票総数(賛成反対の合計)の「過半数の賛成」国民の承認。
「過半数」の意味は?
「投票総数の過半数」とされているが、白票や積極棄権は?
公選法と異なり、個別訪問や署名活動は可能。
公務員、教育者などに対する国民投票運動に関する制限(103条)
組織的多数人買収及び利害誘導罪の規定(109条。民主団体でも)
厳しい罰則。3年以下の懲役もしくは禁固又は50万円以下の罰金。
例えば、知人が訪ねてきました。国民投票の話になりました。お茶とお茶菓
子を出しました。⇨罰せられる
 
 
国民投票広報協議会の設置
 
各議院から選出された各10名で組織される。各会派の所属議員の比率によ
り、各会派に割り当て選任される。
 
 
6/25例会学習会 「憲法国民投票法」の問題点
 
「憲法改正の賛成派と反対派はB29と竹槍くらいの力の差がある」といわれる。
 
今回の学習会で、気になったこと2点。
 
 第1.広報の作成はたった20人の国民投票広報協議会で行われること。衆参各10人は会派の比率によるという。計算してみたら、賛成派(自公維国)で14~15人、反対派は5~6人!これでは「賛成意見、反対意見を客観的かつ中立的に記載した」広報を望むのは無理ではないか。
 
第2.学校の先生の国民投票運動が禁止されていること。将来の主権者たる子どもを議論から排除していいものか。むしろ子どもが最も憲法改正の影響を受けるのではないか?
 
冒頭の言葉のように実質的に改憲派に有利なだけでなく、「国民投票法」は制度としても改憲派に有利にできていると感じた。            (なつめ銀之助)


 
              

暑気払い  お楽しみ会  7月23日    
 
腹話術   詩の朗読 コーラス  
 
ギター演奏と歌とトークを楽しみました。
 
みんなで「へいわのうた」「BELIEVE」などを 歌いました。   参加者:18名
 
「へいわのうた」
 
地雷を作った偉い人は
 
子どもたちの足 吹き飛ばしたこと
 
知っているんやろか
 
地雷を埋めた兵隊は
 
歩けないことの
 
本当のくやしさを
 
知っているんやろか
 
爆弾じゃなくて ごはんがいい
 
悲しいじゃなくて うれしいがいい
 
みんな同じ命だから
 
戦争じゃなくて やさしいがいい

 
こ れ か ら の 予 定

9月例会 9月24日(日)午後2時から4時30分
     みつわ台公民館 
     テーマ 未定 
                 8/5(土)10:00~みつわ台公民館にての世話人会で決めます。
 
10月28日, 29日みつわ台公民館文化祭参加
     
                昭和の記憶の展示(金鵄勲章、軍隊手帳など実物展示)
     
               軍隊手帳には「命は、水鳥の羽よりも軽い」とあります。
     ひとたび戦争になれば、人の命は軽くなる。命は宝なのに。
     お話会(紙芝居・加曾利貝塚による縄文かるた・折り紙など)

  
   “一万年 平和続いた 縄文時代”
 
 
「安保三文書」は九条改憲を先取りするもの
 
安保三文書とは?
 
2013年策定 2022年12月16日閣議決定!
 
A 外交、防衛の指針  「国家安全保障戦略」
 
B (防衛計画の大綱)⇒ 「国家防衛戦略」
 
C (中期防)⇒     「防衛力整備計画」
           (防衛財源確保法案) 
 
 
敵基地攻撃能力について
 
A で「保有」 
 
Bで使用する際の要件 
 
Cで関連する装備を明らかにしている。
 お買い物リストともいわれGDP2%の根拠
 
これらは米軍と共有⇒大軍拡の震源地はアメリカ
アジアの軍事的緊張を高める !!
 
その他 悪法が目白押しに成立している
 
・「重要施設等周辺住民監視規制法(土地規制法) 2021年 可決成立 2022/9月施行
 
・「経済安全保障推進法」 2021年成立 2023年以降段階的に施行

・「防衛産業強化法案」⇒ 軍事企業の国有化
 
私たちの税金が軍事産業に投入される
 
2023/5月 衆院可決 参議院へ
 
・やぶられる原則
 
武器輸出三原則緩和協議⇒ 殺傷武器輸出 ⇒日本の戦闘機 海外で空爆も
 
自衛隊の南西シフト→ 奄美大島 宮古島  沖縄本島 石垣島 與邦国島
 
沖縄県知事「外交努力を」
 
そのほか 警察機関の海上保安庁と自衛隊の一体化が進む
 
かえって危険!!   敵基地攻撃能力保持
        
結局 対話、外交あるのみ   “抑止力”で戦争は防げない

 
貸 出 し い た し ま す
DVD                  
 
⭐︎2023/3/26 若葉・九条の会総会での講演
高田健さん 約60分
<平和をつくりだすということ~「新たな戦前」を拒否するために>
 
⭐︎2023/4/29「流すな汚染水!止めよう原発」
崎山比早子さん 約90分
 
⭐︎2023/7/17「流すな汚染水!止めよう原発」
吉沢正巳さん・吉沢弘志さん
 
⭐︎ヒロシマ 葬られた内部被ばく
 
⭐︎未来への決断~ノーモア原発~ 54分
 
⭐︎「国民投票法」の問題点  講師:廣瀬理夫弁護士


♢ 「自衛隊も米軍も、日本にはいらない!」 ~災害救助即応隊構想で日本を真の平和国家に~
   著者:花岡しげる、発行:花伝社

ブックレット
 
★「平和憲法で戦争をさせない」 ――立憲主義と安保法制違憲訴訟
      寺井 一弘・伊藤 真
 
★新たな改憲の危機と九条の会運動の意義  渡辺 治・高田 健 ――九条の会ブックレット
 
★九条の会第8回全国交流集会(23/5/28) 報告集―大江健三郎さんの志を受けついで
    
★台湾有事で踏み越える専守防衛  ~敵基地攻撃と日米一体化~  半田 滋
 
★政策破綻に向かう  岸田「新資本主義」 金子 勝 

貸出期間:原則2週間
返却時送料のみご負担ください  返送先は 発送時に明記します
申込先:090-9304-1030(鎌倉)

お 出 か け 情 報
 
♥ 第20回 平和のつどい
 
8月25日(金)13:00開場 13:30開演

講 師:前川喜平さん(元文科省事務次官)
    
「日本国憲法と安保3文書」
 
会 場:千葉市文化センター3Fホール   資料代:500円(中高生無料) 
 
主 催:日本年金者組合千葉市支部協議会

お た よ り を お 寄 せ 下 さ い
 
郵送  : 〒264-0032 千葉市若葉区 みつわ台5-41-6 木村宛
FAX : 043-252-1852
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カンパをありがとうございます。
引き続き よろしくお願いいたします
郵便振替番号:00130-3-723858 「若葉・九条の会」


編 集 後 記

 「防衛産業強化法案」についてのパブリックコメント(意見書)の締め切りが8月4日と聞いて、意見書を送りました。わかりにくい文章を読んで、苦心して、ようやくE-mailを送りました。
 
 軍事産業を国有化して、私たちの税金を投入するというのです。ひどいと思いませんか。
 そんなことをすれば、軍産複合体が生まれ、米国のように「戦争中毒」の国に日本がなってしまいます。
 安保三文書だって、私たちは「いいよ」なんて言っていません。こんな重大な国のありようを、閣議決定で決めてしまうなんて、許せません。             (都賀の台・鎌倉 淑子)      

若葉・九条の会ニューズレター No.112
2023/8/10発行    編集人:鎌倉淑子
発行責任者:木村忠彦   若葉区みつわ5-41-6