ニュースフラッシュニュースレター119号(2024.10.1発行)を掲載しました(2024.10.1)ニュースフラッシュ

若葉・九条の会ニュースレター No 110

2023. 4. 15発行
発行責任者:木村忠彦 043-255-3904
 
4月例会のお知らせ

日 時  4月23日(日)14:00~16:30
 
会 場  みつわ台公民館 講堂
 
内 容 「若葉・九条の会」の2023年度の活動方針とその具体化
          
             拡大世話人会の位置づけで行いますが どなたでもご参加下さい。
 
【総会報告】
 
総会は、去る3月26日に、高田健さんの「アジアと日本を戦争に巻きこむ大軍拡と改憲の危機」
        
副題 平和をつくりだすということ~「新たな戦前」を拒否するために
 
講演のあと、2022年度活動報告・2022年度会計報告 2023年度世話人・2023年度予算案を決めました。
 
活動方針については、時間切れで十分討論できなかったため、上記4月23日の拡大世話人会にたくされました。

4月3日(月)12:30~13:50
  
JR千葉駅前でスタンディングアピールと「平和、いのち、くらしを壊す
 
大軍拡、大増税に反対する請願署名」の呼びかけをおこないました。

1時間足らずの間に5名の方が、署名して下さいました。


 
                           写真:鎌倉

      
【報告】2月例会
 
2月26日 ~「台湾有事」の行きつく先と日本国憲法9条~ 
 
舩澤弘行弁護士を囲んで
             参加者:15名
 
資料①
 
中国の台湾に関する方針
・「台湾は中国の一省」「台湾問題を解決し祖国の完全統一を実現することは、中国共産党の歴史的任務」
 
・基本方針は「平和的統一」(1979年1月「台湾同胞に告げる書」)
 
・しかし、「台湾の中国からの分離をもたらしかねない重大な事変が発生し、または平和統一の可能性が完全に失われたとき」には、「非平和的方式」による領土保全を容認(2005年・反国家分裂法)
 
台湾は
・蔡英文総統「(公式に)独立国家を宣言する必要はない」「現状維持が今も我々の方針だ。それが中国に対する非常に有効的な意思表示であると思う」(2020年1月、英BBCのインタビュー)
 
米国は
・1979年1月の米中合意
アメリカ合衆国は中華人民共和国を中国の唯一の合法政府であることを承認し、そうした関係の範囲内で、台湾の人々と文化、交易、その他の非公式な関係を維持していく。アメリカ合衆国は、中国はただ一つであり、台湾は中国の一部であるとの中国の立場を認知する(1979年1月1日、米中共同コミュニケ)
 
資料② ASEANとは? 
Association of South-East Asian Nations
東南アジア諸国連合のこと
タイ、フィリピン、マレーシア、インドネシア、
シンガポール。1977年+1として日本
1984年ブルネイ  1995年ベトナム、ラオス、
ミャンマー、カンボジア +中国、韓国 
2009年米国  東チモール
 
「我々にどっちの側につくかと問わないでほしい」
「大国は戦争をしないで」   フィリピンの発言
 
資料③憲法前文から99条までのプリント。
資料①②③を基に「平和の準備」について話し合った。
 
 
「若葉・九条の会」第19回定期総会 報告
 
3月26日 14:00~17:00千城台公民館集会室
               
       14:00~15:20 高田健さん講演
 
平和をつくりだすということ~「新たな戦前」を拒否するために
      
                 15:30~17:00 議事
 
参加者:20名
 
議事:第1号議案 2022年度活動報告
 
   第2号議案 2022年度会計報告及び監査報告 承認
   
           第4号議案 2023年度予算案  承認
         
           第5号議案 世話人以下を選出
      鎌倉 淑子(都賀の台)
      木村 忠彦(みつわ台)
      崎山比早子(西都賀)
      神保 義信(千城台)
      夏目銀之助(みつわ台)
      浪岡 尊志(高品町)
      渡辺 正史(加曾利町)
   
             第3号議案「2023年度活動方針案」は時間切れにより十分審議できなかったので
              4月23日の拡大世話人会で決めることを議長提案により決定。
 
 
「若葉・九条の会」申し合わせ    2005/2/27
 
1. 名称 「若葉・九条の会」とします
 
2. 目的  日本国憲法第九条を守るために活動します
 
 3. 憲法九条を守る意思のある方は誰でも会員になることができます
 
4.「九条の会」アピールの賛同を広げていくため、集会、学習会、署名活動などを行います
 
5.  必要に応じて名前を公表できる会員を呼びかけ人とします
 
 6,会の日常活動を進めるために世話人を置きます
 
7. 代表世話人1名副代表世話人若干名をおきます
 
 8.  年1回総会を持ち、1年間の活動のまとめ、次年度の活動方針を決めます
 
 9.  財政は会員の寄付金などによって賄います


平和をつくりだすということ
 
~「新たな戦前」を拒否するために
                         2023/3/26
 
  みなさん、感じておられるように 今、憲法九条は、非常に厳しい状況にあります。
でも、2004年当時、憲法を変えた方が良いと考える人は65%いました。いまそんなにいません。
20年間、「九条の会」などの護憲運動を続けてきて 改憲は要らないという世論を作ってきました。この期間は無駄ではなかったと思います。
 
 今、岸田政権になり「新たな戦前」(タモリさんが徹子の部屋でいった言葉)になろうとしています。
同世代の吉永小百合さんは「ずーっと戦後であってほしい」と。また菅原文太さんは、沖縄の翁長知事の選挙応援の時、政治の要諦は二つある。「一つは民を飢えさせないこと」「もう一つは戦争をさせないこと」
と言っています。
 
 ウクライナ戦争が始まってから、「日本が攻められたらどうするか」「憲法9条を持っていたら戦争は止められるのか」との議論が交わされるようになっている。憲法9条の意味はそういう事ではない。「日本は二度と戦争をやりません」と世界に宣言した。「日本から攻めては行きません」と。
 
 アジアで「中国が攻めてきたらどうする」「北朝鮮がミサイルを撃ってきたらどうす
る」・・・だから武力を持たなければ安全は守れないと。そうでしょうか?
 
 岸田首相は第211回通常国会の所信表明演説で「優先されるべきは積極的な外交です。(中略)外交には、裏付けとなる防衛力が必要です。(中略)相手に攻撃を思いとどまらせるための反撃能力の保有など(中略)を進めてまいります」と言っています。優先されるべきは外交といいながら、3月末、中国大使が本国に帰るにあたって 挨拶(表敬訪問)をしたいというのを「忙しいから」と断ったとのことです。(あまり報道されませんでしたが)外交常識からは、考えられないことです。気に入らなくても、そこは外交ですから「本国に帰ったら、お互いに戦争にならないように努力して下さい」と云うのが当たり前です。地球上でお隣に位置すれば、「引っ越していけ」とは言えないのだから、気に入らなくても仲良くしていかなければならない。
  
「安保3文書」には、平和の準備について書かれていない。「仮想敵」を作って「防衛政策の大転換」をうたっています。2022年、年末臨時国会が終わってから閣議決定しました。2023年1月アメリカに行って バイデン大統領に「安保3文書」を報告、約束し 「すばらしい!」と褒められた!? 大軍拡予算も間もなく成立します。米国の要求であるGDP2%の軍事費で日本は世界第3位の軍事大国になります。
 
岸田政権の野望を止めるために   
 
 しかし、これではまずいという世論も広くある。「台湾有事」を口実に使っているが、冷静に正確に状況を見なければならない。
 
 もともと「台湾有事」は、「中国は2027までに、米国を攻める能力を持つ」と米政府高官?が言ったことが「5、6年以内に台湾有事がおこる」にすり替わった。 どうやって台湾有事を起こさないかが重要。「台湾有事」は「日本有事」と煽り、恐怖心を抱かせ軍拡に利用している。
今、ASEAN (東アジア諸国連合)の努力に目を向けると「平和の準備」のヒントが見える。
フィリピンは「われわれに、どっちにつくかを選択させないでほしい」と言った。「大国は争わないでほしい」とも。 小さな国々は協力して共存している。
私たちが「平和の準備の世論」をどう作っていかれるかにかかっている。野党共闘、選挙も大事です。
 
              (高田健さん講演一部要旨を独断で 文責:鎌倉) 
 
熱のこもった講演を記録したDVDをお分けします。当日のレジュメと併せてどうぞ。頒布価格200円


   
どうぞ よろしくお願いします
 
2頁でお知らせした世話人のほか、下記担当者を加えたメンバーで2023年度の運営をしていきます。
会 計:坪井はるか(都賀の台)
監 査:関口 甫 (小倉台)
HP  :崎山 樹 (西都賀)
 
お 出 か け 情 報
 
▽  4/23 若葉・九条の会 4月例会
 
▽   5/3 (水・憲法記念日)憲法記念日の集い
 
ところ:千葉市文化センターアートホール
と き:5月3日 午後1時30分開場  2時開演
資料代:500円
記 念 講 演 「大軍拡と歴史の教訓」
   山田 朗さん(明治大学文学部教授)
主催:憲法を守り・いかす千葉県共同センター
   連絡先 043-225-4567
 
5/3 (水・憲法記念日) 2023憲法大集会
  
  あらたな戦前にさせない!
  守ろう へいわといのちとくらし
 
会場:東京臨海広域防災公園有明防災公園
東京都江東区有明3丁目8番35号
東京臨海高速鉄道りんかい線「国際展示場」駅
徒歩4分・ゆりかもめ東京臨海新交通臨海線
「有明」駅より徒歩2分
 

貸 出 し い た し ま す
 
☆   本
「独裁体制から民主主義へ」
~権力に対抗するための教科書~
ジーン・シャープ著 瀧口範子訳
ちくま学芸文庫
「非戦」坂本 龍一 監修 幻冬舎 2002年刊
 
☆   ブックレット
「新たな改憲の危機と九条の会運動の意義」
            渡辺治・高田健
「台湾有事で踏み越える専守防衛」
半田滋著
政策破綻に向かう岸田「新資本主義」
金子勝著
 
☆   DVD
「荒野に灯をともす」(90分)
 ~ 医師中村哲現地活動35年の軌跡 ~
「未来への決断」~ノーモア原発~(54分)
 
貸出期間:原則2週間
返却時送料のみご負担ください
返送先は 発送時に明記します。
申込先:090-9304-1030(鎌倉)
 
♡ お便りをお寄せください
 
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E-mail :  このメールアドレスはスパムボットから保護されています。閲覧するにはJavaScriptを有効にする必要があります。
Fax   :  043-252-1852(鎌倉)
郵送:〒 264-0032千葉市若葉区みつわ台5-41-6 木村宛
 
カンパをありがとうございます。
 
引き続きよろしくお願いいたします
  郵便振替番号:00130-3-723858
     「若葉・九条の会」
 
 編 集 後 記
 
大軍拡 大増税反対の請願署名用紙を同封します。
平和、いのち、くらしについて対話しつつお願いしてみて下さい。無理をしないで。5筆埋まらないでもよいです。直接呼びかけ団体にお送りくださっても、木村宛に返送くださってもよいです。郵送料はカンパして下さい。       (鎌倉 淑子)
 
若葉・九条の会ニューズレター  No.110
2023/4/15発行      編集人:鎌倉淑子
発行責任者:木村忠彦
      千葉市若葉区みつわ台5-41-6