若葉・九条の会ニュースレター No 102
12 月 例 会 ご 案 内
日 時:2021年12月19日(日) 午後2時~4時30分
会 場:みつわ台公民館 講堂
内 容:2021年をふりかえって
来たる2022年を語る
~~コロナ感染、天災と人災・衆議院選挙検証・市民運動と選挙
参加費:無料
「第14回わかば新春平和と文化のつどい」を
2022年1月23日(日)開催
去る11月21日の実行委員会で、開催を決定しました。
今、平和を願い、生の音楽を聴きたいと願う地域の皆さんと共に音楽がある日常を取り戻そうと実行委員一同決めました。
感染対策のために定員は二分の一 250名です。
チラシ参照の上是非参加をご予定ください。「九条の会・1月例会」に替えます。♪♪♪♪♪♪♪
【報 告】憲法学習は楽しい!
10月例会
10月17日(日) みつわ台公民館講堂
「憲法から考える政権交代の意味」
講師:角谷信一さん 参加者:22名
Q:憲法の三原則とは?
A:主権在民・民主主義・国際平和主義
Q:条文の内一番多いのは?
A:基本的人権に関してで約40ある
・個人として尊重される
・平等・思想信条の自由
・表現の自由
・居住、移転、職業選択の自由
・学問の自由・婚姻の自由
・生存権、幸福追求の権利保障
・団結権の保障 など
Q:憲法はなぜできたか?
・復習して自分で答えてみよう
Q:他の法律とどこが違う?
・最高法規
・権力者を縛る
・法律:国民が守らなければならない
・憲法:国民は守らなくてもいい
守るべき人は:天皇、国務大臣、国会議員、裁判官、公務員
(第99条)
A:基本的人権の本質(第97条)
この憲法が日本国民に保障する基本的人権は、人類の多年にわたる自由獲得の努力の成
果であって、これらの権利は、過去幾多の試練に耐え、現在及び将来の国民に対し、侵すこと
のできない永久の権利として信託されたものである。
”基本の基学習”の後、ベアテ シロタ ゴードンさんと「暮らしと女性」の画像を見ながら、
今でも、女性が置かれている困難について考えた。1947年民法改正時、改正されずに条文が
残ったために、戸籍がない人がいる現状。わかっているだけでも688人。
(母親が伴侶と分かれ法的に、離婚が成立しないうち
に生まれた子は無戸籍。家庭内暴力等が原因?)
話し合いの中から
Q:今日のような憲法学習の機会を学校でつくってほしい。特に基本的人権については大事
だと思う。自分は尊重される、同じく人も尊重されなければならないと知れば、「いじめ」は
無くなるのではないか?
A :(角谷さん)仰るとおりです。ただ高校で言えば生徒たちの関心、興味は、何処に進学す
るか、就職するかです。今の競争社会の中で生徒たちの悩みは相当深い。
日々の暮らし、例えばブラックバイト問題(時間給が安すぎるなど)などを入口にして「権利
を使う」ことを話す。そうすると自分たちが主権者だということをわかってもらえます。
Q:学校で政治の話は、してはいけなくて、いきなり「18歳になりました。選挙に行きまし
ょう」と言われてもあまりに政治を知らなすぎと思う。
Q:男女平等は今現在でも実現していないと思う。みなさんの家族、まわりではどうですか?
A:私はジェンダーって考えたことがなかった。女性と言えばセックスの対象。女は男の家来だと。この頃、考
えを変えた。女性は素晴らしと思うようになった。女性を尊敬します。人間半数は女性、もっともっと女性が
あらゆる場所で活躍すれば世の中変わると思う。
Q:それを、阻んでいるものの一つに貧困がある。非正規で働く労働者の内7割は女性。家賃を払い、子どもを
育てるのは無理なのが現状。
政治環境のウネリを、護憲の力に!!
2021/10/19 四街道・ 小川
先ず、先日の「自民党総裁選挙」及び「衆議院解散等、政治日程の決定過程」に着目したい。「単なる一政
党の儀式」に過ぎないが、「主権者たる国民の参画なく、国家権力が決定される」事実に鑑み、「日本国憲法」との乖離を痛感する。
事実、都内の某高級ホテルでの「自民党総裁選挙」は、全国の自民党の党員、党友が注目する一大イベントに相違ない。しかし、当該選挙の結果は、「憲法が定める国民の総意」でないことは明白である。
2009年7月の総選挙で、戦後最低人気の麻生内閣が倒閣、自民党が下野。野党が政権に就くが、東日本大震災という稀有な大災害が発生、3年5カ月で、政権が終焉する。そもそも、東日本大震災は、稀有な大規模地震による自然災害に加え、「東電・福一原発の壊滅的な破壊という人類史最大級の人災」であった。
国家事業たる「原子力政策」を強引に牽引した「自民党長期政権」は既に、「津波、高潮による原子力発電施設の壊滅的事故の危険性」を指摘されながら、当時の東電経営陣は、「安全よりも経営面を重視」したことから、科学的知見を拒否した経緯が明らかとなったことが立証され、「事故は人災」に他ならない。
事故後も、自民党政権(原子力ムラ)は、国民の命とくらしを軽視し続け、「人災をも、政権復帰の機会」とした。その後、改憲を目論む安倍晋三は、「悪夢のような野党政権時代」を口癖に、長期政権に居座ったが、今や、各地の選挙では、自民党大敗という大きなウネリとなり、自民党政権の逆風が歴然となった。
今日の政治環境は、「憲法が定める国民主権復権の絶好の機会」と理解したい。
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今、言葉の定義から始めよう
と言うのは、その言葉が意味する現実と実感(リアリティ)が あべこべになっているようなのです。
例えば「新自由主義」=国家による福祉・公共サービスの縮小(小さな政府、民営化)と、市場原理主義の重視を特徴とする経済思想(日本総研)
とあるが、ある若者の意見は「新」と「自由」が二つ入っているからいいじゃん!! ・・・・どう答える?
例えば感染症拡大で保健所がパンクしたのは全国で800カ所以上あった自治体の保健所を約半分に減らしたのが原因です。公的サービスが減ると
私たち市民は困ります。競争社会は格差を生むのでは?
先の衆議院選挙が終わって検証の時、「”憲法を守る”と言うと落選する」とある候補者。
私は困った!
遠回りでも
地域で、学校で、職場で「憲法基本の基」を一緒に学びましょう
お出かけ情報
◇ 第36回戦争責任を考える千葉の集い
12月12日(日)13:00 開演
千葉市生涯学習センター地下F小ホール
演題:「後期日中戦争」期の中国戦線
太平洋戦争の裏で何が起きていたのか?
講師:広中一成さん(愛知大学非常勤講師)
参加費:無料
定員:40名 メール・電話予約、当日は先着順
E-mail
Tel 070-6527-3469
◇ 第14回わかば・新春平和と文化のつどい
2022年1月23日(日)
13:00開場14:00開演
若葉文化ホール(千葉都市モノレール「千城台駅」下車 徒歩3分)
参加費:500円 高校生以下無料
問合せ・チケット購入
TEL&FAX 043-236-0120 (辛島)
携帯電話 090-9304-1030(鎌倉)
DVD 本 紙芝居 を貸し出します
DVD
「荒野に希望の灯をともす」
~医師・中村哲 現地活動35年の軌跡~
1時間28分
「戦争案内」 70分
日本によるアジア侵略の社会構造的原因を追究
「ショック・ドクトリン」 82分
ナオミ・クライン原作
世界に衝撃を与えたもう一つの現代史
「放射能のホントのこと」
中学・高校生学習用 原子力教育を考える会
監修:崎山比早子
本
「ともに学ぶ人間の歴史」 学び舎
中学社会歴史分野教科書
紙芝居「ちっちゃいこえ」
脚本・アーサービナード 絵・丸木俊 丸木位里
お知らせ
ブックレットを購入しました
「戦争準備と住民監視」
重要施設等周辺住民監視規制法の廃止を求める
弁護士 仲松 正人著 定価600円
御入用の方にはお分けします。貸出もします
◆ お便りをお寄せください
近況、感想文、大論文、俳句、川柳、本の紹介など。
E-mail :
FAX : 043-252-1852 (鎌倉)
郵送 : 264-0032 千葉市若葉区みつわ台
5-41-6 木村忠彦
◆ カンパをありがとうございます。引き続き、よろしくお願い致します。
郵便振替番号は 00130-3-723858
「若葉・九条の会」です
編 集 後 記
12月3日の新聞は、12月2日に四国電力伊方原発3号機が再稼働したと報じている。これで、関西電力大飯3,4号機、高浜3,4号機、九州電力玄海3,4号機、川内2号機の合計8基の原発が現在稼働している。
原発は海水温め機であり、CO2も出す。運転すればするほど捨てる場所がないトリチウムを含む汚染水を排出する。それを毎年50年ほどかけて海に流そうとしているとは!未来の世代に対して犯罪行為でなくて何でしょう。
(都賀の台・鎌倉淑子)
若葉・九条の会ニューズレターNo.102 21/12/7発行
編集人:鎌倉淑子 発行責任者:木村忠彦
〒 264-0032 千葉市若葉区みつわ台5-41-6