ニュースフラッシュニュースレター118号(2024.8.9発行)を掲載しました(2024.8.14)ニュースフラッシュ

 

若葉・九条の会ニュースレター No 71

                          2016.10.10発行
                             ホームページhttp://wakabaarticle9.com/
                    発行責任者 木村 忠彦043-255-3904
 
 
 
 
10月例会は みつわ台公民館文化祭参加とします。
お誘いあわせご参加ください。   
日 時 10月23日(日)午後1時~4時
会 場 みつわ台公民館   和室及びロビー
      ♡ 展示 昭和の記憶――暮らしを想像してみるために
      ♥ おはなし会
        紙芝居・えほん読み聞かせ・縄文かるたとり・折りづる作成
        「縄文かるた」は桜木公民館の方々の加曽利貝塚発の手づくりです
            ~~~~~1万年平和つづいた縄文時代~~~~~
 
昭和22年文部省発行
「あたらしい憲法のはなし」2円50銭  二十二頁 七 基本的人権から
六 戦争の放棄 十七頁
二度と戦争をしないように二つのことを決めました。
その一つは、兵隊も軍艦も飛行機も戦争をするためのものは一切持たないということです。
もう一つは、よその国と争いごとがおこったとき、戦争によって相手を負かして自分の言い分を通そうとしないということを決めたのです。
 
11月例会 
11月27日(日)午後2時~4時30分
みつわ台公民館
DVD高江ー森が泣いている」(2016, 藤本幸久、影山あさ子共同監督作品:64分)を見て話し合い。
問題提起 山田安太郎さん 「憲法の危機」
 
みなさまの物置やご実家に“昭和の時代を物語る品々”がありましたら貸し出して下さい。生活用品、写真、はがき等。大切に扱い、展示後お返しします。
~~~10/13から10/21までの間に受け取りに伺います。090-9304-1030鎌倉まで
 
 
8月例会 第13回語り継ぐ  「むかし戦争があった」   渡邊政一さん
 終戦の時14歳、戦争中の小学生の遊び(甲府市)や中学校(清水市)の生活を淡々とお話くださいました。英語の授業が中止になったり、軍事教練と学徒動員(援農と塹壕堀)で勉強はできなかった。空襲と艦砲射撃が怖かったこと。軍国少年であったこと。
 参加者が話し合うなかで「昭和30年から敗戦の昭和45年まで 人々はどんな気持ちでなぜ、戦争協力していったのだろうか」ということになった。
 私たちの祖父母や父母は、何故軍国主義に流されていったのか。どういう気持ちで、戦争に協力していったのか。本気で竹やりで米英に勝つと思ったのか。
 歴史の検証、社会状況の検証、当時の日本人の暮らし(農村、都会、貧富の差、経済、思想、時代の空気、文化、どのような教育が行われていたのか、男性、女性の差別、ジェンダーなど)を具体的に解明し、イメージする作業をしていく必要があるのではないか。そこで2006年からの12回の「語り継ぐ」を振り返ってみた。
 
今 「戦争を、語り継ぐ」の意味―――温故知新
第1回 語り継ぐ   伊藤 清さん 戦争の被害者として又 加害者として・・・・ 06/4
 2回        上野 寿さん 沖縄戦・・・軍隊は住民を守らなかった・・・  06/6
 3回        信太正道さん 職業軍人だった。特攻隊員に指名され・・・・・06/10
 4回        篠塚良雄さん 731部隊に10代で参加。中国人への加害・・・・06/11
        「日本にも戦争があった」篠塚良雄・高柳美知子著 2004年 新日本出版刊
 5回        渡辺 操さん 日本で作られた毒ガスは中国などで使われ沢山の人を苦しめた。
               戦争が終わると中国に置き去りにされ、今もなお人々を苦しめている。
                                                     「ぼくは毒ガスの村で生まれた」化学兵器CAREみらい基金編著2007年合同出版・・07/8
 6回        上野 寿さん 特攻艇「震洋」生還者が語る戦争(2回目)・・・・10/8
 7回        田中武利さん 戦争時代の子どもの生活・・・・・・・・・・・・11/5
 8回        堤 信一さん 千葉大空襲の記憶・・・・・・・・・・・・・・11/8
 9回        溝口律夫さん 5歳の幼児でしたが忘れない「引き上げ」・・ ・・ 13/8
  10回           小川惣兵さん 「満蒙開拓団」とは何であったか・・・・・・・・14/5
  11回        長谷ミドリさん 国会図書館勤務時に本の疎開の事実を発見・・・ 15/6
 12回                      佐野貫治さん 戦争が終わった時17歳。昭和を生きて・・・・ 15/9
 13回         渡辺政一さん 大人たちは、何故戦争に協力したのだろう・・・・16/8
 
それぞれが、「たった一つのその方でなければ語れない貴重なお話」だと あらためて思った。参加者の感想も含めて随時再録したい。私たちは忘れっぽいから。
過去を懐かしむのではなく、2度と同じ過ちをしないために「日本の苦い過去」をしっかり記憶するする。なかったことにしないために記録する。歴史を書き換えてはならない。
 
 
「軍学共同」ってどういうこと?               都賀の台・鎌倉淑子
 日本国憲法が掲げている「非武装平和主義」は「積極的平和主義」と言葉を変え、「武器輸出三原則」は「防衛装備移転三原則」に化けた。
 2013年の「防衛計画の大綱」には「大学や研究機関との連携の充実等により、防衛にも応用可能な民生技術(デュアルユース技術)の積極的な活用」を掲げた。
 2015年、防衛省は研究費支給先の公募を始めた。「安全保障技術研究推進制度」を発足させ3億円、2016年度は、6億円を支給。2017年度は、110億円予算要求しているという。
 大学の研究者は研究費が足りない。(1990年代末からの構造改革、独立行政法人化による、国からの運営交付金の削減によるのでは?)
 ちなみに2015年度の応募数109件、採択数9件。2016年度の応募数44件、採択数10件。
 
 「日本学術会議」は、1950年「戦争のための科学研究には従わない声明」1967年には「軍事目的のための科学研究を行わない声明」を出している。
 ところが、今「1950年代、67年とは環境条件が異なってきた(のだから・・・・)自衛のための軍事研究は許容されるべき」(大西隆学術会議議長)といいはじめている。
「科学」「学問」「研究」は、権力のしもべになってはならない。「平和」「福祉」「人類の幸福」に貢献する。という原点は環境が変わると変わるものなの?
これらの「科学」「学問」の今の危ない状況を「軍学共同」というのだと思うのですが
だなたか、もっと教えてください。
「日本学術会議」は日本を代表する科学者組織
 
“よくよく考えれば「平和」の反対語は「戦争」じゃなくて「ペテン」だとわかります。
ぼくらがペテンにひっかかるところから、もう戦争は始まっています“
                                アーサー・ビナード
 
一方、介護保険制度は改悪され、要支援者、要介護者の負担は増すばかり。
 
戦争には、お金がたくさんかかります。
そこで政府は、税金をふやしたり、わたしたちのくらしのために 
使うはずのお金をへらしたり、わたしたちからも借りたりして
お金を集めます。         「新・戦争のつくりかた」マガジンハウス刊 から
 
 
お出かけ情報
◇10月15日(土)14:00~16:30
これからどうなる?放射性廃棄物・汚染土
8000Bq/kg以下汚染土の再利用・処分を考える
基調講演 満田夏花さん
「放射性廃棄物の処分や再利用の問題点、特措法の見直しについて」
報告 和田央子さん
「福島県の放射性廃棄物の処分の状況」
藤原寿和さん 各地の状況の報告
千葉県弁護士会館3F 参加費500円
 
10月19日(水)17時~18時
宣伝行動 JR都賀駅
 
□10月22日・23日
みつわ台公民館文化祭。展示 発表参加
23日は午後1時~
 
▽10月28日(金)18:45~21時
軍学共同反対 講演会&シンポジウム
講演 山崎 正勝(東京工業大学名誉教授)
日本の科学者の平和主義その「節操」と「誇り」
シンポジウム 池内了(名古屋大学名誉教授)
        井原聡(東北大学名誉教授)
           杉原浩司(武器輸出反対ネットワーク)
明治学院大学2号館地下2102教室
主催:軍学共同反対連絡会 資料代:700円
 
◯11月3日(木・祝) 14:30~16時
シール投票 JR千葉駅クリスタルドーム
「憲法九条守る?変える?」
 
11月5日(土)
映画「日本と原発 4年後」上映と河合弘之弁護士(監督)トーク 
第1回 10:00  第2回 14:30
千葉市生涯学習センター 地下小ホール
主催:原発さよなら千葉上映協力券1000円 
予約者優先 予約 090-2553-2587
 
■11月13日(日) 13:45~16:40
千葉市男女共同参画センター 3Fホール
チケット1000円   中・高生500円
共催映画と文化フォーラム・マルハバ!サラム
申し込み:090-9304-1030(鎌倉)
 
12月10日(土)11:10~15:00
「第8回平和を願う市民のつどいinちば」
子どもたちに「生きる力」になる学びを!
~~憲法と教育を考える~~
発言:・松戸自主夜間中学から
   ・外国から来た子どもたちの支援
   ・不登校を選んで
まとめ:上原公子さん(教育子育て九条の会)
第9回教育子育て九条の会全国交流集会の中の第⑤分科会を担当。分科会①~⑤まであり
自由参加 予約・参加費不要カンパ要請あり
会場:千葉大学西千葉・教育学部校舎
 
編 集 後 記
「ペテン」は中国語の「bengzi」が明治初期に訛って用いられた言葉らしい。「イツワリダマスコト」(大言海)
 NHKニュースの時に「詐欺に気を付けるように」と、ご親切に言っている。私はいつも思う。安倍自公政権のペテンにご用心!
                                                                                                           編集子