若葉・九条の会ニュースレター No.47
2012/10/13 発行
ホームページhttp://wakabaarticle9.com/
代表 木村 忠彦043-255-3904
1945年8月6日、広島・8月9日、長崎被爆。ポツダム宣言受諾。 無条件降
伏。敗戦1945年8月15日。
1946年11月3日「日本国憲法」公布・1947年5月3日 施行
11.3 憲法九条の集い in 千葉
日 時 2012年11月3日(土) 13:30 開演
場 所 千葉市民会館大ホール(JR千葉駅 8分)
報告 加速する改憲の動きと「九条の会」の活動 小森陽一
対談 小森陽一 & 雨宮処凛
~~~九条から考える原発・震災復興・格差社会~~~
参加費 500円 手話通訳 保育あり(2歳以上、要予約)
「九条の会・ちばけん」「九条の会・千葉地方議員ネット」共催
問い合わせ:043-236-0660(野口) 047-444-5262(津久井)
チケット希望者は木村まで(043-255-3904 FAX・TEL) 憲法第九条
1 日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
2 前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。
憲法9条・・・ 守る? 変える? シール投票
11月3日(土)11時~12時30分
JR 千葉駅クリスタルドームにて
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岩田行雄先生の命がけの「平和憲法講座」(7/29,8/26)をわれらの力として
九条の危篤、人間(性)の死に対したたかう
関口 甫(世話人・小倉台)
日本国憲法前文は平和的生存権を掲げ、九条は戦争放棄・戦力不保持・交戦権否認の平和主義を提示して、政府、官僚、国民に“守れ!”といっています。
これは世界憲法史を書き換える重大事件であり、これからの全世界の羅針盤です。非暴力・非武装・無防備・不服従の思想こそ『平和力』です。
平和とは単に戦争のない状態をいうのではなく、飢餓や貧困、軍事基地被害などがあれば、それは平和とはいえません。福島第一原発事故は数知れぬ人々の『平和』を破壊しました。
今の日本はこのとおりです。又、一方日本は憲法に軍隊不保持を明示しているのに、軍隊を保有している世界で唯一の国家です。
ここへきて領土問題がかまびすしいさなか又ぞろ「集団的自衛権」を振りかざして「憲法改悪」どころか、天皇主権の戦前憲法に変えようかという動きがさかんに出てきました。今日(9月12日)発売の文藝春秋10月号の対談記事に、内閣法制局の九条解釈が二つ載っていました。
1、①自衛隊は違憲ではない。
②但し、海外での武力行使はできない。
(歴代内閣や法制局が積み上げてきた九条解釈)
2、集団的自衛権は主権国家の固有の権利である。(国連憲章51条)から、「日本も集団的自衛権を有しているが、憲法九条で許容される自衛権の行使は、わが国を防衛するために必要最小限度の範囲にとどまるべき」と解釈している。と。 現実の政府や政治はこれ以上に踏み出していると思います。
私たちは民主主義の原点、大原則の一つ、国(政府、国会、マスコミ)から時宜をはずさない「情報の公開」をさせること、自由闊達な国民各層の「議論」を国民すべてがあまねく獲得できるようにしなければなりません。この二つが今迄づっと欠けていました。不十分でした。
総選挙近し。ほんものの『民主主義』について、老いも若きも、女も男も、ようく考えて、民主主義を実行に移す最後の機会だと思います。
九条の真の意味は、戦争しに外国に自衛隊が出て行かないことだけではない。戦後もずっと戦争で飯を喰ってきた日本を、そうじゃないのだと。海外の人々から心から信頼されるような憲法に則った「平和外交」で生きていくことなのだとつくづく思います。
総選挙には、今迄投票に参加しなかったであろう50%の人たちに『九条、九条、九条・・と呼び掛け』100%近い有権者の投票行動によって、この国と国民の平和を現実のものとしたいと心から希います。
AEDを使い、最後の人工呼吸をほどこして、『九条』を助けようではありませんか。
交流ひろば
岩田さん講演「アンケート」から
・勉強になりました。だけど、何をお話しされているか、わからないことが、多かったです。(20代)
・ここまで詳しく集められた資料に驚きました。貴重な記録です。「第九条」は本当に理想ですが、守ることができるか、自信が持てません。「自衛」はしたいと思うので、矛盾します。(60代)
・素晴らしい時間をありがとうございました。おかげでよくわかりました。ドイツと日本をもっと勉強します。又機会があったらお目にかかりたいです。(70代)
・平和憲法誕生に係わる緻密な調査資料と丁寧な解説を頂き深く感謝致します。頂いた資料を再読し、憲法に関する勉強の緒としたく思います。
・大変熱の入った講演をありがとうございました。今迄あいまいな知識でしたが、今回の講演で理解が深まったと思います。
・まず先生の熱意に感動しました。平和憲法が生まれた経過が細かく説明され理解が深まりました。
・<これから取上げて欲しいテーマ>
領土問題がどうして生じたのか。敗戦処理との関連。
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参考書 孫崎 享著「戦後史の正体」
創元社 2012/8月刊1500円
内部被ばくを生き抜くDVD鑑賞「感想」
▽ このDVDを観る機会をありがとうございました。これから、私たちは、日本中どこでも「内部被ばく」時代を生きていかなければならないのだと思いました。
▽ 孫を預かるとき、水、食べ物に気をつけています。
用語解説
内部被曝:放射線被ばくは「高線量被ばく」と「低線量被ばく」に分けられる。JCO事故では、高線量被ばくによる急性障害だった。
低線量の内部被ばく(飲み物、食べ物を通して体内に放射性物質を取り込み長期間にわたり放射線の影響を受け続けること)については、晩発性障害であり、未知である。
<250mSv以下>とか<100mSv以下>とか基準値が言われるが、「安全である」ということと同義ではない。
ICRP (国際放射線防護委員会)とECRR(欧州放射線リスク委員会)の2つがあって その思想とリスク基準が違う。ICRPの基準は原子力開発の経済的・社会的要因を考慮し、合理的に達成できる限り低く、という視点で算出。IAEAと連携。ECRRは1997年に結成された市民団体でICRPの放射線被害評価モデルへの批判などから生まれた。
憲法を読む会・若葉九条の会10月定例会
10月27日(土)14時~16時
公民館和室 みつわ台公民館文化祭参加
★おはなし会「プログラム」★
・紙芝居:
「すてられた」(原発事故のお話)他 市川まり子さん
・よみきかせ:「はん点をなくしたヒョウ」他
・おりがみ:折り鶴・はと・キャンディーの函(キャンディー入り!)
こどもも大人も みんな、来てくださいね。
行ってきました *報告は次号に
9月29日「九条の会講演会」日比谷公会堂
三木睦子さんの志を受けついで
講演:大江健三郎・奥平康弘・澤地久枝
お出かけ情報
● 脱原発徹底討論
10月26日(金)12:00~15:30
参議院議員会館 講堂
脱原発法制定全国ネットワーク
◇ 秋の憲法集会
11月2日(金) 18:30~
日比谷図書館コンベンションホール(東京・日比谷公園内)
参加費:700円
問合わせ 03-3221-4668 許すな!憲法改悪・市民連絡会
◆11.3憲法九条の集いin千葉
11月3日(土) 13:30~
千葉市民会館 大ホール
小森陽一 & 雨宮処凛
九条の会・ちばけん/九条の会・千葉地方議員ネット
チケットは:木村まで(043-255-3904)
◇平和を願う市民のつどい2012/ちば 原発事故後をどう生き抜くか
11月10日(土)13:30~16:30
千葉市生涯学習センター・ホール
基調講演:「福島原発事故」後~低線量被ばくのリスクを中心として~~ 崎山比早子さん
パネルディスカッション:相沢一正さん・長谷川弘美さん・崎山比早子さん
コーディネーター・福武公子さん
パネル展示:「ヒロシマ・ナガサキ
原爆と人間」 ホールロビー
平和を願う市民のつどい実行委員会
チケットは:鎌倉まで 090-9304-1030
○新京成薬園台駅より野田総理大臣事務所へデモ行進
11月18日(日)13:00
「大飯原発停止」「大間原発建設再開反対」
憲法を読む会・若葉九条の会11月定例会
■自由民主党の憲法改正草案を読む
11月25日(日)14:00~16:30
みつわ台公民館
講師:山田安太郎弁護士
□湯浅 誠 講演 ~~弱者切り捨てと「橋本徹」現象~~
12月13日(木) 18:30~
東京ボランティア・市民活動センター
(JR/地下鉄 飯田橋駅すぐ)
参加費:500円
主催:政治の変革をめざす市民連帯
http://www.siminrentai.com/
編 集 後 記
金木犀匂ふ。毎週金曜日18:00~原発イラナイ・デモJR千葉駅クリスタルドームから東電前。元気のある者は東京・官邸前へ。千葉デモもよし。 (都賀の台 鎌倉)