ニュースフラッシュニュースレター119号(2024.10.1発行)を掲載しました(2024.10.1)ニュースフラッシュ

若葉・九条の会ニュースレター  No 117

2024.6.7 発行
発行責任者:木村忠彦 043-255-3904
 

 
6月例会のお知らせ
日 時   6月23日(日)14:00~16:30
会 場   みつわ台公民館講堂 相互学習会
テーマ   あたらしい 戦争前夜にしないために。平和の準備を! 

①    憲法審査会の今 「議員任期延長改憲」について・・ 報告:夏目銀之助
②    経済秘密保護法案・地方自治法改悪・・・・・・・・ 報告:鎌倉 淑子

2015年5月 「安保法制」 解釈改憲により集団的自衛権の行使容認
2022年12月 安保三文書(国民安全保障戦略・国民安全防衛戦略・防衛力整備計画)
       閣議決定により「敵基地攻撃能力」保有

“専守防衛” を かなぐり捨てる 自公政権

高校生と対話をするときに説明できる力をつけましょう。

7月例会は 暑気払いお楽しみ会です
日 時 : 7月28日(日)午後2時~4時30分
会 場 : みつわ台公民館講堂
                        みんなで歌いましょう・朗読・紙芝居・腹話術など。飛び入り歓迎!


秋の予定・・・・・みつわ台公民館文化祭 10月26日(土)、27日(日)参加
冬の予定・・・・・第17回 わかば新春平和と文化のつどい
                                  日 時 2025年1月13日(月・祝)
          会 場:若葉文化ホール

スタンディングアピールを 毎月3日 12:30~13:30 千葉駅前で行っています。(雨天中止)

第20回定期総会
2024年4月28日(日)
みつわ台公民館講堂
参加者:12名
議 長:小川賢治さん

 2023年度活動報告・会計決算報告
2024年度活動方針案・予算案・規約改正案を
承認し世話人を選出しました。

♢ 活動方針案に時間をかけ議論しました
・月1回世話人会
原則として第1土曜日午前10時から
みつわ台公民館会議室(傍聴自由)
・情勢に見合ったテーマで定例会を開く
原則として第4日曜日午後 その都度知らせる。(ニューズレター、はがきなどで)
・つどい、学び、話し合う。
・わかったことを発信する。
 ニューズレター、チラシ、スタンディングアピール、シール投票など
・<そのひぐらし>でなく年間ルーティンをつくる
・通信費を少しでも減らす努力をする。E-mail 送付の読者をふやす。
・みつわ台、都賀の台はポスティング。

♢ 世話人の役割分担
規約改正に伴い 共同代表を
木村忠彦・鎌倉淑子・崎山比早子とする

会計 坪井はるか
記録 神保義信
総務 夏目銀之助 浪岡尊志

監査 関口甫
HP 崎山樹
 どうぞ宜しくお願い致します。
流すな汚染水!とめよう原発!3/30
小出裕章さん講演会参加報告
 流すな汚染水!とめよう原発!の第3回集会が、講師に小出裕章さんを迎え、千葉市文化センターで行われました。参加者は157名で、答え切れないほどの質問も出され熱気あふれる集会でした。

 東電福島原発事故で溶け落ちた核燃料は、13年経過した今も放射性物質が出す熱を冷やすために、水で冷却され続けています。その冷却水が原子炉建屋の地下に漏れ出し、そこに地下水が流れ込んでくるために汚染水は溜まる一方です。この汚染水をアルプス(ALPS)という放射性物質を取り除く装置で処理した後の水を政府・東電はアルプス処理水と言って、汚染水という言葉を使うなと言葉狩りを行っています。

 小出さんご指摘のように、ALPS処理をしても放射性の水素であるトリチウムは絶対に除去できませんし、他の放射性物質も基準値以上残っていますからまちがいなく汚染水です。汚染水を海に捨てずにコンクリートで固めて 陸上で保管する等の対案が出されていますが、政府は聞く耳を持ちません。そのため今年3月、市民や漁業者がALPS処理汚染水の海洋投棄の差し止めを求めて提訴しました。
 東電原発事故現場には汚染水以上にどうにもならない危険な問題が山積みであるにもかかわらず政府は、他の原発を再稼働させる政策を強引に進め、同時に軍備も拡張しています。
 日本には54基もの原発があり、もし戦争が始まればウクライナで見せつけられたように、真っ先に原発が狙われます。小出さんは講演の最後に、日本のなすべき事は平和憲法を持つ国として、戦争を終わらせるために全力を尽くすべきだと強調されました。   
                                 西都賀・崎山比早子
「パレスチナ問題を基本から知る・考える」
酒井啓子さん 講演会 5月26日(日)2:00~
みつわ台公民館集会室 参加者:18名

当初LIVE予定のところ酒井さんのご都合により
録画による講演となりました。講演は5部に分かれており、わかりやすく、約2時間の熱のこもった内容でした。
・ガザの現状→深刻な飢餓状態 人口の半分
       国内避難民 人口の4分の3
・イスラエル人入植地の建設→入植地とパレスチナ人居住区の間に「壁」建設→「壁」と検問所に阻まれて、西岸、ガザのパレスチナ人が自由に移動できない。「天井なき牢獄」とよばれる。
・歴史的経緯(1948年~2007年)
・「2民族・2国家案」という考え方→ユダヤ人の国家イスラエルとアラブ人の国家パレスチナの併存。
1993年のオスロ合意。
イスラエルがこれをナシにしたイスラエルの建国の理念→シオニズム(旧約聖書にある神の約束の地
「シオンの丘」)
・国際社会は戦争を止めさせることができない。

 当日配布した資料が少し残っています。ほしい方は例会の時にお申し出で下さい。
質疑応答が出来ませんでしたので、質問を受け付けています。(6月末まで。E-mail で鎌倉まで。Fax、〒でも可)まとめて酒井さんに送り回答を頂きます。30分ほど感想を話し合いました。

  感想の中から
①  問題の整理ができた ➁ すっきりした
➂ すっきりしない。国際社会が戦争を止めることができない現状に絶望的になる。④ イスラエルでナチスドイツによるホロコーストについてどのような教育がなされているか知りたい。 

・ハマスとは?Harakat al-Muqawama al-Islamiya,
イスラーム抵抗運動の略

『戦雲(いくさふむ)要塞化する沖縄、島々の記録』
 本と映画の紹介     

 著者の三上智恵氏は同名のドキュメンタリー映画を制作し各地で上映しました。昨年1月に県弁護士会主催の憲法集会で行われた布施祐仁氏による講演「南西諸島への中距離ミサイル配備の意味するもの~<台湾有事>の行き着く先~」と対をなしているように見えます。

 ミサイル基地が配備されつつある或いは配備されてしまった島民の側からの視点で、戦雲に包まれゆく島々、沖縄本島、与邦国島、宮古島、石垣島等を歩き、写し撮った軍事要塞化する島々の映像は、観る者に、まるで戦時中にいるような恐ろしさを感じさせます。与邦国島では北朝鮮からミサイルの発射の放送がなされ、住民が避難訓練をしていますが、これでミサイル攻撃から命が守られるのか、戦時中の防空頭巾や竹槍訓練を思い浮かべてしまいます。

 この状況は南西諸島だけの問題ではありません。布施氏が指摘され、三上氏も強調されているように、この事態が進めば日本列島全域がアメリカの対中国要塞の最前線に立たされるのです。現に戦時になれば自衛隊は日本軍となり、米軍の指揮下に入るのですから。日米地位協定により、米軍は日本を守る義務はないとされていますから、兵士を出さずに武器だけ供給し、米軍に代わって日本軍が戦わされ、日本が戦場になる。ウクライナのようになるのは目に見えています。

 三上監督は映画の最後に以下のように述べています。
「今からでも遅くはない。共に目撃者になり、今という歴史を背負う当事者になって欲しい。」そのために私たちは今、何をすべきか?その参考になると考えられるのが前泊博盛、猿田佐世監修、新外交イニシアティブ編の『世界の中の日米地位協定』(田畑書店)です。是非お読み下さい。
                           西都賀 崎山比早子

【用語解説】GX グリーントランスフォーメーション
気候温暖化の主な原因となっている温室効果ガスの排出量を減らし、クリーンエネルギーに転換し脱炭素社会を目指すとりくみ。                                                                          

貸 出 し い た し ま す
DVD                  
☆ ヒロシマ 葬られた内部被ばく
☆ 未来への決断~ノーモア原発~ 54分
書籍
♢ 『自衛隊も米軍も、日本にはいらない!』~災害救助即応隊構想で日本を真の平和国家に~
   花岡しげる著     花伝社
♢ 『なぜ日本は原発を止められないのか?』 青木美希著  文春新書
♢ 『はだしのゲン』1巻~7巻   中沢啓治著     中公コミック
♢ 『イスラエル軍元兵士が語る非戦論』 ダニー・ネフセタイ著
   永尾俊彦 構成   集英社新書
♢ 『台湾侵攻に巻き込まれる日本』 半田滋著  あけび書房
♢ 『非戦の誓い 憲法9条の碑を歩く』 伊藤千尋著  あけび書房

ブックレット
★『平和憲法で戦争をさせない』
  ――立憲主義と安保法制違憲訴訟 寺井 一弘・伊藤 真著
★『新たな改憲の危機と九条の会運動の意義』 渡辺 治・高田 健著
      ―― 九条の会ブックレット
★ 『台湾有事で踏み越える専守防衛~敵基地攻撃と日米一体化~』 半田 滋著
★ 『政策破綻に向かう  岸田「新資本主義」』 金子 勝著
★ 『不戦』  不戦兵士を語り継ぐ会発行

貸出期間:原則2週間
返却時送料のみご負担ください 
返送先は 発送時に明記します
申込先:090-9304-1030(鎌倉)

お 出 か け 情 報
 シール投票 

 6月12日(水)11:00~12:00
JR都賀駅東口  
主催:千葉9区市民連合若葉区運営委員会

ピース フェア2024 in 千葉
     平和はともに創るもの

    6月19日(水)~23日(日)
会場:Qiball(きぼーる)1階 アトリウム
展示・発表

「武器見本市」に反対しよう!
講師:杉原浩司さん(武器取引反対ネットワーク)
と き 7月4日(木)18:30~
ところ 千葉市民会館 3階 特別会議室
主 催 千葉市革新懇 043-287-6664

とりもどそう立憲主義と平和憲法
7月10日(水)14時~16時
国会議員会館
共催:安保法制違憲訴訟全国ネットワーク
戦争させない・9条壊すな総がかり行動実行委員会

第35回 平和を願うコンサート
      命を守ろう!~STOP WAR~ 
  7月14日(日)開演:14時
  千葉市生涯学習センターホール
  前売り券:2000円 当日券:2200円
  高校生以下・障がい者:1000円
          平和を願う音楽家の会

 

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郵便振替番号:00130-3-723858
「若葉・九条の会」

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若葉・九条の会ニューズレター No.117
2024/6/7発行    編集人:鎌倉淑子
発行責任者:木村忠彦   若葉区みつわ台5-41-6