若葉・九条の会ニュースレター No 76
2017.8.5 発行
ホームページhttp://wakabaarticle9.com/
発行責任者 木村 忠彦043-255-3904
8月例会ご案内
日 時 : 8月20日(日)午後2時~4時30分
会 場 : みつわ台公民館 第1会議室
≪戦争を語り継ぐ 通算第13回≫ ―小学校に話にいってー
お話 : 長谷 好男さん (みつわ台在住)
8月を忘れない
1945年8月6日 午前8時15分 米軍、広島に原爆投下
9日 午前11時2分 長崎に原爆投下
8月15日 日本敗戦
自民党憲法改正推進本部、保岡興治本部長は7月26日の執行役員会で「わが党は憲法改正をリードしていく立場。従来通りの予定に沿い、議論を進めたい」と語った。
「衆参両院で(改憲勢力が)三分の二あるうちに改憲しないといけない」と述べた。 (7/27 東京新聞)
従来通りの予定とは 安倍自民党が想定する憲法改正に向けた日程
(インターネットから)
2017年秋 上記、推進本部 憲法改正案(たたき台)を作成
年内 自民党憲法改正案を作成
2018年1月 通常国会召集
1月以降 憲法改正原案を国会に提出。衆参両院の憲法審査会で議論
6月 衆参各院の三分の二以上の賛成で憲法改正の国会発議。
60日~180日後
12月頃 国民投票
12月13日 衆院議員の任期満了
2019年 公布・施行
2020年 東京オリンピック
話し合いの中から――「加憲」ってどういうこと?
安倍首相は5月3日、「憲法九条の一項と二項は残し、自衛隊の存在を明記する。」と表明しました。いわゆる「加憲」です。私たちは例会で、6月25日と7月23日の2度にわたって話し合いました。主な意見を採録します。
「憲法九条は、現状と矛盾している。二項を素直に読めば 自衛隊は違憲である。では自衛隊をなくすことができるか、といえば非現実的である。自衛隊員が胸を張って任務を遂行できるように憲法に明記した方が良い。しかし、実際に二項を変えるのは大変なので(公明党などの賛成を得やすくするために)「加憲」で改正案を通す。かつて日本が侵略戦争をしたからと言っていつまでも縛っておく必要はないので、普通の国になって、武力を持ち戦争ができる国になって国際貢献しなければ、これから生きていけない。
▽ このような意見は説得力を持つと思うが、「自衛隊」を「違憲」とするか、存在は認めるのか。という議論は「護憲派」を分断すると思う。自衛隊は海外に出て行って武力を行使できない(集団的自衛権は認めない)。自衛のためだけに存在する。国民の多数は人命救助を行う自衛隊を支持しているのであって、“人を殺し、殺される”存在になるのには反対である。自衛と人命救助に限ったうえで、徐々に減らすというのはどうか。
▽ 日本の軍事費は現在5兆円。自民党はもっと増やすと言っている。軍事大国になりたいのだ。
▽ 自衛隊員も海外で戦争をしたいと思っていないのではないか。
▽ 憲法9条があったために海外で「人を殺し、殺される」ことなく70年来た。平和に生きたい。 第13条、25条の兄貴分の9条を守りたい。伊藤真さんは発議させないことが大事だと言っている。
▽ 北朝鮮や中国の脅威について、どう向き合うのか。中国との外交を上手くやるべき。
▽ 若い人たちは 戦争を少しでも知っている世代と感覚、考えが違う。それに「新しいもの好き」だから、分かり合えるためにどうしたらいいか。
▽ 安倍内閣による「解釈・集団的自衛権行使容認」が、「加憲」により、合憲化する。
▽ 憲法9条と「日米安保体制」「日米ガイドライン」は矛盾するのに、両立をはかってきた。戦後70年間の最大の矛盾だ。憲法9条を守り通していくためにもう誤魔化せない。沖縄の基地は「日本はアメリカの属国か?」「独立しているフリを70年間してきたのではないか」と思わざるを得ない。
▽ 今とても危険な状態であると思う。「加憲」は絶対にだめだ。
▽ 「秘密保護法」「安保法制」「共謀罪」がつぎつぎに成立。“連戦連敗”にがっかりして絶望的になる。
▽ しかし私たちの反対運動によって、まだ厳然として、9条は生きている。
―――日本弁護士連合会パンフレットから
▽ 9条に自衛隊を明記した途端に、自衛隊は正当性を持つ。慎しみが無くなる。
「軍事力」の統制がなくなる。北東アジアにおける軍拡競争に巻き込まれる。
― 国民投票について
▽ 国民投票を先延ばししたり、避けるのではなく、やったらよいのではないか。
▽ 今の状況だと、電通などが政府PRを請け負って、資金豊富な政権が圧倒的有利になる。
市民側はTVなら、時間帯は夜中とかになるのではないか。
▽ 国民投票で、「日本国憲法」を もう一度選びなおしたら、どんなに良いかと自分も思うが、もっともっと 世論を <憲法は、だいじ。生きていくために 活かそう>と考える人を増やさなければ。
▽ 子どもたち、孫たちとも話してみよう。
自分の考えをまとめるために参考になる一冊の本 都賀の台・鎌倉淑子
「戦後政治を終わらせる」―― 永続敗戦の、その先へ 白井 聡著 820円
NHK出版新書 2016/4月 刊
「永続敗戦」とは著者の造語であるが、キーワードだ。今ある日本の政治、「なぜこうなってしまったのか」は いまや日常会話だ。さっきも玄関前で近所の人と立ち話をした。誰のせいでもない。わたしが1票を投じながら50年余りかけてつくってきた社会の終末なのではないか。
お出かけ情報
▽ 8月12日(土)13:30~
平和の灯を!ヤスクニの闇へキャンドル行動
会場:在日本韓国YMCA(水道橋駅6分)
シンポジウム:原武 権赫泰 高橋哲哉
参加権:1000円
💚8月19日(土)17:00〜18:00
JR都賀駅東口
憲法九条改変反対チラシ配り
◇ 8月20日(日)14:00~16:30
第13回「戦争を語り継ぐ」長谷好男さん
~~小学校に話に行って~みつわ台公民館
◆ 8月24日(木)14:00~
千葉市革新懇連続学習会
「憲法改悪と国政私物化を許さず」
講師:さいとう和子衆議院議員。
千葉土建千葉支部大会議室
(モノレール穴川駅すぐ)
■ 8月26日(土) 14:00~
講 師:安田浩一さん
会 場:千葉市文化センターセミナー室
資料代:500円
市民ネットワーク千葉県主催
□ 9月2日(土)11:00~16:30
会 場:千葉県弁護士会館3F講堂
~~歴史に耐えうる司法判断を求めて~~
落合恵子 生きる・つながることと抗うことと
井戸謙一 原発被害救済と司法の役割
入場無料
主 催 千葉県原発訴訟原告と家族の会
千葉県弁護団 支援する会
問合せ 043-222-1831
◆ 9月9日(土)13:30開場
「安倍改憲を斬る!」
講演:海渡雄一弁護士
~~憲法・人権破壊の安倍政治を止める~
会 場:千葉県教育会館大ホール
資料代:500円
主催:再び戦争をさせない千葉県1000人委員会
▽ 9月9日(土)13:30~15:00
古賀茂明さん講演会安倍政権の代わりがない
~~何が「本当の危機」なのか?~~~
千葉市生涯学習センターB1小ホール
主 催:ちばレボ 090-5552-6445
資料代:500円
◇ 9月16日(土)18:00~
千葉9区市民連合学習会「安倍総理が提案する9条改憲のねらいは?」
講師:高橋勲弁護士
千城台コニュニティーセンター多目的室
● 9月18日(月・祝)11:30 開場
さようなら原発さようなら戦争全国集会 ともに生きる未来を
会場:東京代々木公園B地区
(JR原宿、メトロ千代田線明治神宮前)
鎌田慧・落合恵子・福島から・玄海原発から
沖縄から 山城博治・司会:木内みどり
うた 趙博 デモ出発15:00
主催:さようなら原発1千万署名市民の会
協力:戦争させない・9条壊すな!
総がかり行動実行委員会
◇ 9月30日(土)
映画「日本と再生」上映とトーク
第1回 10:00~
第2回 14:30〜
飯田哲也さん(環境エネルギー政策研究所)
会場:生涯学習センター
上映協力費:1000円(高校生以下無料)
編 集 後 記
郵便振替口座番号00130-3-723858
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