若葉・九条の会ニュースレター No 70
2016.8.11発行
ホームページhttp://wakabaarticle9.com/
代表 木村 忠彦043-255-3904
8月定例会 お知らせ
日 時 8月28日(日) 午後2時~4時30分
会 場 みつわ台公民館講堂
語り継ぐ その⑩ “むかし戦争があった”
話す人 渡辺 政一さん
8月は「戦争と平和」を考えるとき、戦争を知らない若い世代の参加を!
1945年8月6日午前8時15分 ヒロシマに原爆投下、8月9日午前11時2分
ナガサキに原爆投下。忘れないで、記憶しよう。記録しよう。伝えよう。
「過去を記憶できない者は、その過去を繰り返す運命を背負わされる。」
Those who cannot remember the past are condemned to repeat it,
米国の哲学者ジョージ・サンタヤーナの言葉
こわーい安倍政権のおはなし 選挙が終わった途端に改憲・高江に機動隊・原発推進
憲法の三原則が変わります
一、 国民主権 ➡ 国民主権の縮小
一、 戦争放棄 ➡ 戦争放棄の放棄
一、 基本的人権の尊重 ➡ 基本的人権の制限
なぜなら
▽70年前の敗戦国日本の憲法は 独立して力を付けた今の日本には合わない
▽国の内外の事情が変わったので今の憲法では世界平和を守る為に国際貢献できない。
自民党の憲法改正案を爆発的にひろめる有志連合(略称 自爆連)・著
「あたらしい憲法草案のはなし」 太郎次郎社エディタス(2016年刊) から
投票率 おらが国さが 恥ずかしい
平和ボケの極み 与党にバラ咲かせ
過半数 先ず沖縄が 急を告げ
天引きが 雀の涙 かすめ取る
ニッポンが好き 九条があってこそ
2016年 近詠 みつわ台・N子
こんなに 原発をならべている世界!
世界原子力協会によると、2014年3月の時点で建設中の原発は世界全体で70基ある。そのうち中国が28基を占めており、今後も新興国を中心に原発の建設が急増する見通しだ。
下のマップをクリックすると、「こどもみらい測定所」の前田幸宏氏らが作成した東アジアの原発分布図を見ることができます。
原発と核兵器は一つコインの表と裏ではないのか。
交流広場 戦争の記憶Ⅱ 69号続き
みつわ台・大城戸紀子
・・・ 二学期に入ると疎開の子が三人増えた。「ボク」と「ワタシ」と言う都会弁が珍しくて真似してははしゃいだ。教科書は墨で塗られ、国語の好きな私は泣きたい程がっかりした。子ども心に不思議なことばかり続いてなかなか理解できなかったことに、すっかり慣れ親しんだ軍歌を口ずさむと大人たちに叱られたこと、あれほど強制された御真影と日の丸への敬礼がなくなってしまったこと、女の子はクロンボ(黒人への蔑称)に襲われるから一人で出歩いてはいけないこと、(これは木更津に進駐してきた米兵のことらしかった。)後々米兵に蹂躙された婦女子は数知れずいたらしい。自殺した農婦もいたとか。その年の秋の運動会は忘れられない。生まれて初めて白人を間近に見た。サングラスをかけた気味悪いほど鼻の高い人が三人ジープから降りてきた。何をされるかと運動場ごと緊張した。パチパチ写真を撮って、遊戯が始まると三人とも手拍子をして笑っていた。お昼前には手を振りながら帰っていった。一人二粒のドロップがお土産として配られた。
敗戦後の我が家もがたがたと変化した。農地法で田畑の半減してしまった父は性格が変わり、成長した兄達は次々と父親の元を離れた。木更津の学校に通学するようになると親しかった友達が米兵の腕にぶら下がり、所謂売春婦、の姿に出くわすようになる。十五か十六歳の彼女たちが不似合いな厚化粧をしてはしゃぐ姿に私の方が眼を伏せた。ある日下校のバスに同乗した友達が「アタシ達がいるからあんた達が無傷でいられるのよっ、感謝しなさいよっ」と毒づかれた。私は一言もなかった。
紆余曲折を経て彼女が若死にするまで友情は続いた。【完】
お 出 か け 情 報
□ 8月28日(日)午後2時~
定例会:戦争を語り継ぐ⑩ 公民館講堂
◆9月3日(土)12:30~13:00
Standing JR千葉駅クリスタルドーム
◇9月4日(日)午後2時~4時
千葉大宮9条の会「緊急事態条項」
講師:憲法を考える若手弁護士の会から
要予約:043-263-5330(矢澤)
■ 9月20日(火)~23日(金)きぼーる
福島菊次郎写真展と三里塚の今
▽9月22日(木)秋分の日11時~
さようなら原発 さようなら戦争大集会
代々木公園B地区・けやき並木
主催:さようなら原発一千万署名市民の会
● 10月22日(土)みつわ台公民館文化祭
□ 11月5日(日)午後
映画上映会「小さき声のカノン」
鎌仲ひとみ監督 千葉市男女共同参画C
◇12月10日(土)10:30~16:30
千葉大学教育学部校舎
「憲法と子育て・教育を考えるつどい」
つながろう子どもの未来のためにの
第⑤分科会を担当
「第8回平和を願う市民のつどい」
編集後記
大城戸さん、記憶を呼び起こして下さってありがとうございました。どなたか引き継いで!(K)