ニュースフラッシュニュースレター120号(2024.11.8発行)を掲載しました(2024.11.8)ニュースフラッシュ

 若葉・九条の会ニュースレター No 54 

                          2013.12.07発行
                             ホームページhttp://wakabaarticle9.com/
                    代表 木村 忠彦043-255-3904
 
 
自民公明両党による「特定秘密保護法案」強行採決に強く抗議します!
 
特定秘密保護法は一刻も早く廃止すべきです。憲法九条は、日本は戦争をしないことを宣言しています。情報を隠して戦争をすることは認められないからです。11.3日に千葉駅前でそして全国で行われたシール投票の結果は以下の通りです。
                    (11.3日のシール投票の風景)
 
秘密保護法案 あなたは        反対? 賛成? わからない?
(11/3 千葉駅前、若葉・九条の会で実施)  62%   12%    26%
(全国 パートⅠ、91か所10/15~11/10)      62%       8%       30%
(全国 パートⅡ、34か所11/11~            73%    5%       21%
 日を追うごとに、反対が増えているシール投票の結果.。11/27国会の全議員にポスティング
 
 
2013年12月6日 忘れないで  私たちは抗議し続ける
 
   ♪  不自由で陰気な日本はいやだ
   ☆   そう お金持ちでなくてもいい
   ♪  ジャブジャブ 電気が使えなくてもいい
   ☆   自由で 明るい世の中がいい
   ♪  まじめに働いて子どもを育てられる社会をつくりたい
   ☆   アメリカと一緒に戦争をしたくない
   ♪  子どもたち、若者たちを戦場に 絶対送らないために
      「平和憲法」を守り抜く
12月定例会
12月12日(日)午後2時~4時        みつわ台公民館講堂
           5時から      近くの中華料理店天厨で 
DVD(80分。ショック・ドクトリンを予定)を鑑賞の後 1年を振り返る・9条の会を振り返る
老いも若きも・・・・・・・・談論を楽しみましょう!時にはお酒を酌み交わして。  

秘密保護法案について
山田安太郎(みつわ台・弁護士)~~前号No.53 からの続き
3.秘密漏えいの処罰
秘密保護法は、以前二度も廃案になった、話しただけで処罰される「共謀罪」をも処罰しています。 秘密保護法は、政治は秘密にして、国民には知らせず、監視社会にするおそれがあります。
(1) 特別秘密の漏えい罪(過失も含む)、
処罰される者は、公務員である。
(2) 特別秘密の漏えいの共謀(特別秘を
漏らすことを話す)、処罰される者は、公務員と一般国民である。
(3) 独立教唆罪(秘密を漏らす気にさせ
ること)、処罰される者は、公務員と一般国民である。
(4) 煽動行為罪(煽動すること)処罰さ
れる者は、公務員と一般国民である。
(5) 特定取得行為(犯罪行為ではないが、
社会通念上是認できない行為を手段とするもの)、処罰される者は、一般国民である。
(6) 秘密保護法案で、最大、懲役10年
と罰則が強化される。国家公務員法では、秘密漏えいは、懲役1年又は、罰金50万円である。国家公務員法の守秘義務違反の刑罰は1年以下の懲役では足りないこと。自衛隊法では、秘密漏えいは、懲役3、5年である。
4、秘密保護法の概要と問題点
(1)報告書では、「特別秘密」を取り扱う人のプライバシーを調査し、管理する「適正評価制度」というものがあります。調査項目は、住所や生年月日だけでなく、外国への渡航歴や、ローンなどの返済状況、精神疾患などでの通院歴・・等々、多岐に渡ります。
(2)秘密を取り扱う人というのは、国家公務員だけではありません。地方公務員も含まれますし、一部の民間事業者や大学等で働く人も含まれます。
(3)その上、本人の家族や恋人、友人などにも調査が及ぶ可能性があり、
(4)個人情報を収集・管理される人の範囲は、知らない間に、際限なく広がってしまうおそれがあります。
(5)「特別秘密」の対象になる情報は、「国の安全」、「外交」、「公共の安全と秩序の維持」等に関する情報です。これはとても範囲が広く、曖昧で、どんな情報でもどれかに該当してしまうおそれがあります。
(6)「特別秘密」を指定するのは、その情報を管理している行政機関ですから、何でも「特別秘密」になってしまうおそれがあります。行政機関が国民に知られたくない情報を「特別秘密」に指定して、国民の目から隠してしまえることです。例えば、国民の関心が高い普天間基地、自衛隊の海外派遣などの軍事・防衛問題、生活に関わりの深いTPPなどの外交問題も隠すことができす。原子力発電所の安全性や、放射線被ばくの実態・健康への影響などの情報も隠せます。
(7) 行政機関の都合で「特別秘密」に指され、主権者である国民の目から隠されてしまうかもしれません。その上、処罰の適用範囲も曖昧で広範です。どのような行為について犯罪者として扱われ、処罰されるのか、全くわかりません。
(8) マスコミの取材・報道の自由への阻
「特別秘密」を漏えいする行為だけでなく、特別秘密を探る行為も、「特定取得行為」として、処罰の対象になります。マスコミの記者、研究者等の自由な取材を著しく阻害するおそれがあります。正当な内部告発も著しく萎縮させることになるでしょう。
5、現在、必要なことは、秘密保護法制をつくることではなく、国民に重要な情報を与えるために、情報の公表・公開を進めること、情報公開法の早期改正である
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 私たちの思い   
 国民の過半数が反対し、7~8割が慎重審議を求めたにも拘わらず、特定秘密保護法案が強行採決され成立しました。この法律は憲法違反の法律であり、一刻も早く廃止させねばならないと思います。私たちは恐れる必要はなく、正々堂々とこれまで以上に平和憲法なかんずく憲法九条を守り生かす活動を進めていきたいと思います。マスコミの皆さんも国民の知る権利、表現の自由を守り発展させるために一層頑張ってほしいと思います。  (木村忠彦 みつわ台5丁目)
 
特定秘密保護法がついに法律として成立してしまいました。「だまっていること」は、どんな悪法でもさせられてしまう。今の政府に対し、はっきりとNO!を伝えなければなりません。それには国民一人一人が「政治」について、日常生活の中でしょっちゅう意見を述べ合う機会を作り、おまかせ民主主義から卒業することが大切だと思います。この一年が大事だと思います。私は若い人とも老いた人とも誰とでも話しをし、他人の意見もよく聴く活動をしようと思います。(関口甫 小倉台6丁目)
 
 1万5千人もの人が国会周辺で反対のデモをする中で「秘密保護法案」は強行採決され成立しました。国民から知る権利、表現する権利を奪う憲法違反の法案であり、戦争を放棄した国には必要のない法律です。九条を変えるための布石でしよう。私のように国会まではとても行けない人も多かったはずです。1万5千の声はその何千何万倍の声です。あきらめず、粘り強く廃案に追い込まなければと強く思います。               (森村敏子 みつわ台3丁目)
     
 今世界の動きは、無駄な紛争や戦争を無くすため、国家間が、できるだけ情報を開示し、平和的に解決しようという流れなのに、今の政府は国民の命に関わる情報を隠し、国会や司法よりも行政権を強くし、民主主義に逆行する独裁政治の道に向かっているように見える。麻生副総理の、ナチの手法に見習え,石破議員のデモはテロ発言は、象徴的である。ねじれのない決められる政治とはこういうことだと気がついても遅い。次は集団的自衛権行使のための安全保障基本法が通れば、実質9条改憲である。選挙は大事なのだ。                (都賀の台M)
 
お出かけ情報
若葉・九条の会定例会(前掲)
12/15(日)14:00~16:00
 みつわ台公民館 2013年を振り返って
    DVD「ショック・ドクトリン」(82分)を観てフリートーク
 
甲状腺検診ちばの会講演会放射能汚染と健康影響チェルノヴィリの視察から
12/15(日)13:00~14:30
講師:土谷 良樹さん
場所:メディアエッグ
資料代 500円
 
☆♯JR 千葉駅クリスタルドームピースキャンドル 
12/21(土)18:45~
平和のうたを15曲くらい歌います
どなたでもどうぞ!飛び入り歓迎
 
福島県立光南高校演劇部公演
2014/1/13(祝・月)13:30~16:30
長生村文化会館ホール
料金 大人1500円
主催:「ほんとの空」上演実行委員会
後援:長生村教育委員会ほか
特別協賛:城南信用金庫
 
「第5回平和を願う市民のつどい」~~私たちの暮らしと憲法
2014. 1/19(日)13:50~16:30
千葉市文化センターアートホール
第1部パネルディスカッション
第2部 伊藤 真さん講演「自民党の改憲案で何が変わるか」
参加費:500円 高校生以下無料
保育:要申込み043-262-9534(市川)
主催:平和を願う市民のつどい実行委員会
チケット申し込み・・世話人まで
 
第7回わかば新春平和と文化のつどい
1/26(日)13:00 開場   13:30 開演
場所:若葉区千城台 若葉文化ホール
津波ヴァイオリン 千の音色でつなぐ絆
前売券:500円  前売り券申し込み・・世話人まで
主催:第7回若葉新春平和と文化の集い実行委員会
後援:千葉市・千葉市教育委員会ほか
 
編集後記にかえて 
 参議院本会議で、法案が可決されました。採決結果は、投票総数212、賛成130, 反対82でした。賛成したのは自民党と公明党。反対したのは、民主、共産、社民、生活、糸数議員、山本議員などでした。みんなの党は欠席しましたが、一部議員は出席して反対しました。(川田さん、寺田さん、真山さん)維新の会は欠席しました。市民の8割が慎重審議を望んでいる中で、日比谷野音に1万5千人が集まり、全国で抗議集会が続き、数万人の市民が国会を取り巻き、秘密保護法絶対廃案を叫び続ける中での、法案可決です。
私たちは、この法律が廃止されるまで、決してあきらめません。
明日から、秘密法のある社会を拒否し、その実質化を食いとめるため、新たな闘いを始めましょう。「秘密保護法を廃案へ!実行委員会」  アピールから   (資料:藤木、編集:鎌倉)