ニュースフラッシュニュースレター120号(2024.11.8発行)を掲載しました(2024.11.8)ニュースフラッシュ

「若葉九条の会」ニュースレター No 46                                                        (2012.08.07発行)                            

                 若葉九条の会広報部   代表木村忠彦 043-255-3904                                   ホームページ  http://wakabaarticle9.com/   

 

 

“7.16さようなら原発10万人集会”に参加しました

◆ 品川駅で山手線へ。通路と電車は、「原発再稼働反対!」などのプラカード、ゼッケンの若者や家族連れで一杯。渋谷駅から代々木公園へ。公園全体が人人人。林立する旗には沖縄から北海道まで全ての都道府県の名。参加者は17万人以上。原発再稼働に対する国民の大きな怒りを感じた。 (みつわ台5丁目 木村忠彦)

■ 友人と二人で参加しました。二人とも久しぶりのデモ行進でした。
あんなにたくさん原発に対して不安に思っている人がいるのに、再稼動するのは、何故?何故?何故?と、どうしても納得の行かない毎日です。気長に反対をしていかなければいけないと思っています。       (都賀の台3丁目 橋田克子)

▼ 「原発いらない」「9条まもろう」と謳いながら、炎天下を歩きました。デモは恵比寿コース。勿論ビールで、「脱原発」のために乾杯!うまいッ。(都賀の台1丁目 鎌倉淑子)

 (下の写真は当日の会場風景です:撮影 アンドリュー・ダミアン) 

例会報告 
7月29日 みつわ台公民館

岩田行雄さんの連続憲法講演会 第Ⅰ回

 

国民の目線から見た  日本国憲法成立過程(1)

「平和憲法はどのように誕生したか」の第1回「憲法民主化の世論形成」を聴いた。

“国民の目線から日本国憲法の成立過程をみると、これまで政府の目線から議論されてきたものとは全く異なった姿が見えてくる。”と講演が始まった。

1945年9月~12月の全国各地60紙の社説・記事を詳細に調べると、憲法民主化の世論形成は敗戦直後から広範囲になされていた。その一つの集大成として、1945年12月26日民間研究会である憲法研究会が『憲法草案要綱』を作成し、日本政府と連合軍総司令部(GHQ)に届け、12月28日~30日全国22紙において公表された。『憲法草案要綱』は主権在民、象徴天皇、基本的人権、二院制などの条項を含む8章58条からなり、現平和憲法の原型を成すものであった。「憲法民主化の世論」は、1945年12月末には、現行憲法の水準に達していた。

明治憲法に執着する日本政府は『憲法草案要綱』を完全に無視した。GHQは直ちに翻訳し詳細な研究を行い、ポツダム宣言第10条「言論・宗教・思想の自由、基本的人権の尊重」の実現を可能にするものと考えた。

極東委員会の対日政策決定が間近に迫る1946年2月2日、GHQは自ら憲法草案を作成し日本政府に提示することを決意した。1946年2月13日GHQは『憲法草案要綱』を参考に11章92条のGHQ憲法草案を完成させ外務大臣官邸において政府に手渡した。

GHQの占領政策は、1899年ハーグ平和会議採択「陸戦の法規慣例に関する規則」第43条「占領者は、占領地の現行法律を尊重して・・」、1945年8月14日受諾のポツダム宣言第12項「日本国国民の自由に表明された意思に従う・・」という二つの規定から外れることは許されなかったのである。                                                                                        (みつわ台 木村忠彦)

予告 
第Ⅱ回 講演会
国民は新憲法をどのようにむかえたか
~~復興と憲法と希望は、今に通じる~
8月26日(日)14:00-16:30
会 場:みつわ台公民館講堂
参 加 費:無料
市井の憲法研究者 岩田行雄さん面目躍如

交流ひろば

私も参加、17万人集会と首相官邸前  抗議集会とデモ
毎週金曜
  3月29日に300人で始まった毎週金曜日の首相官邸前での原発再稼働の抗議行動は、6月22日(金)には、ついに20万人(主催者発表)という60年安保闘争以来の集会となった。
  この抗議行動は、ゼロ歳児を連れた若い母親、女子高生、子どもと一緒のパパとママ、仕事帰りのサラリーマン、年配の夫婦やグループ、宗教者などなど、幅広い市民が参加している。集会は原則として午後6時から8時まで。「再稼働反対!」「命を守れ!」のシュプレヒコールで熱気あふれる集会は、約束の時間になると解散、「来週も集まろう」で終わる。
  7月1日大飯原発再稼働決定後は更に参加者は増え続けている。「再稼働反対!」の抗議の声を「大きな音」とは!
  脱原発・再稼働反対の抗議行動はますます勢いを増している。

7月16日
   7月16日の代々木公園での17万人集会にも、私は参加したが、会場と最寄りの駅は参加者の人波で繋がってしまい、人々で溢れた。3コースのデモ解散地点と代々木公園も繋がってしまった。午後3時過ぎても駅から集会に参加する人々が押しかけていた。この集会は、往年の社共1日共闘の集会とべ平連の集会がミックスされた様な集まりであった。会場は4時過ぎてもなかなか人が減らず、ついに私はデモ参加をあきらめざるをえなかった。
  経産省前の福島の人々の座り込みなどを、無視し続けていたテレビ・新聞などのマスコミもついに報道をし始めた。NHKは特集番組を組んだ。
  7月29日の国会包囲デモには、最初から参加の共産党と社民党に加えすべての党派の国会議員が参加した。この行動は全国にも広がり、主要都市の電力会社前で毎週抗議行動が行われるまでになった。17万人集会実行委員会では、秋には20万人以上の集会を行うべく準備中と聞く。政府は100万人が集まったら原発を止めるのだろうか?           (都賀の台4丁目 小宮豊治)

電力は足りている   電力不足のウソ・・インターネット

7/1   政府 大飯原発再稼働を決定

7/9   大飯原発 3号機 フル稼働

7/11  関電 火力発電所8基を運転停止

<大飯原発再稼働により電力に余りがあるため>と関電京都支店が説明

貸し出します

DVD「内部被ばくを生き抜く」
        「100000年後の安全」
 本  小出裕章著 「原発と憲法9条」

調べる・知る   <核と憲法>
 ▽ 平和憲法が要求する原則
1) 原子力基本法 1955年制定
原子力の研究、開発及び利用は平和の目的に限り、民主的な運営の下に、自主的にこれを行い、公開する(1954年日本学術会議の「原子力三原則」を受けて)
2) 非核三原則 1967年
核兵器、持たず、作らず、持ち込ませず
3) 武器輸出三原則 1967年
共産圏、国連決議で禁止されている国、国際紛争当事国には武器を輸出しない
⇒憲法9条の具体化。

▼ しかし、1)については、2012年6/20「原子力規制委員会設置法案」付則で「わが国の安全保障に資する」*という文言が入れられた。
2)については米国との「密約」が1972年当時毎日新聞記者西山太吉氏により明らかに。その後「情を通じ」(裁判長の言葉。情報を得た手段のみ問題視)によりウヤムヤに。西山氏は有罪。2000年密約有りの証拠書類が米国から。
3)については2011年12月27日 藤村官房長官談話で「三原則緩和」
*「安全保障」とは外部からの侵略に対して国家および国民の安全を保障すること。

日本は<平和利用>の名のもと、原発の原子炉から既に水爆4000個分の分離プルトニュウムを保有している国になっている。小出裕章著「原発と憲法9条」69頁

お出かけ情報

ヒバクに向き合う・1945広島・長崎 1954ビキニ 2011福島
8月11日(土)13:00~
千葉市文化センター 9F
お話:児玉三智子さん(千葉県原爆被害者友愛会)    
前田哲男さん
<核も戦争もない平和な世界を願って>
ビキニ水爆ヒバクとはなんであったか
パネル展示/「ヒロシマ・ナガサキ 原爆と人間」
主催:戦争責任を考える千葉8月の会
参加費:無料 連絡先:070-6527-3469

小出裕章が語る「原発のない世界へ」
脱原発社会をめざす8・12労働者集会
8月12日(日)13:30~16:00
会場:ティアラこうとう大ホール
地下鉄都営新宿線・東京メトロ半蔵門線「住吉」駅下車A4出口より徒歩4分
主催:実行委員会 当日券 500円

光明寺さん平和の鐘つきに参加。
8月15日(水)昼12時
千葉市きぼーる 終了後紙芝居等
戦争体験を伝える会主催 参加費300円

●岩田行雄さん 憲法講演 第Ⅱ回「国民は新憲法をどのようにむかえたか」
8月26日(日)14:00~ 
みつわ台公民館
憲法を読む会/若葉・九条の会/若葉区年金者九条の会 共催    
後援千葉市教育委員会

バスで東海村へ(施設外部から見学)行く
8月29日(水)
千葉駅西口新千葉ビル前集合朝8:00 千葉帰着 20:00
参加費:4000円(除食事代)
共催:平和への大結集・原発さよなら千葉
問合せ:090-8340-7014(岩佐)

♪ 歌おう 語ろう 憲法~~平和・人権 福祉・環境フェスティバル
9月30日(日)11:00~18:00
千葉市中央公園

編集後記 67年前の8月6日午前8時16分ヒロシマ、
8月9日午前11時2分ナガサキ 忘れない。(T.K)