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ニュースレター 17号
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「若葉・九条の会」ニュースレター第17号
(2007年12月15日発行)
新春平和と文化の集いのお知らせ
例年みつわ台公民館で行ってまいりました「新春平和の集い」には、たくさんのご参加をいただきまして、会場が狭くなりました。来春はさらに多くの地域の皆さまと文化交流を深めるために会場を若葉文化ホールに移し実行委員会主催で行うことになりました。お誘い合わせ、ご参加下さい。お待ちしています。
新春平和と文化の集い 日本と世界の平和を願って日時:1月26日(土)午後2時場所:若葉文化ホール(モノレール千城台駅より徒歩3分)参加費:500円
第1部 独唱と朗読、ファゴット演奏 出演ソプラノ歌手 浪岡浩子さん ファゴット演奏 加藤洋男さん
第2部 合奏と朗読ギターとうた 若葉女声合唱団 混声わかば 朗読 エーデルワイス 千葉合唱団
主催 若葉新春平和と文化の集い実行委員会後援 千葉市教育委員会 朝日新聞千葉総局 東京新聞千葉支局 千葉日報社 毎日新聞千葉支局
憲法九条を変える?変えない? 月例シール投票結果
日時:11月4日(休日) 時間:14時30分から16時30分まで場所:千葉駅東口 テロ特措法の期限切れのため、与党は給油を継続しようと「新テロ特措法」を国会に提出しました。これに賛成?反対?の全国投票は11月23日(金)~12月9日(日)まで31カ所で行われています。若葉九条の会では一足先の11月4日に、投票を行いましたので報告します。参加スタッフ者は15名でした。
憲法九条を:変えない 226(79.6%) 変える 35(12.3%) わからない 23(8.1%)
新テロ特措法に:賛成 11 (5.4%) 反対 170 (82.9%) わからない 24 (11.7%)
「九条の会」の第二回交流会が11月24日に都内で行われました。550の会より千人余の会員が参加し、交流しました。会の総数は昨年の交流集会時から、1600程増え、6801に広がったと報告されました。 今回の交流会は11の分散会に加えて、新たに青年分科会が設けられました。そこは廊下にはみ出す程参加者があり、青年らしく元気に交流する様子が隣部屋に集う私達にも感じ取れてうれしくなりました。 全体会や分散会で印象に残った参加者の発言等を以下に紹介します。
○ 安倍さんより福田さんの方が手ごわい相手。憲法を空虚にする企みがある。運動が長丁場になると認識し、ゆっくり大きな会にしよう。これからは九条を生かすことと日常性に結びつけることが大切。~加藤周一さん
○ 改憲反対の根拠には多様なニュアンスがある。オーバーラップ、コンセンサスを束ねて現実政治に反映させるのが「九条の会」の役割。~奥平康弘さん○ ひしひしと感じる生活に対する圧迫をなんとかしたい。九条で世直しの市民運動をやりたい。私は小さな人間だけど一人でないから希望をもって生きている。~澤地久枝さん
○ 毎月400個のバッジを売らないと会の家賃が払えない。「バッジ売りの少女」と呼ばれながら16000個売った。~足立区 江北9条の会
○ 映画上映運動をしながら9条をPR。「女房も含めておれの周りは皆九条の会になってしまった」と保守系の議員がぼやく。 ~掛川九条の会
○ 日々公園に行き集めた署名が8500筆。母子、バーベキューをするグループ、スケボー兄さん、外人カップル、と多様な人が応じた。「九条おじさん」という名がつき界隈の有名人になり、更に集めやすくなった。~小金井 箕輪さん (報告:みつわ台 小野寺 力)
◎「九条の会」アピールへの賛同の輪を創意をこらして広げ、9条改憲反対、9条生かそうの圧倒的世論をつくろう。
◎職場・地域・学園の草の根で、日本国憲法9条のすぐれた内容と改憲案の危険な内容についての理解を深めるための大小無数の集会を開こう。
◎当面、「すべての小学校区に九条の会」を合言葉に、文字どおり思想・信条・社会的立場の違いをこえた「会」をつくろう。地域・分野の「会」のネットワークをつくり、交流・協力しあって運動を前進させよう。 2007年11月24日 「九条の会」第2回全国交流集会
靖国神社見学 参加しました 戦争の時 子どもだった
夏祭りには、その時々の流行歌が流れ、屋台が並ぶ。ただ広い空間があるだけの遠い記憶の中の靖国神社。一度しっかり見学してみようと思っていた。「ガイド付き」ということで参加を決めた。やはりガイド無しでは、勉強不足も手伝って理解できないこと、知り得ないこと等もあり、一日だけでは時間が足りなく思った。はじめて見た「零戦」の小さく粗末なことの驚き。展示品をザッと見ただけで、どれ程の人達が真剣に戦争について考えるキッカケになるかどうか疑問にも思うが、しかし 遊就舘は限りなく戦争 の正当性を強調し美化している点は間違いない。
時の権力者により変わる教育内容。真実を知ることの大切さと難しさを強く思う。子どもの頃「中国人の脚を片方ずつ別の馬に結び、それぞれ別の方向に走らせた」と云うのを聞いた。戦争とはそう云うことをするんだと、その時思ったのが戦争に対する私の原点になったと思う。体験者の話を聞き、又どんな小さな子どもたちにも、話し続けることが戦争反対の大きな力になる様に思う。わずか6、7歳だった私がいまだに忘れずにいるのだから・・・。( みつわ台・小川しま子)
ぼくらは 戦争を知らない
靖国神社は小泉元首相の参拝問題などから「早く無くしてしまえば良い」と思っていました。250万余の英霊は本当に靖国神社に皆、「祀られていたい」と思ってはいないと考えていたからです。故郷に眠っている父や母、兄弟や友たちと眠りたいと思っているはずです。しかし、行ってみて逆の想いにかられました。「靖国神社は残しておくべきだ」という考えが新たに湧いてきたのです。
靖国神社の遊就舘には20世紀の日本がしてきた戦争の歴史が記されています。その一つ一つが本当に真実を知る意味で貴重です。中でも映画「出口のない海」でその名を広めた「人間魚雷『回天』」を見た時は「こんなものに乗って死にに行ったのか」と絶句しました。その他、艦上爆撃機「彗星」、ロケット特攻機「桜花」、戦跡収集品などなど、これが美しい国日本の正体なのでしょうか?( 千城台・神保義信会員.教育9条の会世話人,若葉の平和詩人)
カンパのお願い 若葉・九条の会の活動費は、皆さんの寄付金等によって賄われています。会の運営費は年間14万円程度(過去2年間実績)で、今年度は収支とも縮小し、単年度赤字が予想されます。つきましては、会の積極的な活動を支えるためカンパ(1口1000円)を訴えますので、よろしくお願い致します。(財政担当・村松)郵便振込口座 00130-3-723858 若葉・九条の会
<憲法九条シンポジウム>九条の会千葉県交流集会
開催日時:2008年1月12日(土)9時15分
開場場所:千葉大学けやき会館資料代:1000円 学生は無料
プログラム9:40オープニングセレモニー平和の歌声(千葉県うたごえ九条の会)
10:00 実行委員長挨拶
10:10 九条の会からの報告 小森陽一氏(東京大学教授・九条の会事務局長)
「九条の会と私たちが切り開くもの」
10:40 記念講演 伊藤真氏(伊藤塾・塾長)
「国連憲章と日本国憲法—日本にとっての国際貢献とは?」
12:20 事務局長より、午後分散会諸注意 昼食休憩
13:30:分散会 県内64団体が参加。7つの分散会に分かれてそれぞれの
活動報告及び交流。
千葉大九条の会 「わたしたちは九条をえらびます」「憲法九条を守りたい」のはあなた一人じゃないよ!日時:12月18日(火)18時から場所:千葉大学法学部・105教室講師:品川正治氏(経済同友会終身幹事) “戦争、人間そして憲法九条“ 経営者が原点を語る主催:千葉第九条の会このイベントでは、500人の学生が集まって、九条への思いを発信します。
若葉九条の会の催し12月例会・勉強会・忘年会
日時:12月16日(日)13時30分-16時
場所:みつわ台公民館第1会議室
スケジュール13時30分-15時 勉強会「集団的自衛権とは何か」第5章、第6章
15時―16時 例会:新春平和のつどい、交流集会への取り組み、今後の活動
について、
17時30分―20時 忘年会場所:泰元紀(中国料理)(予定)、会費2000円。
9条世界会議
開催日:2008年5月3日(土)〜5日(月)
場所:幕張メッセ国際会議場9条を支持する世界の声を集め、9条を世界へとひろげる会議です。10,000人参加を目指しています。来年のGWは9条でいきましょう。
詳細は:http://whynot9.jp/first/
編集後記:沖縄辺野古の新基地建設、座間基地移転、グアム移転等住民の強い反対を押し切って進められている米軍再編に国民の税金が湯水のごとく使われています。それを仕切っているのが守屋容疑者等官僚と防衛族議員。群がる企業の筆頭が三菱、次いで川崎重工等々、山田洋行は0.5%の受注金額にすぎない(S. H.)。
ニュースレター 16号
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「若葉・九条の会」ニュースレター第16号
(2007年10月25日発行)
9月9日のシール投票結果
9月9日午後3時から5時30分までJR千葉駅で行われたシール投票風景です。高校生らしい若者が沢山シール投票に参加してくれ大変楽しい行動でした。
9の日で毎月行われている「憲法九条を変える?変えない?」の投票と一緒に「テロ特措法」の延長に賛成?反対?の投票も行いました。
投票結果は
憲法九条を変えない226(79.6%)、変える35(12.3%)、わからない23(8.1%)
テロ特措法の延長に賛成11(5.4%), 反対170(82.9%), わからない24(11.7%)
(参考:テロ特措法全国集計 賛成1,136(10.8%), 反対(82.9%), わからない(12.8%))
全国45カ所で一斉投票が行われた結果は http://terotk.exblog.jp/にありますのでご覧下さい。
海上自衛隊によるインド洋での給油は主にアメリカ艦船に対して行われ、イラク戦争に使われたことが今では明かになっています。
「集団的自衛権とは何か」
豊下楢彦著 連続学習会( 9/30,10/21)
最終回12月16日13:30みつわ台公民館
個別的自衛権・・「自らの国が攻撃された場合に自衛する権利」
集団的自衛権・・「国と密接な関係にある外国に対する武力攻撃を、自国が直接攻撃をされ
ていないにもかかわらず、実力を持って阻止すること」
今日までの政府見解・・自衛権は有している。国際法上、集団的自衛権も保有はしているが、
憲法上行使不可。自衛権も憲法9条の下において、わが国を防衛するた
めの最小限度にとどめるべき。
◇ 国際的経緯・・・国際連合と国連
憲章・・1945年設立、憲章採択。
国連憲章51条・・個別的自衛権、集団的自衛権共に個有の権利と規定。
(「自衛権概念」導入の歴史的経緯、米、英、仏などの思惑と1979年、1981年レーガン政権
を経て、2002年「米国の国家安全保障戦略」(ブッシュドクトリン)に至るまでの状況、米戦
略を詳細に検証。.2002年イラク戦争開始のアメリカの理屈→先制攻撃の拡散という危険に
至る。
◇ 日米安保条約(旧1951)、新は1960年署名「日本国とアメリカ合衆国との相互協力及び安全保障の条約」と「平和憲法」の関係の50年の歴史。
「集団的自衛権」→ 日本にある米軍基地のみを防衛。
アメリカにとっては日本の米軍基地確保が最重要。沖縄の犠牲。
広義の集団的自衛権・・基地提供、経済援助。
狭義の集団的自衛権・・武力行使(憲法上不可)。
自衛隊がイラクに派兵されても武力行使はできなかった。
◇ 政府解釈・・1996年、安保条約の目的が「極東」から「アジア太平洋地域」に拡大。2001年「テロとの戦い」がアメリカの国家戦略に。「米国の世界戦略」への「日本の一体化」が要求されている。
アーミテージ“憲法9条が日米同盟関係の妨げになっている”
◇ 日本はアメリカと対等か。
「主体的判断」が可能か。
米軍は日本を守ってくれるのか。
「核の傘」とミサイル防衛の現実。
武力による「テロとの戦い」の結末は?
(以上第四章まで終了)
12月16日の最終回にどうぞお出かけ下さい
内閣法制局とは? 長官って、今だれ?
「核の傘の下」とはどういうこと?それって「安全なの」?
一つ 一つ 立ち止まって、考えています。週刊誌のコピー、新聞の切り抜きなどを持ち
寄って、喧々諤々。議論は佳境です。(第五章から<おわりに>まで)
忙しくてテキストが読めなくてもいいです。
テキスト(岩波新書)残部少しまだあります。
インド洋での給油が国会で問題になっています。
今、私たちが選択する道は,アメリカの戦争に まきこまれるか。世界の平和を目指すのか
問われているように思います。
行ってきました
千葉大学公開講座
10/13,10/20 西原博史・・ 憲法改正論における国民と国家の関係
岩間昭道・・ 憲法9条と解釈・変遷・改正
阪口正二郎・ 改憲問題とその現在
巻 美矢紀・ 憲法改正の限界
○ 憲法を使って国民が権力を監視していかなければならない(西原氏)
○ 9条は50年間ずっと拡大解釈されてきた。憲法の理念より安保条約が
優先されてきた現実。真の護憲政党不在。国民が支え手。(岩間氏)
○ いま憲法を変える必要はどこにあるのか。自衛隊の合憲化ではなく
「集団的自衛権を認めさせること」が9条の“改正”の最大のねらい。
改憲派は96条を変えることにより日本国憲法を「硬性憲法」から「軟性憲法」に変え、憲法
を単なる一つの法律にしようとしている。9条は一国平和主義ではなく、アジア諸国への謝罪
と非軍事化の表明。(阪口氏)
○ ネオコン的アメリカの憲法学⇒多数決による民主主義(小泉内閣の手法も同)。
憲法とは多数決で負けたもの、少数をも重視するもの。(巻氏)
われわれ地域で悪戦苦闘している市民としては違和感もあったが、千葉大と市民との連携には意味があると思った。(事務局長・藤木武夫)
“平和憲法”を学ぶチャンス 出来るところに参加しよう
「敬愛大学生涯学習講座」(第5回)
日時:10月27日(土)13:30 ~15:00
講師:館 正彦さん(千葉市・九条の会)「国連と人権」
場所:敬愛大学 当日直接参加可 有料
憲法学習会第1回 日時:11月3日 (土・祝) 14:00~
講師:吉沢 弘志さん 9条と自衛隊の現在(いま)」
場所:千葉県労働者福祉センター 参加費:500円
主催:平和への大結集・千葉
11・3市民集会 武力で平和は作れない!
日時:11月3日(土・祝)14:30〜 コンサート、リレートーク
場所:日比谷野外音楽堂
主催:11・3市民集会実行委員会
講演と文化のつどい 日時:11月10日(土)13:30 ~
講師:品川 正治さん 「憲法と日本経済の展望」
場所:千葉県労働者福祉センター
主催:千葉県革新懇
憲法講座 第2回 (第1回は10/18)
日時:11月15日(木) 18:30 ~21:00
講師:井口秀作「本番を迎えた改憲攻防」
場所:日本キリスト教会舘(西早稲田)
参加費 1000円
12月例会 日時:12月16日(日)13:30〜16:00
場所:みつわ台公民館
勉強会:『集団的自衛権とは何か』(豊下楢彦著 岩波新書)
5章から最後までの予定です
千葉県内「九条の会」交流集会 日時:2007年1月12日(土)
10:00から16:00まで
場所:千葉大学ケヤキ会館
午前:伊籐真さんの講演
午後:分散会 県内12団体からの報告と交流
「新春平和の集い」のお知らせ 日時:2008年1月26日(土)
開場:13時30分、開演14時
会場:若葉文化ホール
第1部:(浪岡浩子さんを中心に)
第2部:若葉地域の文化活動から 全員合唱
参加費:大人500円 学生、子供200円
若葉九条の会ではこれまで2回にわたり「新春コンサート」をみつわ台公民館で催しました。今春は参加者も120人以上になり、好評だったためより多くの方にご参加頂きたく会場を若葉文化ホールにいたしました。新春に平和を願い地域の文化交流を深めたいと思います。お誘い合わせの上是非ご参加下さい。
編集後記:毎月行われるシール投票も定着した感があります。特に若い人が積極的に参加してくれるのが嬉しいですね。自分たちの思いを表現しやすいからでしょうか?憲法9条を知らない人達もいます。会話しながら9条を広めるチャンスです。
11月4日のシール投票では「テロ特措法」に替わる「給油新法」の賛否も合わせて問います。多数のご参加をお願い致します(H.S.)。