「若葉九条の会」ニュースレター 37号

           (2011.2.26発行)

                         若葉九条の会広報部

              ホームページhttp://wakabaarticle9.com/

                    代表 木村忠彦 Tel 043-255-3904

 

 

 

お知らせ
若葉九条の会・憲法を読む会総会のお知らせ
日時:2011年3月20日(日)14時から16時30分(開場:13時30)
会場:みつわ台公民館講堂
議題:1.憲法九条をめぐる情勢(担当:小宮)
2.2010年度活動報告(担当:木村)会計報告(担当:村松)
3.2011年度活動計画(担当:木村)予算報告(担当:村松)
4.2011年度世話人の選出
今年2月、若葉九条の会は設立6周年を迎えました。上記の要領で総会を開催しますので是非ご参加下さい。この1年、世界的にも、日本周辺でも平和をめぐり大きな問題が起きました。世界の経済・政治において歴史的、構造的な変化が進行していることを示す出来事もいろいろありました。また、国際問題、紛争を武力で解決できないことはいよいよはっきりしてきています。
しかし、日本においては憲法九条を変えて、自衛隊を名実ともに軍隊に変え日本を戦争できる国にしようとする動きが根強くあります。その一方で、若者や高齢者をはじめ、多くの国民の生活破壊が深刻になってきています。
総会では、上に挙げた情勢を踏まえ憲法9条、憲法25条をどのように活かしてゆくのか、2011年度の活動計画を話し合いたいと思います。 多数ご参加下さい。

お知らせ

若葉九条の会・憲法を読む会総会のお知らせ
日時:2011年3月20日(日)14時から16時30分(開場:13時30分)  
会場:みつわ台公民館講堂

議題:1.憲法九条をめぐる情勢(担当:小宮)     
2.2010年度活動報告(担当:木村)会計報告(担当:村松)     
3.2011年度活動計画(担当:木村)予算報告(担当:村松)     
4.2011年度世話人の選出 
今年2月、若葉九条の会は設立6周年を迎えました。上記の要領で総会を開催しますので是非ご参加下さい。この1年、世界的にも、日本周辺でも平和をめぐり大きな問題が起きました。世界の経済・政治において歴史的、構造的な変化が進行していることを示す出来事もいろいろありました。また、国際問題、紛争を武力で解決できないことはいよいよはっきりしてきています。しかし、日本においては憲法九条を変えて、自衛隊を名実ともに軍隊に変え日本を戦争できる国にしようとする動きが根強くあります。その一方で、若者や高齢者をはじめ、多くの国民の生活破壊が深刻になってきています。
総会では、上に挙げた情勢を踏まえ憲法9条、憲法25条をどのように活かしてゆくのか、2011年度の活動計画を話し合いたいと思います。 多数ご参加下さい。

「第4回わかば・新春平和と文化のつどい」開催
去る1月30日、千城台若葉文化ホールにて「第4回わかば・新春平和と文化のつどい」が開催された。第2部「平和を願う音楽家の会」の方々による詩と音楽で朗読された詩は「生ましめんかな」「燈籠ながし」「折づる」の3篇。――吉永小百合編、男鹿和雄画 角川文庫「第二楽章 ヒロシマの風」からであった。「生ましめんかな」が特に好評でしたので、ここに紹介します。 

生ましめんかな     栗原 貞子

こわれたビルディングの地下室の夜だった

原子爆弾の負傷者たちは

ローソク一本ない暗い地下室を

うずめていっぱいだった

生まぐさい血の臭い 死臭

汗くさい人いきれ うめきごえ

その中から不思議な声がきこえてきた

「赤ん坊がうまれる」と言うのだ

この地獄の底のような地下室で

今、若い女が産気づいているのだ

 

マッチ一本ないくらがりで

どうしたらいいのだろう

人々は自分の痛みを忘れて気づかった

と「私が産婆です、私が生ませましょう」

と言ったのは

さっきまでうめいていた重傷者だ


かくてくらがりの地獄の底で

新しい生命は生まれた

かくてあかつきを待たず産婆は

血まみれのまま死んだ


生ましめんかな

生ましめんかな

己が命捨つとも

「第4回わかば新春平和と文化のつどい」に参加して

前回までは裏方としてでしたが、今回初めて客席から参加することができました。
「ちばぞうれっしゃ合唱団」は男性が少なかったのを感じさせず、とてもハーモニーが美しく良かったです。「みつわ台女声コーラス」も年齢層は高いようですが、良かったです。どちらも発声からきちんと練習を重ねているのが伝わりました。
「東京情報大学ウィンドアンサンブル」は、若い人が出演してくれた点は良かったと思います。でも何か若さが感じられなかったのは、アニメソングで無難にまとめたせいでしょうか。去年のように、大胆にジャズ等管楽器の音色を活かせる大人の曲が1曲位入っても良かったのでは、と思いました。
「若葉シンフォニーオーケストラ」は1曲目は管楽器の曲なので良かったのですが、2曲目のワルツは弦楽器が少なくて残念でした。
そして、普段聴く機会のないファゴットの独奏、浪岡浩子さんの詩の朗読は感動しました。 最後の全員で歌うのは、もう少し歌い易い高さが良かったと思います。2時間半もずっと聞くだけで声を出していないのですから、発声練習をせめて5分でもしないと、あの高さの声は2曲共出ません。今回客席で、それが良くわかりました。(御成台・山崎 京子)

当日のステージと会場の写真(撮影:Damien Andrews)を下に載せます

 

 

会 員 か ら
「主要メディアが放棄した情報の力」
1月14日チュニジアに始まった民主化運動はエジプトに飛んだ。1月25日から18日間エジプトの首都カイロのタハリール広場を中心に民衆デモが行われ、遂に独裁者ムバラク大統領を辞任に追い込んだ。反政府、民主化運動はその後リビア、イラン、サウジアラビア、バーレーン等中東全域に拡大しつつある。その背景には民衆の貧困と腐敗した特権階級との格差がある。一方、運動で主要な役割を演じたのが情報の共有だ。チュニジアやエジプトの大統領一族の腐敗をリークしたウイキリークスとその情報を短時間で広げたフェイスブックなどのコミュニケーション手段により、これまでに見られなかった速度で運動がひろがっていった。
日本ではどうか?毎年3万人にものぼる自殺者をだし、学校を卒業しても職がない、高齢者は孤立し、医療も崩壊しつつある。米軍基地は居座って騒音をまき散らし環境破壊を続ける。お金がないと言いながら、ムダな公共事業や軍事費、思いやり予算は削らない。
  防衛局が沖縄の豊かな自然が残る高江のヤンバルの森に米軍ヘリパットの建設を強行している。現地では連日住民が座り込んで阻止運動を行っている。それに呼応して東京では2月20日市民がアメリカ大使館に建設中止申し入れを行おうと集会とデモを企画した。東京都公安員会は直前にその集会の場所と、デモコースを強制的に変更してきた。その上、赤坂署の警官は理由もなく集会に参加していた人の髪の毛をわしづかみにして引きずり倒し逮捕した。これは大変な憲法違反だ。しかし、メディアはこれを伝えようとしない。
中国電力は山口県上関に原発の建設を強行しようとしている。建設予定地田ノ浦は絶滅危惧種の生物が多種類生息し、昨年名古屋で行われた生物多様性世界会議でも原発建設中止を訴える声明が出された。田ノ浦をはさんだ祝島島民はここで漁による生活を営んでいる。その90%以上は原発建設に反対で30年間毎週反対デモを行ってきた。海上では若者がカヤックに乗って中電の埋め立て工事を阻止しようとしている。それにもかかわらず中国電力は海岸に座り込みをしている人数より圧倒的多数の警備員を雇って反対住民を排除し作業を強行している。この現実もテレビニュースには流れないし、全国紙にも載らない。ウイキリークスの代表ジュリアン・アサンジ氏は言う「情報は民主主義の通貨だ」と。日本のメディアは自らその通貨を放棄しているように見える。   (若葉区・西都賀 崎山比早子)

記録・記憶・千葉

千葉市大空襲とアジア・太平洋戦争の記録 100人の証言・・1000円

◇ 自然の法理 究めんと ――稲葉正 不屈の人生―・・ 2500円

伝えたいこと・・・・・・  1800円 ちば・戦争体験を伝える会・編

申し込み・世話人会まで

お出かけ情報

3月19日(土) 12:00~16:00
 武力で平和はつくれない
 場所:代々木公園B地区ケヤキ並木   集会後パレード
 WORLD PEACE NOW

◆ 5月27日(金)18:30~
 文化講演会――講師:渡部陽一氏(戦場カメラマン/ジャーナリスト)
 ~~平和と命の大切さ~~
 四街道市文化センター大ホール   入場料:1800円(全席指定)
 四街道市制施行30周年記念事業   問合せ:043-423-1618     (四街道市文化センター)

編集後記

「わかば・新春平和と文化のつどい」はみなさまの協力で、出来ました。ホール正面の大きな文字(横カン)は西都賀にお住まいの「若葉・九条の会」会員の信太栄吉さん(書道の先生)に書いていただきました。同じく、「九条の会」会員の浪岡尊志さん、浩子さんには、お忙しいなか、本当に時間をさいて頂きました。私たちは、何も知らないので、プロの方に簡単に頼みごとをしますが、陰で大変な努力が払われていることを忘れてはならないと思いました。 今年は,客席で、じっくり聴きたいと考えた人もいます。それもありがたいことでした。           (都賀の台・鎌倉 淑子)