若葉・九条の会ニュースレター No 90

                         2020. 1.10 発行
                                                                                          HP http://wakabaarticle9.com
発行責任者:木村忠彦 043-255-3904
 
 わかば 新春 
     
  平和と文化のつどい
 
日時:2020年1月26日(日)13時30分
 
    (千葉都市モノレール「千城台駅」下車徒歩3分)
 
開場:13時 入場券500円(高校生以下は無料)
 
毎年1月の例会は、若葉区を中心に音楽活動をしている方々と一緒に新春を祝うコンサートに賛同しています。
今年は中学生や高校生が参加、ブルガリアの民族音楽も初出演します。
ご一緒に地元ホールのワンコインコンサートを楽しみましょう。
 
 
 
千葉駅前でのシール投票(2019.12.1千葉駅前) の報告

「憲法9条守る?変える?」その理由を教えて下さいと呼びかけました。
 
●守る:54(70.1%)
   
   ・戦争はいやだから:42
   ・防災や教育に予算を使う:10
   ・紛争は話し合いで解決:6
   ・米軍基地の拡大に反対:2
 
 
●変える:14(18.2%)
   ・自衛隊を合憲とする:3
     ・平和は武力のみで守ることができる:1   

  

●わからない:9(11.7%)
   ・教えてくれる人がいない:1
 ・新聞を読まない:1
   ・関心がない:3
  ・戦争する国づくりを加速:1


わかば9条の会の会員による街角や駅前スタンディング
毎月3の付く日がスタンディングの日と決めて実行してきました。
多くの人々と出会い、街角で話してきました。
守るという人は、理由も明快です。変えるという人は、いろいろ考えていて単純ではないです。考えるきっかけになってくれれば良いと、これからもスタンディングは、続けますが、体力との勝負!
みなさまもどうぞご参加ください。
 
 
11月例会報告(11/24) みつわ台公民館 参加者:24名
 
「安倍改憲との対決の正念場と私たちの課題」  
 小沢隆一さん
(九条の会事務局員・東京慈恵会医科大学憲法学教授)
 
 会場が急遽和室となったため、寺子屋のようで 丁度良い参加者数であった。お話しも五日市憲法*から始まった。(*明治時代初期に民間で作られた憲法草案。自由民権運動の考え方が反映されている。1968年色川大吉によって、五日市町の深沢家土蔵から発見された。)
 
1)2019 参議院選挙(7/21)の結果の意味すること・改憲勢力三分の二は阻止。市民と野党の共闘・・・一人区での上積み
 
2)それでも「改憲」をあきらめない「安倍政権」・ 軍拡(武器の爆買い、武器見本市開催、2020年の防衛予算は5兆3千億円
 アジアの平和、核兵器廃絶に貢献しない沖縄新基地建設を止めない
 
3)改憲反対の世論・・・・・・・・反対47.5%(共同通信出口調査)
 
4)2019臨時国会、2020通常国会・・・ 憲法審査会での一部野党の抱き込み
 
● 安倍自民党改憲を阻止しているが、まだ「安倍改憲」の怖さが浸透していないのでは?
 
自衛隊明記の問題点、緊急事態条項の危険性、教育充実のインチキにふれて最後は「改憲発議を草の根からの運動で阻もう」と結ばれた。
 
▽ 質疑応答で「安倍9条改憲NO! 憲法を生かす全国統一署名」運動と結果について質問が出たが集計結果数について半数にも至っていないことが分かった。私たちも、工夫し、対話を重ね取り組んだが3000万に届かないことも事実。実力、事実は不都合でも認めないと誰かさんと同じになってしまう。
 
「戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会」と「安倍9条改憲NO! 全国市民アクション」は2020年1月から『安倍9条改憲NO! 改憲発議に反対する全国緊急署名』を開始します。
 
安倍首相は「必ずや私の手で(改憲を)成し遂げたい」と繰り返し語っています。2020年の通常国会と臨時国会で「改憲発議」を許すかどうか、さらに2021年通常国会会期中に安倍改憲国民投票を許すかどうかの正念場になりました。
 
また「時が来たと考えれば、ちゅうちょなく解散総選挙を断行する」とも。改憲派は時期と条件を選んで改憲を訴える総選挙を断行するでしょう。そこで圧勝すれば、安倍改憲が支持されたと強弁し、野党を分断し、両院で改憲に賛成する議員を三分の二以上確保し、改憲発議に踏み切ろうとするにちがいありません。事態は緊急です。
  
 改めて「安倍9条改憲反対!改憲発議に反対する全国緊急署名」運動への取り組みを呼びかけます。
主権者の名において。                          
 
 
 
【請願事項】 内閣総理大臣・衆議院議長・参議院議長宛

1.安倍首相らがすすめる憲法9条などの改憲発議に反対します。

2.憲法を生かし、平和・人権・民主主義、生活の向上が実現する社会を求めます。

・日本にお住まいの方であれば、年齢、国籍を問わず署名できます。

・海外在住で日本国籍をお持ちの方も署名できます。

・「住所」の欄には、「都道府県」名から、海外にお住まいの方は国名からお書きください。

・ご家族の姓や住所が同じ場合でも、「同上」とか「〃」ではなく姓名と住所を全部お書きください。

・署名は原則として自筆でお願いします。自筆で書けない事情があり、ご本人の承諾があれば、代筆も可能。

・筆記用具は、消せないものを使ってください。鉛筆は使わないでください。

・書き間違えたときは、修正液を使わず、二重線で消してください。

 

連絡先・戦争をさせない1000人委員会    

   ・憲法9条を壊すな!実行委員会

   ・戦争する国づくりストップ!憲法を守り、いかす共同センター 

   ・九条の会

 

 

 

「大地の医師」中村哲さん凶弾に倒れる 残念無念

私は15年ほど前からアフガンで水利事業に活躍するNGOペシャワール会の中村哲さんに大きな関心と尊敬をもっていました。

 1984年北パキスタン.ペシャワールの地に赴任し、東アフガニスタンを含む地域の貧困層の医療に携わった中村さんは、人々を救うためにはきれいな水と食料が必須なことを目の当たりに見、医の限界を強く感じていたようです。「百の診療所より一本の水路」を合言葉に、砂漠化と豪雨に抗し、2003年「緑の大地計画」を発表、現地人を指導、協力して水利事業(近くを流れるクナール大河からの取水と農地造成)に注力していきました。

 2001年アメリカによる「対テロ最前線」と位置ずけられたアフガンは空爆と内戦に加え2000年来続く大干ばつと洪水で人々の困窮はどん底状況にあった。家族を養うためには麻薬栽培かタリバン、反タリバンの傭兵にならざるをえなかった。

 2018年12月のペシャワール会報によると、16000ヘクタールの農地に安定送水し60万人の生活を保障できるようになったという。植樹は80万本に達する。「緑の計画」を更に拡大しようとしていた矢先中村哲さんは凶弾に倒れた。アフガン大統領は彼の棺を担いだ。

 診療所建設、水利事業の他にも職業訓練所、寄宿舎、モスクを建設している。

 2019年12月13日発行の週刊誌「週刊金曜日」から下記を紹介します。

 中村さんの理念は「憲法九条そのもの」「その土地の住民と信頼関係を築くことが最大の安全保障。武器ではない」

 2001年10月衆議院テロ対策特別委員会の参考人質疑で:「自衛隊派遣がとりざたされていますが、当地の事情を考えますと有害無益でございます」

中村さんの思想と行動は、日本国憲法の前文に言う「全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免れ、平和のうちに生存する権利を有する」を具現化するものであり続けている。

                    参照資料;ペシャワール会報

                       千城台北 渡邉政一 記

 

緊迫情勢憲法9条が危ない!学びと交流(←をクリックするとチラシを見ることができます)

2020年1月18日(土)14:00~

場所:千葉県教育会館 501号室

講師:藤原真由美弁護士

主催:九条の会・ちばけん九条の会千葉地方議員ネット

参加費無料   

 

▼平和憲法から命の重さを考える

1月26日(日)13:30 開会

会場:千葉県教育会館・本館203

講師:志葉 玲さん(ジャーナリスト)

主催:憲法と暮らしを考える会

合せ:043-243-5152(矢野)

 

◇ 安倍政権を退陣させる!2.6 市民集会

2/6 (木) 18:30-20:30

北とぴあ・さくらホール 

 JR京浜東北線「王子」駅 徒歩2分

東京メトロ南北線「王子」駅5番出口直結

【講演】古賀 茂明(元内閣審議官)宮古あずさ(看護師)

    立憲野党からの発言/おしどりマコ・ケン

 

 

 

近 詠 紹 介

大災害まずはご自宅を見舞う知事

祝賀一色金食い虫のおぜん立て

お祭り男金は低きに流さない

きっとごみ箱 わんさと残る招待者

教皇の主旨 トランペットに煙ったい

みつわ台 大城戸紀子

 

お知らせ

カンパに寄せておたよりをいただきました。ご紹介します。

★「主権と日米地位協定」主権者として自覚する若者を増やすために現状を知ってもらう事が大事、身近に若者がいない老人のわが身、歯ぎしりしています。

★何も行動に移せない、いや移さないことの行き届かなさを申し訳ないと知りつつそのまま過ごさせて頂いています。9条の会としての大きな力が益々充実していかねばとわずかなカンパを!!せめてお届けさせていただきます。

☆ いつもカンパありがとうございます。引き続き年間1000円位で支えていただけるとありがたいです。

☆ 郵便振替番号は 00130-3-723858 です。

感想文、近況など投稿もお待ちしています。

☆ E-mail このメールアドレスはスパムボットから保護されています。閲覧するにはJavaScriptを有効にする必要があります。

〒264-0032 みつわ台4-30-20(高見美保子)

 

~編集後記~

 12月例会の1年の振り返り、事前のはがきでの呼びかけも功を奏し、話のやり取りが活発になされました。

 2019年の若葉・9条の会では、エネルギー政策の学習会で持続可能なエネルギー社会を語り、「海をわたった家族」の紙芝居では、徴用工の話にも関わり、1年を通して学習や話し合いがされました。

 今年も憲法9条を守ることを第一に皆さんの知恵を借りながら、より効果的な戦略を打ち出して、楽しく活動出来たらいいと思います。

 3000万署名のご協力ありがとうございました。

●新たな署名活動がスタートします。

危機迫る「安倍改憲」について対話を重ねながらの署名活動にご協力お願いします。