若葉・九条の会ニュースレター No 89

                         2019.10.16 発行
                                                                                          HP http://wakabaarticle9.com
発行責任者:木村忠彦 043-255-3904
 
みつわ台公民館文化祭へのお誘い

若葉・九条の会 憲法を読む会で、今年も文化祭に参加します。
 
10月26日(土)10:00〜10月27日(日)15:00
 
ロビー展示:昭和の記憶
木炭のアイロン、ブリキの湯たんぽ
少年少女雑誌など持ち寄ったもので
昭和を懐かしみロビーでの話もはず
みます。(当日お宅にあるものご持参可)
 
発 表:28日(日)13:00から 和室にて
★お話会
★紙芝居  市川まり子さん 「ロコちゃんと戦争」
★絵本・読み聞かせ
★手作り縄文かるた:“一万年平和が続いた縄文時代”
★折り紙教室    折り紙せんせい 高見則泰
 
ミニバザー:瀬戸物(酒器・湯呑・食器)アクセサリー
 
日頃例会で利用している公民館に、スタッフとして、また観客としてお誘いあわせ、お出かけくださいませ


11月例会案内
 
日時:11月24日(日)午後2時〜4時30分
場所:みつわ台公民館
「安倍政権との対決の正念場と私たちの課題」
講師 小沢隆一さん(東京慈恵会医科大学教授 九条の会事務局員)
   改憲をめぐる情勢を詳しく知り、九条の会のこれからの活動を探る

 
9月例会 「ザ 思いやり」上映会を終えて
 7月例会「日本の国家主権と日米地位協定」講演後の意見交換やアンケートで、私たちは、もっと地位協定について知る必要があるのではと考え、「日米地位協定を探る」第2弾を企画しました。行きついたのが、今回のドキュメンタリー映画「ザ・思いやり」上映会でした。
 監督リラン バークレーは、日本に20年以上住み、家庭を持ち、日々の仕事と自治会など地域活動にも参加。納得できないことも多々あるが、朝のコーヒーを飲みながら新聞を読む時間が一番の幸せ。ある日、奇妙な記事が目に留まりました。
えっ! オモイヤリヨサン???
 米軍基地が、日本の其処此処にあり、思いやり予算で、私たちの税金が使われていることに不満はあっても何もできないと思っていました。
 でもこのアメリカ人は、どうして?と思って自分で調べ始めたのです。(2015年当初)在日米軍を支える費用は、年間8911億円、1日にしたら24,4億円。すべての米軍基地や家族の為の施設費用、戦闘機の格納庫費用等々。横須賀原子力空母の母港化に100億、厚木基地騒音による住民の移転補償35億、米軍基地地代1500億等々を含みます。
 米国は、2006年に沖縄海兵隊8600人の移転工程表を発表。しかし数万人の扶養家族と施設建設に2万人の外国籍労働者がグアムに押し寄せることになり、グアムの人口が45%増加することがわかった。村と埋葬地に射撃場を計画し、原子力空母の出入りを可能にするため、サンゴ礁を30ヘクタール破壊する計画だった。ところが、米国連邦議会は移転予算を凍結した。
 2003年に米軍がイラク戦争を始めた。在日米軍基地から出動した部隊もある。すぐに終わるはずだった戦争は長引いた。米兵死者4000人以上、米兵重軽傷者58000人以上。今、アメリカ政府と国民はその代償を背負っている。戦闘地での一般市民への爆撃シーンでは兵士の生の声が聞かれた。米兵のPTSDなど重度精神障害者は、10万人を超えるといわれている。
 次にこのアメリカ人は、アメリカへ行き、日本政府が米軍に対してこれだけのお金を使っていることについて意見を聞くことにした。
*これだけの価値があるの?*戦争はいけない。
*無駄だよ。*優先順位がめちゃくちゃ!
 *日本人は、怒らないの?
このアメリカ人は、呟く。アメリカの人口は、世界の4%。軍事費は世界の50%。6つの原子力空母艦隊を所持、現役軍人140万人、予備兵110万人。アメリカ国外基地700以上。核兵器7000発以上。飛行機13000機以上。民間従業員71万人。アメリカ軍事費年間108兆円。楽隊140、専属楽隊員4000人(外交官数より軍楽隊員の数が多い。年間500億円以上)F35の維持費が、240億円。募兵活動、残留特別手当が1年間で8400億円。こんなに大きな軍隊に、これだけのお金をかけているのに、アメリカは日本から思いやり予算を受ける必要があるのだろうか?
 思いやり予算を被災地の支援へ‼
米兵が思いやり予算で建てられた160平米の住宅で暮らす中、東日本大震災の被災者は未だに30平米の仮設住宅での生活を強いられている。
 
上映会後の話しあいから  その1
(>_<)具体的な数字を知ることができた。
(>_<)びっくりした。安倍首相は戦後レジュームからの脱却というが、米国従属を止める方が先。
(>_<)グアム移転計画について、グアムの若者が自分たちの大事にしてきた自然が破壊されることに反対、保護活動をしていた。軍事基地はどこにも作って欲しくない。
(>_<)米兵の市民に向けて銃撃するシーン、兵士の言葉に衝撃を受けた。
(>_<)横田基地や厚木基地は、土日は静かな住宅街。平日は、兵士が銃を構える姿も見られる。米軍基地は減らしていくべき。
(>_<)アメリカの軍事基地を減らせないのは、戦争をすることで、自国の経済を潤しているから。そういったことを告発した映画でもあった。
 
上映会後の話しあいから  その2
(>_<)沖縄の基地政策反対の闘い、日米地位協定を変えること。政権を変えること。
(>_<)すぐにでも思いやり予算は被災地に回すべき。
!(^^)!人に知らせることが大事。
(>_<)日本人は、抵抗しなければいけない。
(>_<)トランプにハートがない!しんぞうにも
心臓がない!
(>_<)グアムの人々の困った状況は、初めて知った。沖縄だけではない。
◎真実を知らせることが大事。
◎徐々にではダメだ。
◎緊急な課題だ!
◎日米地位協定不平等を放置するな!

行ってきました ― 緊急集会「韓国は“敵”なのか」
8/31水道橋・韓国YMCAにて
主催:「韓国は『敵』なのか」声明の会
協賛:戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会
「声明の会」呼びかけ人は浅井基文さん以下78人
賛同者:8/31迄で9400名
 
経緯 2018年10月30日 韓国大法院は、1965年に日本と韓国が交わした「日韓請求権協定」(無償3億ドル、有償2億ドル)には、個人の請求権は放棄されていないとの解釈で、元徴用工らが請求している植民地支配による慰謝料請求権を認める判決を出した。
 これに対して、安倍政権は、両国間で(1965年に)解決済みの賠償問題を、蒸し返して、ちゃぶ台返しをしたと怒って、2019年7月初め、日本政府が韓国への半導体原料の輸出を規制するという「制裁」に続き、8月2日、ホワイト国から韓国を除外。
韓国は、GSOMIA(軍事情報包括保護協定)の破棄。人々の日本製品不買運動、日本への観光旅行激減。
安倍政権は文在寅政権を相手にせずの態度。
当日の発言者:岡本厚(元「世界」編集長・・開会挨拶、内田雅敏(弁護士)、和田春樹(東大名誉教授)、福田惠介(東洋経済新報社)、板垣雄三(東大名誉教授)、金子勝(慶応大学名誉教授)、香山リカ(精神科医)、羽場久美子(青山学院大教授)、佐川亜紀(詩人)、山口二郎(法政大学教授)、岡田充(共同通信客員論説委員)ほか
 多くの方々の発言やコメントを聞いて私は両国の関係が最悪の事態となっている今、1995年の村山富市首相談話の歴史認識、1998年金大中韓国大統領と小渕恵三首相による「日韓パートナーシップ宣言」を契機に韓国での日本の大衆文化開放、2002年の「日朝平壌宣言」などの歴史経過を想起して、両国関係の修復に取り掛かる時ではないかと考えた。
 
不都合な事実をなかった事には出来ない
 私たち若葉・九条の会では、千葉市在住の安順伊(あん すに)さん著の「海をわたった家族」の紙芝居を見ました。本当にあったお話しです。お父さんは、朝鮮が日本の植民地であった1940年に徴用工として北海道の炭鉱に来ました。それから日本敗戦の1945年までの一家の苦労が安さんの娘さんの絵で描かれています。日本が戦争に負けたので祖国に帰れると思ったのもつかの間、朝鮮半島は南北に分断され70年以上今日まで、安さんは日本で暮らしています。簡潔な美しい日本語が胸に響きました。
安倍政権は、日本が朝鮮を植民地にした事実とその謝罪をしていないのではないでしょうか。
従軍慰安婦(その苦しみはいかばかりか、考えてみてください)の事実も少女像などで、思い起こされるのが迷惑だと考えているのではないでしょうか。
お隣さんとは、仲よくしなければと思いました。東アジアの平和を願う私たちはどうしたらいいのでしょうか。真実のことをもっと知ること、朝鮮半島の人々と日本列島に暮らす私たちの関係について、タブーにせず、もっともっと議論しなくてはな
らないと思います。政府間がどうであれ、民間の交流を盛んにして意見を交わすことも大事だと思います。現に高校生や大学生は盛んに交流しています。
              都賀の台・鎌倉淑子

フクシマ原発裁判判決について
怒髪天を衝く              千城台北・渡邊政一
 
 2011年3月に起きた人災、東京電力福島第1原発事故を巡り業務上過失致死傷罪で強制起訴された刑事裁判で東京電力の旧経営陣3被告に、東京地裁が無罪の判決を言い渡した。未曽有の被害をもたらした原発事故で誰も刑事責任を負わないのは納得し難い。
 国や東電は「絶対安全」と強調し、各地で原発の設置を推進したてきた。規制等を担う国と東電は「共犯」関係にあったと言えよう。
 3被告は大津波を予測でき、対策を取りうる立場にありながらそれを怠り大惨事を引き起こした。電源設備を高台に移し浸水しないように適切な対策を講じていれば、事故は回避できたはずだ。遺族、被害者の無念はいかばかりだろうか。市民感覚から懸け離れた東京地裁の判決である。
 
 
お 出 か け 情 報
 
■ 学校に自由と人権を!10・20集会
10/20(日)午後13:30開会
日比谷図書文化館地下大ホール(日比谷公園内)
講演:望月衣塑子さん(東京新聞記者)
「民主主義とは何か~安倍政権とメディア」
・ライブ&トーク 浪花の歌う巨人 パギやん
・特別報告 関 誠さん「教育の自由、子どもの自由」
先着順 当日資料代:500円
主催:日の丸・君が代不当処分撤回を求める非処分者の会ほか
 
□みつわ台公民館第37回文化祭
10/26(土)、27(日)

◆日本国憲法公布73周年記念シール投票実施
11/3(日)14:30 ~16:00
JR 千葉駅 旧クリスタルドーム近辺
 昨年のシール投票風景
 
◯ ちばこどもおうえん広場2019
日時:11月3日(日・祝)10:00~16:30
会場:千葉市Qiball子ども交流館(3・4F)
基調講演:大久保真紀さん(朝日新聞編集委員)
子どもの虐待―わたしのSOSに気づいてほしい!
提言・パネルディスカッション
午後の部:13:30~ ワークショップ
問合せ:実行委員会TEL043-205-4046
 
■ 山崎久隆さん 東海第二原発の危険性を語る
第1回 11月8日(金)18:45~20:45
「東海第二原発の危険性」
第2回 12月3日(火)18:45~20:45
「日本原電にはお金があるのか?」経理的基礎
会場:千葉市生涯学習センター3F研修室(2回共)
参加費:500円(高校生以下無料)
 
□ 学習会
海洋ごみとマイクロプラスチックについて考える
11/9(土) 14:00~16:00
きぼーる15階 ボランティア活動室1・2
講師:早水輝好さん(国立環境研究所・筑波大学客員教授)
資料代:500円
要申込み 電話:090-7941-7655(小西)
 
第11回平和を願う市民のつどいinちば(←をクリックすると詳細を見ることができます)
~~地域でつくる 持続可能な社会~~
日時:11月10日(日)13:30~16:30
会場:千葉市文化センター5Fセミナー室
   (千葉中央公園 そば)
内容:DVD「浪江ちち牛物語」(福島映画祭より)
  基調講演:SDGs(持続可能な開発目標)って?
       稲場雅紀さん(SDGsジャパン)
    発言:ともに生きる地域づくり
      山田 晴子さん(ちばMDエコネット)
       地域で考える平和
      村田マユコさん(ママの会@ちば)
資料費:500円(高校生以下無料)
主催:平和を願う市民のつどい実行委員会
問合せ 080-5017-1584(市川)
 
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